昨日、このゆきれぽに

『アシアナ航空富山就航20周年記念
　ＦＭとやま「grace」韓国ビューティーツアー第2弾！』

の報告をたっぷりアップしました。

ですが。。。

多すぎて読みにくいので、

リンクをまとめて貼っておきます！

上から順番に読んでください。

１　　http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=4644

２　　http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=4651

３　　http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=4660

４　　http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=4676

たっぷりありますので、お時間のある時にでもゆっくりお読みください。

一緒に韓国を旅している気分で♪

今日ご紹介するのは、
この夏、『ホテルローヤル』で直木賞を受賞された
桜木紫乃（サクラギシノ）さんの新作

『蛇行する月（双葉社）』

北海道の某高校の図書部の仲間たちをはじめとした
女性たち6人の視点で綴られる連作集です。

高校卒業後の1984年から2009年までの日々が描かれます。

＊＊＊

早速ストーリーをご紹介しましょう。

物語のキーパーソンは、図書部の順子です。
（彼女の名前は覚えておいてね）

最初の物語は、19歳の頃のお話。
主人公は清美。

図書部の仲間だった順子から久しぶりに、
「東京に逃げることにしたの」と電話がかかってきます。

なんと二十も年上の和菓子職人と駆け落ちすると言います。

その頃、仕事も恋愛も中途半端だった清美は、
彼女の電話により、人生が大きく動き出します…。

・・・

次のお話は、桃子のお話。

東京で暮らす順子から届いた年賀状の一言、
「わたし今、すごくしあわせ」
が気になり、会いに行くことに。

そんな彼女に負けまいとおしゃれをして会いに行ったものの、
駆け落ち後、こっそり東京の片隅で暮らす順子は、
よれよれのＴシャツにそばかすだらけの肌で、
暮らしも決して豊かでないのがわかります。

でも、彼女は「しあわせ」だと言う。

・・・

彼女たちは全員、順子と関わることで、、
それまでの人生に変化が起きていきます。

と書くと、ファンタジー？なんて思われそうですが、
そうではありません。
とても現実的です。

ただ、物語は、順子の目線はありません。
順子に関わりのある女性6人の目線です。

だから順子の心の中はわかりません。
あくまでも彼女たち目線の彼女の様子が描かれています。

でも誰の目を通してみても、
順子の打算の無いひたむきさが伝わってきます。

ある友人は彼女のことを
「まっすぐって怖い」
と言います。

・・・

悩みや孤独を抱え、もがきながら生きる元部員たちは、
順子と関わることで何を感じ、どう変わっていくのでしょうか。

この本は特に女性におすすめです。

高校生から60代までの女性たちが登場するのですが、
きっと登場人物の中に自分に似た人がいるはずです。
同じような悩みを抱えている人がいるかもしれません。

もしかしたら、この本を読むことで、
あなた自身の運命が変わっていくかもあるかも！？

あなたには、この本はどのように響くでしょうか。
ぜひじっくり読んでみてください。

私は、最後は思いがけず泣きました。

どう選び、どう生きていくか。
あらためて考えさせられた物語でした。

＊＊＊

相変わらずの曖昧な本紹介ですみません。
でも、この気持ち悪さを味わっていただきたく、
本の感想を書いています。

で、どういうこと？
よくわからない。
と思ってもらえたらいいかなと。

なんかこの本気になる、
と思ってもらえるように感想を書いていますので、
もし「ああ、気になる。気持ち悪い」と思ってもらえたらうれしいです（笑）。

そんな方は、是非本を手に取り読んでみてくださいね。

188ページと短めの作品ですので、読みやすいと思います。

≪　11月25日（月）2日目②〜11月26日（火）3日目　≫　

二日目夜のフリータイムは、
ご飯を食べに行ったり、
お酒を飲みに行ったり、
別の町に出かけたり、
美容鍼、眉のアートメイク、ほくろ取りなどのビューティー体験をしたりと
みなさんそれぞれ楽しまれたようです。

私は、タクシーに乗って、
ワタリガニの醤油漬け「カンジャンケジャン」を食べに長安洞(チャンアンドン)にある
「一味(イルミ)カンジャンケジャン」へ。

有名ホテルとも提携している老舗の大人気店なんだとか。

このカンジャンケジャンが美味しくてびっくり！
生のワタリガニの足をそのままかぶりつき、中身を吸い出すのですが、
生臭さもなく美味でした。まるでウニのようでした。

カンジャンケジャンは、韓国では「ご飯泥棒」と言われているほど、
ご飯との相性が抜群なんだとか。
蟹の甲羅の中にご飯を入れて食べるのが韓国流。

さっそく私もご飯を注文し、いただきました。

カニみそとご飯がいい塩梅に絡み合って最高でした！

夜遅い時間、それも週の始めの月曜日にも関わらず、
続々とお客さんがやってきて、まるで週末のような賑わいでした。

ということで、二日目も思う存分韓国を満喫し、ホテルへ。

そして、ちょっと寝たらすぐに朝。（笑）

朝5時20分にホテルを出発し、韓国食料品店を経由して空港へ。
11時には富山空港に到着しました。

空港前の朝焼け。

早起きのご褒美だね。綺麗でした。

昼前には富山に到着するので、午後から出勤ができるのもいいですよね。
ツアーに参加された方の中にもこのまま仕事という方も多かったです。
（私もそのひとりでした）

本当にあっという間のツアーでした。
でも振り返ってみると中身は濃く、どれもとても楽しかったなあ。

参加された皆さんからも

・この内容で39,800円は安すぎる！

・こんなにいいホテルに泊まって、
　お料理もついて、フットケアもついているなんてオトク。

・バスで色々連れて行ってもらえたのがよかった。

・ガイドさんが素敵だった。

・皆さんと仲良く旅行ができて楽しかった。

・食事が美味しかった。

・韓方エステが気持ちよかった。

・韓方茶が美味しかった。

・どのプランも余裕があってよかった。

など嬉しい感想をたくさん頂きました。

中には　「また参加したいです！次はどんな内容？」　とおっしゃる方も。

そうですねえ。
また開催したいですね〜。

これは、第3弾も開催決定か！？（笑）

ガイドのムンさんからは、次は体の内側からきれいになる

「ビューティーグルメツアーをしましょうよ！！」

と提案していただきました。

いいですねえ。

グルメなら男性の方も参加しやすいですものね。

ぜひご要望がありましたら、ｇｒａｃｅ宛におよせください。

それから、ツアーに参加された皆さん、
よかったら、今回のツアーに参加された感想もお寄せ頂けたら嬉しいです。

★　ｇｒａｃｅのメッセージフォームは　コチラ

・・・

そうそう、今回は今度の日曜日12月1日出発のツアーもあります。
申込みなさった方は、私のブログを見ながら予習をして楽しんできてください♪

また韓国はだいぶ寒くなってきましたので、
必ずあたたかい格好をしておでかけになってくださいね。

それから、ガイドのムンさんによろしくお伝えください。（笑）

笑顔がキュートでお茶目な女性です。
おもてなしパワーすごいです。
100％・・・いや、120%の力で対応してくださいますので、
安心してソウル旅を楽しめると思いますよー。

今回のツアーでもまたムンさんファンが増えていました！

・・・

あらためて、ご参加下さった皆様をはじめ、
アシアナ航空の皆様、
読売旅行の皆様、
ガイドのムンさん、
その他、お世話になった皆様、
本当にありがとうございました。

カムサハムニダ！！

韓国は、何度行っても毎回新しいワクワクがあります。

特に今の時期は、ほかの季節よりお得な価格のツアーなども多いですから、
是非あなたも韓国におでかけになってみては？

今ならクリスマスのイルミネーションも綺麗ですよ。

それに美味しいものもたくさんありますしねー。

私もまた行きたいわ♪

・・・

旅のレポートは、明日11月27日（水）15時からｇｒａｃｅでも報告します。

もしよろしければ、このブログにアップした写真をご覧になりながら
ラジオをお聴きになってみてください♪

・・・

◆韓国好きの方へオトクなお知らせ◆

12月9日（月）の夜、富山国際会議場で

『韓国文化観光の夕べ in 富山』

が行われます。

ソウルで大人気の「ペインターズHERO」のパフォーマンスを無料で見られます。
そのほか、韓国のプロによる頭皮健康診断や美肌診断、
富山‐ソウル往復ペア航空券などが当たる大抽選会もあります。

ただし事前に申し込みが必要で、
応募多数の場合は抽選になります。

締め切りは、11月28日（木）ですのでお早めに〜。

詳しくは　コチラのサイト　をご覧ください。

・・・

★　アシアナ航空のＨＰは　コチラ

★　読売旅行のＨＰは　コチラ

≪　11月25日（月）2日目①　≫　

朝食は各自でお好きなものを、ということで、
私は、地下鉄に乗って明洞の隣駅の南大門へ。

市場の中にあるお店で「タッコンタン」を頂きました。

タッコンタンは、鶏肉の煮込みスープです。
あっさりとした味わいで美味でした。

・・・

その後は再び明洞に戻り、「明洞韓方エステ」でフットケアを体験。

まずは韓方の入ったぬめりのあるお湯に足を入れて温めます。

続いてベッドで角質とりと足マッサージ。
程よい強さでもみほぐされる度、顔の表情も緩んでいったように思います。
ほんっと気持ち良かった♪

最後は、パラフィンパック（ロウのパック）をして終了！
足の裏がすべすべになりました♪

至福のひとときでした。

今回は、全身韓方アロママッサージに変更された方もいらっしゃったのですが、
終わった直後の皆さんの表情から、いかに気持ちよかったのかが伝わりました。
ふにゃふにゃの優しいお顔で。（笑）

・・・
　　
お昼はトッポギ発祥の地・新堂洞（シンダンドン）の
「アイラブシンタンドン」で名物のトッポギ鍋を頂きました。

アッツアツのトッポギ鍋、マシッソヨ！

寒い日に食べる辛くて熱い鍋は最高だね。

ご飯と韓国のりを入れた〆がこれまた美味しくて。

ああ、また食べたいなあ。

サムギョプサルにしてもトッポギ鍋にしても、
韓国のお料理はみんなで取り分けていただくスタイルが多いので、
話が弾みやすいなあと思いました。

ツアーの皆さんも食事をするたび仲良くなっていました♪

・・・

食後は、日本人にも大人気のカフェ
「Tea　Therapy（ティーセラピー）」で韓方茶を味わいました。

シートに沿ってオリジナル韓方茶をセレクト。

私は、なぜか？
「お酒が好きで、肝臓機能が気になる」お茶になりました。
あれーふしぎだわー。（笑）

お味は、すっきりした味わいで美味しかったです。

ここでは、お茶を飲むだけでなく、韓方茶を買うこともできます。

私は忘年会シーズンに備え、この「お酒が好きな人向け」のお茶を購入。

しばらく韓方茶生活を続けてみます！
　
・・・

お茶を味わいリラ〜ックスした後は、ロッテマートソウル駅店でショッピング！

スーパーでは、お土産を安く買えるとあって、
地元の人だけでなく、観光客からも人気があります。
もし韓国に行ったら、ぜひスーパーにも行ってみてくださいね。

私もお菓子や韓国海苔などをまとめ買い。
試食が多いのも楽しかったです。

ショッピング後は、一度ホテルに荷物を置きに帰り、フリータイムでした。

皆さんはどのように過ごしたのでしょう？

私は、美味しいものを食べに行ってきました！

詳しくは、次のブログで♪

早速1日目から順にレポートしていきます！

≪　11月24日（日）1日目　≫

昼ごろ富山空港を出発し、2時間のフライトで韓国へ。
到着後は、夏のツアーでもお世話になったガイドのムンさんと一緒にバスで移動。
ツアーは、バスで移動できるので楽チン。

まずは、新羅免税店へ。

私は、韓国コスメやチョコレートを購入しました。

韓国コスメは、「街中でも買えるし〜」と思うかもしれないけれど、
免税店で買うのがオススメ。なぜならお安く買えるから！
ただし、商品の種類によっては街のお店にしかないものもあるので、
使い分けるのがいいかも〜。

お買い物後は、免税店内のカフェでコーヒーを飲んでのんびりと過ごしました。

クリスマス仕様でした。

・・・

夕食は、韓国で今大人気の「コギコギ」のハーブサムギョプサルを頂きました。

コギコギは、韓国の芸能人もよく訪れるという人気店。
日本の某人気雑誌「ア○ア○」に紹介されたことで、
日本人の観光客も今増えているそうです。

キムチをはじめ、サンチュや大根などの野菜が食べ放題でとってもヘルシー。

たっぷりのお野菜とハーブのおかげでお肉もさっぱり頂けました。

また、こちらのお店では、お肉をきな粉につけて食べるのですが、
まろやかでとても美味しかったです。
意外な発見でした。

・・・
　
食後は、街路樹通り「カロスキル」を散策。
イチョウ並木がちょうど黄葉していてとてもキレイでした。

さすがおしゃれスポット。
カップル♪カップル♪カップル♪

・・・

宿泊は、明洞のパシフィックホテル。

明洞駅のすぐ近くで立地も最高！
さらに、ホテルのお部屋もキレイで快適でした。

参加者の皆さんの満足度も高かったです。

私は、チェックイン後、明洞の夜の街をブラブラお散歩しながら、
明洞の活気あふれる町の空気を楽しみました。

今日はたっぷり歩いた一日でした。

でも大丈夫♪

なぜなら明日の朝、フットケアをするからです。

韓方フットケアのレポートは次のブログで。

ただいま〜。

今日の昼前に韓国から富山に帰ってきました。

おとといの日曜から今日まで行われた

『アシアナ航空富山就航20周年記念
　ＦＭとやま「grace」韓国ビューティーツアー第2弾！』

に私も行ってまいりました。

今回は、夏に行い大好評だった「grace」韓国ビューティーツアーの第2弾です。

前回同様、今回も私田島がプロデュース！
というか、アシアナ航空さんや読売旅行さんに
私のわがままをきいていただいたツアーとなりました（笑）。

おかげさまで参加者の皆さんも大満足のツアーとなりました。

・・・

「grace」韓国ビューティーツアー第2弾のテーマは、
韓国の伝統療法『韓方』（韓国では漢方ではなく「韓方」と書きます）。

今回は、韓方フットケアと韓方茶で韓方体験をしていただきました。

また、今話題の「コギコギ」のハーブサムギョプサル、
トッポギ発祥の地、新堂洞（シンダンドン）のトッポギ鍋など、グルメも大満足でした。

本当に楽しかったです！

次のブログから詳しいレポートをアップしていきます。

先日、家の本棚をぼうっと眺めていたところ、
学生時代によく読んだ山本文緒さんの小説が目に飛び込んできたので、
そのまま1冊手に取って読んでみました。

私が読んだのは『みんないってしまう』というタイトルの本です。

読むのは15年ぶりくらいで、残念ながら内容はほとんど覚えていませんでした。

あんなに好きで読んでいたはずなのになあ、と寂しさを味わいつつも、
でも読んでみれば、選ばれた言葉やリズムが心地いい。
そう、しっくりしているのです。

昔は毎日会話をしていた懐かしい友人と久しぶりにお話をしているような感じでした。

ああ、このやりとり、この間合い懐かしい！と何度思ったことか。

また、私が日々思っていることも書かれていました。

“ひとつ失くすと、ひとつ貰える。そうやってまた毎日は回っていく”

この考えをすっかり自分のものにしていたけれど、
実はここで出合った言葉だったのかもな。

何かをなくしても、
「自分の中に新しい何かが入ってくるための隙間ができた」
ということだから、空っぽになることはない！

と不安になったり何かを決断したりする時に思っていたのですが、
この考えとの出合いは、この本だったのね、と気付き、
一人で舞い上がってしまいました。（笑）

1冊読んだら、山本文緒さんの最新作を読んでみたくなり、
調べてみたら、先月新作が出たばかりでした。

10月22日に角川書店から発売された

『なぎさ』

という15年ぶりの長編小説です。

物語は3人の目線で進みます。

一人目は、料理をはじめ家事だけが取り柄の主婦、冬乃（ふゆの）。
30代後半です。

会社員の夫である佐々井と
二人の故郷である長野から久里浜に引っ越し、静かに暮らしています。

二人目が、夫の佐々井の会社の後輩の川崎。
元芸人志望で何をやっても中途半端な20代半ばの男性です。

そして3人目がモリという男性。
海外生活が長く、帰国後、佐々井家に住み着きます。

そんな3人の目線で物語が進んでいきます。

静かな生活を送っていた佐々井家に
元漫画家の冬乃の妹のすみれが転がり込んできます。

そのすみれに誘われ「なぎさカフェ」という名前のカフェを始めることに。

しかし、カフェを始めることをなかなか夫に言えない冬乃。
同じく会社がブラック企業であり大変な状況であることを言えない夫。

夫婦は分かり合えるのか。
ブラック企業に勤める夫や川崎は大丈夫なのか？
妹の本心は？
モリという男はいったい？
そもそもなぜ故郷を離れ久里浜で暮らしているのか？

など読めば読むほど気になることが増えていきます。

いやいや、自分のことでいっぱいいっぱいなのに、
これ以上、他の人の面倒な話なんて聞きたくない！
と思う方もいるかもしれません。

私も本を読みながら、うっ、めんどくさい世界に足を踏み入れてしまったかも…
もっとぱーっと明るい本を選べばよかった、なんて思っていたのですが、
最後まで読んで、この本に出合えて本当によかったと思いました。

苦難が自分に降りかかってきたとき、どうやって乗り越えればいいのか？
きっとひとりひとりその解決法は異なるのだと思います。

これをすれば１００％ＯＫ！というのがあればいいのですが、
そんなものはありません。

この本の登場人物たちはどのように乗り越えたのか？
そして、いつどんなときに希望を感じたのか？

その答えが知りたければ、本を手に取り、直接希望を感じてみてください。

普段、我慢することにすっかり慣れきってしまった方も、
この本を読んでいる間は、
泣くことを、また自分の本当の感情を、我慢せずに
まっさらな気持ちで本を読んでみて。

読んだ後は、少しだけ世界が変わって見えると思います。

最後にこの本の中の私の好きな文章を。

「自分の意志で決めて動いているようでも、
　ただ大きな流れに人は動かされているだけだ。
　できることはちょっと舵を取るくらいのことだ」

山本文緒さんの作品、やはり私好きだ！

おはようございます。

今朝の新聞折込チラシはチェックしましたか？

私は突然自分の顔を発見し、一気に目が覚めました。笑

チラシに書かれているとおり、

明日からFMとやまで

県民共済の番組

『見て！知って！なっとく！ チラシでなるほど県民共済』

が始まります！

放送は、毎週水曜日16時35分からの5分番組です。

私と吉本アナと牧内先輩の3人で賑やかにお届けします♪

ぜひ今朝のチラシを見ながら

ラジオを聴いてくださいね〜！

すっかり冷たくなった珈琲を一口飲んでから、
読み終えたばかりの本をぎゅうっと抱きしめる瞬間が私は大好きです。

またまたそんな本に出合えました。

このあふれんばかりの熱い気持ちを今すぐ伝えたい！
と逸る気持ちを抑えつつ、今こうしてブログを書いております。

今週のキノコレ（11月6日（水）13時45頃〜オンエアー）
で紀伊國屋書店富山店の橋本さんにご紹介いただくのは、

今年9月に講談社から発売された

山崎ナオコーラさんの　『昼田とハッコウ』　です。

★橋本さんの推薦文は　コチラ

★講談社の特集ページは　コチラ

山崎ナオコーラさんというと、
映画化もされた　『人のセックスを笑うな』　が有名ですよね。

そんな山崎さんの新作です。

本のタイトルの昼田（ひるた）もハッコウも人の名前です。

舞台は、東京の若者に人気の町・幸福寺にある
町の本屋さん「アロワナ書店」。

ハッコウは書店の名ばかり店長。
昼田はハッコウのいとこです。

二人とも20代半ばの同い年で、
まわりからも「双子」と言われながら育ちました。

そんな二人が町の書店を経営していくという物語です。

＊＊＊

最近、映画のような質感のドラマが多いですよね。
まるでドキュメンタリーのような自然な会話や空気感のドラマ。

そんな感じの小説です。

登場人物や設定は物語っぽい感じもあるのだけど、
彼らの会話はいたって普通で自然なのです。

ああ、この距離感、この返し、気持ちいい！と何度思ったことか。

ドライブ中、車の中でなんとなく始まるどうでもいい会話ってわかります？

例えば、曲を聴きながら、
「この曲を今この瞬間、世界で同じように聴いている人って何人いるんだろうね」
のような会話。
（ちなみに、私は懐かしい曲を聴くとき、いつも同じことを想います）

このいたって普通の会話がちりばめられています。

そして、そういうやりとりの中にこそ、その人らしさが見えるもので、
薄いようで味のある会話でした。

また、きょうだいならではの空気感がいいんです。

ハッコウには兄と弟がいて、
昼田も交え、まるで4人きょうだいのように育ったのですが、
この兄弟ならではのトークがいい感じで。

私も4人きょうだいなので、気持ちがわかり過ぎて、
ずっとにやにやしながら本を読んでいました。

私の場合は、姉3人に年の離れた弟1人なので、
男4人とはちょっと違うかもしれないけれど、よく似た感じです。

相手を気遣うことをせず、思ったことをそのまま口にするため、
どうでもいいことで喧嘩が始まり、
でも、なんとなく仲直りをしていたり、
恥ずかしいことも堂々と言えたり、
かと思えば、きょうだいだからこそ言いづらいこともあったり。

兄弟や家族といるときって、公の場と違って顔に緊張感が無いように思うのです。

私は実家に帰ると顔がだらしなくなり、いつもよりブスになるような気がします。（笑）

この本は、そんな内輪な空気の本だなあと思いました。

だからといって内輪うけとは違うのです。
だれもが、すうっと中に入っていける感じです。

また、家族のお話だけじゃなく、
町の本屋さんが舞台となっているので、
「本屋さん」の裏事情についても学べます。

また、ここ何年かのことが書かれているので、
登場人物たちの会話がリアルなのも印象的でした。

それから、たくさんの本も登場していましたので、
本好きの方は、ニヤリポイントが人より多い分、さらに楽しめるかもしれません。

私は未読の本が多かったので、
この本をきっかけに広げてみようかと。

『昼田とハッコウ』は私の好きなタイプの本でした。

ちょっと気になり本を書いた山崎ナオコーラさんってどんな人だ？
と思って調べてみたら、私と同い年でした。

友達になりたい。（笑）

ところで。

この本は、テレビで話題になったそうです。
ってことはいずれドラマ化されそうだなー。

私が思う配役！

ハッコウ　永山絢斗
昼田　　　瑛太

実の兄弟でやってほしい。（笑）

兄　伊藤英明
弟　本郷奏多

既に本を読んだ皆さん、この配役、いかがでしょう？