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おはやめに〜♪

2013年10月30日

今日のgraceでもご紹介しましたが、

grace韓国ビューティーツアー第2弾 は、

11月24日(日)〜の2泊3日と

12月1日(日)〜の2泊3日の2回開催します。

私は、24日〜のツアーに取材も兼ねて参加します!

***

すでにどちらのツアーにもお申込みをいただいております。

ありがとうございますー!!

今日のラジオで読売旅行の氷見さんもおっしゃっていましたが、

今回は、と〜ってもお得なスペシャルツアーです。

ここまでお得なのは、めったにないそうですよー。

確かに、お安い。

いや、安すぎます!

だって、人気の明洞に2泊して、

韓方フットケア40分が体験できて、

韓方茶が飲めて(しかも自分用に処方されたもの)、

人気店コギコギのハーブサムギョプサルと

こちらも人気店アイラブシンダンドンのトッポギ鍋が食べられて、

39,800円 ですよ!!!

さらに、石鹸、マスクパック、BBクリーム、免税店の割引クーポン

もプレゼントされます♪

詳しい内容は コチラのサイト でご確認ください。

日月火の3日間の開催ですが、

もしお休みを取れそうならぜひご参加ください♪

★ 詳細&申込は コチラ

★ 私もブログで紹介しています。

⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=3198

締切は、11月13日ですので、お早めに!

yukikotajima 6:30 pm

恋しくて

「甘くて苦いもの」

といったら何を思い浮かべますか?

「チョコレート」

が頭に浮かんだ方が多いかな?

でも、チョコレートといっても様々な種類がありますよね。

たとえば、プレゼントで頂くような高級チョコレートをイメージしてみてください。

食べるのがもったいないくらい美しい形をした美味しそうなチョコレートが
立派な箱の中に一粒一粒行儀よく収まっている様子を。

一粒一粒形も違えば味も違います。

ねっとりとした甘さのキャラメルのようなチョコもあれば、
苦みが強めの大人味のチョコや
サクサク軽い食感のチョコ、
あるいは、お酒が入っているチョコもあるかもしれません。

まるでそんな様々なチョコレートをじっくり味わうかのような短編集を読みました。

・・・

その本とは、

『恋しくて〜TEN SELECTED LOVE STORIES〜』

です。

村上春樹さんが選んで訳した世界のラブストーリーが9編と
書下ろしの短編小説が1編の合わせて10編が収められた恋愛短編集です。

本の帯には、こうあります。

「甘くて苦い粒選りの10編」

と。

ストレートで素直なラブストーリーもあれば、
ひねりのきいた大人のラブストーリーもあります。

たとえば、最初のお話に出てくる男女の場合は、
彼は彼女のことが好きでたまらないのだけれど、
その気持ちを伝えられないし、
彼女も彼の気持ちには気付きません。
なぜなら彼女が見ているのが自分の夢だから。
さて二人の関係はどうなるのか?という物語です。

他にも同棲を始めたばかりの若い男女の物語や
貧乏な詩人と富豪の一人娘の物語などがあります。

最後には、村上春樹さんの書下ろしも。
タイトルは「恋するザムザ」。
こちらはカフカの「変身」をベースにしたものです。

また、どの作品も最後に、
村上春樹さんによる解説と
「恋愛甘苦度バロメーター」がついていて、
より深く物語の世界を味わえます。

甘みが強めなのか、それとも苦みが強めなのか。

まるで本物のチョコレートのようです。

そういえば、チョコレートを食べている時に感じる幸せな気持ちは、
恋をしている時と同じであると聞いたことがあります。

恋愛小説も同じかもしれませんね。

幸せな恋愛小説を読めば幸せな気持ちになりますものね。

もちろんその逆もあります。
苦い恋のお話だってラブストーリーです。
ハッピーなだけじゃつまらないものね。(笑)

色々あるのが恋愛なのだと思います。

だから恋愛はめんどくさい!
と思う方もいるかもしれません。

しかし、村上春樹さんはこのようにおっしゃっています。

「恋愛はできるうちにせっせとしておいた方がいい」

と。

恋をすることで意外な自分を知ってびっくりしたり、
恥ずかしくなったり落ち込んだりすることもあると思います。

でも、この本を読むと、
そんな自分を受け入れることができるようになるんじゃないかしら。

本の登場人物たちに対して、
「みんなわけわかんない!」と思いながらも、
実は自分と重なる部分を感じ、
こっそりほっとしている自分に気づくような感じがするかもしれません。

私は、ちょっと安心しました。(笑)

大切なチョコレートを一粒ずつじっくり味わうように、
1編ずつ丁寧に読んでいきたい1冊です。

秋の夜長に一日1編ずつ読み進めてみては?

あなたはどの物語が一番印象に残るかな?

私は、全ての作品がそれぞれ印象深かったけれど、
一番強く印象に残ったのは、

『L.デバードとアリエット〜愛の物語』

です。

ぐいぐい引き込まれていきました。

yukikotajima 9:02 am

さようなら、オレンジ

2013年10月23日

まっすぐで誠実な物語を読みました。
ふざけていない、真面目な物語を。

この本は泣かせるために書かれた本では無いと思うのです。
でも、私は涙が何度も零れ落ちました。

狙っていないんです。
泣かせようとか、笑わせようとかと。

ただただ正直な文章です。

小説なのに正直と言うのもおかしいかもしれないけれど、
でも、正直だなと感じました。

また、この物語は「言葉」がキーとなっているだけあって、
紡ぎだされる文章が美しく丁寧です。

絵文字や顔文字に頼らなくてもちゃんと伝わります。

ありきたりの使い古された言葉ではなく、
丁寧に選ばれた言葉たちが、しっくりあるべき場所におさまっている感じです。

そんな文章をゆっくり味わいたくなる一方で、物語の先も気になり、
じっくり読みつつも心は前に進みたくなるもどかしさを味わいながら、
なるべく丁寧に読んでいきました。

***

今日ご紹介するのは、

岩城(いわき)けいさんの

『さようなら、オレンジ(筑摩書房)』

です。

第29回太宰治賞を受賞した話題作で、
本の帯には、小川洋子さんや三浦しをんさんのコメントが載っています。

***

物語は、二人の女性の目線でつづられています。

一人は、サリマという女性。

彼女は、オーストラリアの田舎町に住むアフリカ難民です。

夫に逃げられ、スーパーの精肉作業場で働きながら、
二人の息子を育てています。

しかし、現地の言葉、英語がわからず、
コミュニケーションがうまくいかないため、
職業訓練学校で英語を学び始めます。

そして、もう一人が、
自分の夢をなかばあきらめ夫についオーストラリアにやってきた日本人女性。

こちらは、日本にいる先生に宛てた手紙のスタイルです。

そんな二人の目線で物語が進んでいきます。

本の帯にはこんなことが書かれていました。

異郷で言葉が伝わること—
それは生きる術を獲得すること。
人間としての尊厳を取り戻すこと。

深い言葉です。

でもこれ、同じ日本語を使う日本でも同じかなと思いました。

富山出身ではない私は、
富山に来たばかりの頃は富山弁がわからず、
疎外感があったものです。

でも徐々に言葉の意味がわかるようになり、
富山弁のあたたかさを感じられるようになりました。

言葉を知るということは、
その土地の人を知ることでもあるのですよね。

この本の主人公のひとりであるサリマは、
言葉を覚えるために、必死に努力をします。

そしてわかるようになっていくことに対して、
このように表現しています。

知らないことへの恐怖が
知ることの歓びにかわる

と。

これ、よくわかります!
どんなことでも「知らない」ことはこわいことです。
でも、わかるようになると、もっと知りたいと思うようになる。

サリマの生き方は女性として、
いや、人間として学ぶことがたくさんあります。

真面目と言われると、
あまりいい印象を持たない人もいるかもしれないけれど、
私はこの本を読んで「真面目」っていいなあと思いました。

誠実で正直で。

でも、この本は、それだけじゃありません。

意外な面白さもあります。

でも、これ以上は何も言いません。

におわせることももったいないくらいです。

本当は言いたくてたまらないのだけど。(笑)

最後まで読んでいただければ、
きっと、おお、これか〜!とわかっていただけると思います

とにかく素敵な本です。

多くの皆さんに読んでいただきたいけれど、
特に、
何かを新たに始めたいと思っている方、
疎外感を感じている方、
何かをあきらめかけている方、
そして、働く女性たち(特にママたち)、
是非読んでみてください。

yukikotajima 11:45 am

ネッツカフェオータム

2013年10月12日

今日は久しぶりの公開生放送でした。

富山市西二俣のネッツ富山・富山西店から

特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ・ネッツカフェ・オータム』

を公開生放送でお届けしました。

お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。

ネッツ富山・富山西店では、今日と明日の二日間、
「ハロウィンパーティ」が行われていたため、
ご家族連れを中心に大勢の皆さんでにぎわっていました♪

キャンディすくい、
カボチャの重さ当てクイズ、
デコレーションクッキー作りのほか、
今日限定のタロット占いまで。

皆さん、とっても楽しそうでした。

明日も開催されていますので、
お気軽にお出かけになってみてね!

また、今日と明日の二日間、
ネッツ富山・富山西店で新車をご成約なさった方には、
Wプレゼントがありますので、
お車のご購入をお考えの方は、ぜひこの土日にお求めください♪

***

さて、今日、富山西店には赤い車が2台並んでいました。

話題のシャア専用オーリスとマイナーチェンジしたSAIです。

SAIは試乗もできました。

私も運転をしてみました。
車内は高級感あふれる品のある雰囲気でした。
また、スポーツモードの走りは、軽快で気持ち良かったです。

皆さんも是非試乗をしてみてね!

今回は、若手スタッフお二人にご出演頂きました。

久保さんです。

シャア専用オーリスを紹介するのに合わせ、
シャア仕様の久保さんに変身!(笑)

初登場ルーキー藤澤さんです。

藤澤さんは、ハロウィンに合わせ仮装!(笑)

ネッツ富山・富山西店、面白すぎます。

私も、放送中、満面の笑み。(笑)

ネッツ富山・富山西店の皆さん、お世話になりました。
楽しかったです!!

そして、お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
また次回(次はいつでしょう?)、是非遊びに来てね〜。

***

来週は、いつも通り、FMとやまのスタジオから

『ネッツカフェドライヴィン』

をお送りします。

メッセージテーマは「感謝」。

あなたが「ありがとう」を伝えいたいのは、どなたでしょう?

メッセージお待ちしています。

⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1633.html

放送は、毎週土曜午前11時〜11時55分です。

聴いてね〜♪♪

yukikotajima 3:13 pm

明日はネッツカフェの公開生放送ですよー

2013年10月11日

明日は、ネッツ富山 富山西店から

『ネッツカフェオータム』

を公開生放送でお届けします!

久しぶりの公開です。

ぜひ遊びに来てね〜♪

★ 詳細は コチラ

シャア専用オーリスもやってきますー!! 

yukikotajima 5:52 pm

ビューティーツアー第2弾♪

2013年10月10日

夏に行い大好評だった

『アシアナ航空富山就航20周年記念

 FMとやま「grace」韓国ビューティーツアー』

の第2弾の開催が決定しました!!

前回参加した方からも、
前回残念ながら都合が合わなかった方からも、
男性の皆さんからも、

“ぜひ第2弾を開催してください!”

とうれしい要望をいただいており、
また私自身も望んでいたのですが、
その思いが通じました。

前回同様、今回も私田島がプロデュースをしています。

私が実際に行ってみたいと思う内容にしました。

そのため、かなりのわがままツアーになってしまいました。

アシアナ航空さん、読売旅行さん、
私のわがままをきいていただき、本当にありがとうございました!
おかげさまで、希望していた以上の内容&価格のツアーになりました。

***

それでは、さっそく第2弾のビューティーツアーについてご紹介していきましょう。

今回のテーマは

『韓方』

です。

漢方じゃないの?と思った方もいるかな?
韓国では「韓方」と書くそうです。
韓国の伝統療法です。

今回のツアーでは、韓方フットケアと韓方茶で韓方体験をしていただきます。

また、今話題の「コギコギ」のハーブサムギョプサル、
トッポギ発祥の地、新堂洞(シンダンドン)のトッポギ鍋とグルメにもこだわりました。

さらに、お泊りは人気の明洞(ミョンドン)。

そのほか、おしゃれスポットカロスキルや、
お土産を買うのに便利なロッテマート、
ブランドをお安く買える新羅免税店にも行きます。

こんなに充実した内容なのに、

なんと、旅行代金は、おひとりさま 

39,800円〜。

(*燃油サーチャージ、韓国空港税、海外渡航手続き料は別途必要です)

今回、開催日は2つ設定しました。

11月24日(日)〜26日(火)

12月1日(日)〜3日(火)

のいずれも日曜発の2泊3日です。

★申込は コチラ

フットケアやお食事がついて、その上明洞泊で
このお値段は、はっきり言って破格です。
かなりオトクです。

この機会をお見逃しなく!!

***

ツアーの詳細は、“読売旅行のサイト”にも書かれていますが、
田島のオススメポイントを交えつつ、私からもご紹介♪

≪ 1日目 ≫

12:00  富山空港発
            
14:10  仁川国際空港着

●新羅免税店でショッピング

⇒私のオススメは韓国コスメ。
 ブランドモノの購入はもちろん、
 免税店の韓国コスメはお安いので、ここで買うのがオススメ!

●夕食は話題の「コギコギ」でハーブサムギョプサル。

⇒日本の某人気雑誌にも取り上げられるほどの人気店で、
 美味しいのはもちろん、お料理は見た目も美しいそうです。
 
●食後はソウル最先端のおしゃれスポット「カロスキル」へ

⇒夜遅くまで営業しているお店が多いので、
 お買い物を楽しんだり、カフェでゆっくり過ごしたりできます。            

●宿泊は人気の明洞のホテル

・・・

≪ 2日目 ≫ 

●各自で朝食。

⇒ホテル近くには有名なソルロンタンのお店も。
 ソルロンタンは、あっさり味の牛のスープで、 
 お酒を飲んだ翌朝にオススメなんだとか。

 ソルロンタンをはじめ、
各自でお好きな朝食を召し上がってください。

●午前中は「明洞韓方エステ」でフットケアを体験。

⇒韓方足浴+角質とり+足マッサージ+パラフィン(フットケア40分コース)
 韓方で用いられる薬草のエキスや粉末を、
 マッサージオイルや足浴、パックに使用しているという本格派!

 またプラス9,000円で全身韓方アロママッサージに変更もできます。
(80分コース・韓方足浴+全身韓方アロママッサージ+頭指圧+エアーマッサージ)

●エステの前後は明洞でフリータイム♪

⇒私のオススメはメガネ作り!
 品質のいいメガネがあっという間に、それもお安く作れます。
  
●昼食はトッポギ発祥の地・新堂洞(シンダンドン)の
「アイラブシンタンドン」で名物のトッポギ鍋。

⇒「アイラブシンタンドン」は芸能人も訪れる人気店。
 韓国では甘辛いトッポギを食べた後はソフトクリームを食べる方が多いそうですので、
 是非召し上がってみてね。

●午後は「Tea Therapy(ティーセラピー)」でオリジナル韓方茶体験。

⇒ひとりひとりにあったオリジナル韓方茶を処方してもらえます♪
 
●ロッテマ−トソウル駅店でショッピング

⇒お土産はお安く買えるスーパーが一番!
 お菓子や韓国海苔などをまとめ買い♪
 お土産を入れる大きめのバッグがあると便利。
 中身が出ないタイプのバッグだったら、そのまま空港で預けられます。

●明洞中心部で解散 

●夕食は各自で。

⇒明洞には様々なお店があるので、お好きなものを召し上がってください。
 私のオススメは「チムタック」。
甘辛い鶏肉の料理です。おいしいよ!!

●オプションで「汗蒸幕基本コース(6,500円)」も。

⇒アカスリやパックもついていてオトクです!

・・・

≪  3日目 ≫

●早朝、ホテルをチェックアウト

●韓国食料品店を経由し、空港へ

9:20  仁川国際空港発

11:00 富山空港着

***

どうです?
こんなに充実しているのに、おひとり39,800円〜はお安くないですか?

でも!
これだけじゃないんです。

さらに、石鹸、マスクパック、BBクリーム、
新羅免税店の10,000ウォン割引クーポン
もプレゼント♪

お申し込みはお早めに〜!!

ちなみに、今回のツアーは女性限定ではありませんので、
男性の方もどうぞお申し込みください。

それから、私も取材を兼ねて11月24日(日)〜のツアーに参加します。

★詳細&申込は コチラ

詳しくは今日10月10日(木)の15時からラジオでもご紹介しますので、
ラジオも聴いてね〜♪

yukikotajima 12:10 pm

にぎわいの場 富山グランドプラザ

2013年10月9日

私は、富山市中心部にあるグランドプラザのそばを通ると、
たいてい知人、友人に出会います。

特にお酒のイベントをしている時の遭遇率は高く、
イベントに行くと伝えていないにも関わらず、
友人から「今会場のどこにいる?」などとメールや電話がくることも。

私はきっといるに違いないと思われているようです。

まあ、実際会場にいることが多いのですが。(笑)

また、私の場合、イベントの司会をすることが多い場所でもあります。

そんなときにも、偶然近くを通りかかった方から、
「ユッキーの声が聞こえて…ユッキーだよね?」
などと声をかけられます。

とにかくグランドプラザは私にとっては人とよく会う場所です。

休日には大きなイベントが行われ、
平日はお子さんたちが積み木をして遊び、
冬にはエコリンクからにぎやかな笑い声が聞こえる。

いつ行っても何か楽しいことが行われている。

それが、富山市まちなか賑わい広場、グランドプラザです。

そんなグランドプラザは、いつ何がきっかけで誕生したのか、
皆さんはご存知ですか?

グランドプラザは、2007年9月に誕生しました。

計画当初は、百貨店等のバックヤードとして整備する予定だったそうです。

しかし、ある方が屋根付き広場にすることを発案されたことで、
グランドプラザが誕生することになりました。

そのあたりの詳しい経緯は、
先日、10月1日に発売されたばかりの本

『にぎわいの場 富山グランドプラザ
稼働率100%の公共空間のつくり方
/山下裕子(学芸出版社)』

に書かれていますので、ぜひお読みください。

この本は、「ワクワク、ドキドキしていますか?」
という問いかけから始まります。

著者のゆうこさん自身、
「ワクワク、ドキドキ」することが大好きな方です。

「ゆうこさん」と書きましたが、
私が富山に来て以来ずっとお世話になっている方なのです。

ゆうこさんは、以前、FMとやまで放送していた、
小川もこさんの番組『FOR YOU 未来倶楽部』
に私と一緒に出演されていましたので、
ご存知の方もいらっしゃるのでは?

当時、ゆうこさんは、面白いライブやイベントをご自身で企画されていました。

そんなあるとき、今度「まちなかの広場」で働くことなった、とおっしゃったのです。

そのときは、広場と言われてもあまりピンとこなかった私ですが、
完成したグランドプラザを見て、びっくり!

石畳にガラス張りの天井のおしゃれな空間が広がっていました。

ゆうこさんの表現をお借りするなら
「一枚の大きながガラスでふんわりと包んだような空間」です。

広場って、こんなに近代的な空間のことも言うのか、と衝撃を受けました。

私は、てっきり公園のようなこじんまりとしたものかと思っていたもので。

ここでなら、いろんなことができそうだ!とわくわくしたものです。

そして、この広場では想像を超えることが次々に行われていきました。

街なかに突如エコリンクが登場したり、結婚式が行われたり。
それから、ラジオの公開生放送もしました。
他にもいろいろ。

この本では、そんなグランドプラザの誕生から、
賑わいを創出する仕組み、運営などがわかりやすい表現で、
それこそ、読者に語りかけるように書かれています。

また、「広場をつくる」というだけでなく、
人との関わり方についても書かれており、勉強になりました。

今の時代、「○○をしてはいけません。ダメです」とはっきり示さないと、
なかなか分かってもらえないことが多いですが、
グランドプラザでは、「文字での情報伝達を極力しないようにしている」そうで、
例えば、子供たちが遊ぶつみ木広場では、
「靴を脱いで遊んでね」と書いたり言ったりするかわりに、
大きい長靴をそろえて置いておくそうです。

それだけで、子供たちは、ここでは靴を脱ぐんだと気づくのだとか。

あえて言わずに気付かせる。

真似したくなるサインです。

でもこれ、これからの時代に必要なことかもしれませんね。

また、グランドプラザのテーブルの形にもこだわりがあるんですって。

あなたは気づくかな?

答えは、本に書かれていますが、
できれば、グランドプラザで友人や恋人と
コーヒー片手にくつろいでからこの本を読んでいただくと、
なるほど、そういうことか!
とより深く理解していただけると思います。

ぜひ実践してみて下さい。

私は、この本を読んだ後は、
グランドプラザがまるで生き物のように思えました。

まるであの広場が生きているようだ、と。

通り抜ける風は、まるで広場の呼吸のようにも感じられました。

今はまだまだ若い広場ですが、
これから先、街を見守る長老のような存在になっていくのかもしれません。

『にぎわいの場 富山グランドプラザ
稼働率100%の公共空間のつくり方
/山下裕子(学芸出版社)』

是非、読んでみて下さい!

最後に。

ゆうこさんに、リスナーの皆さんにお伝えしたいことはありますか?
と聞いたところ、このようにおっしゃっていました。

「出会いこそ、人生!」

yukikotajima 8:49 am

政と源

2013年10月2日

今日のキノコレ(grace内13:45頃オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の橋本さんからご紹介頂く本はこちら!

『政と源/三浦しをん (集英社)』

映画化もされた『舟を編む』の三浦しをんさんの新作です。

ちなみに、私の中では、三浦しをんさんといったら、
『風が強く吹いている』を書いた方という印象が強いです。

他にも『神去なあなあ日常』、『まほろ駅前多田便利軒』なども有名です。

今あげた作品は全て映像化されています。

紀伊國屋書店の橋本さんも こちら でおっしゃっていますが、
今回の作品もきっといずれ映像化されるような気がしてなりません。

とういか、ぜひとも映像化してほしい!

できれば、某N○Kあたりで、
大人のドラマとして。

この本に関しては、橋本さんが こちら で詳しく紹介していますので、私からは軽く感想を。

タイトルの』「政と源」は、おじいさん二人の名前です。

「まさとげん」と読みます。

つまみ簪(かんざし)職人の源二郎と元銀行員の政国は、73歳の幼なじみ。

源二郎は、耳の上にしか残っていない白髪を真っ赤に染めてしまうようなファンキー爺さん。
かんざし作りは繊細だけれど、そのほかは大雑把。

国政は、元銀行マンで、定年退職後、妻が家を出てしまい、寂しく一人暮らしをしています。

そんな「まさじいさん」と「げんじいさん」のお話です。

集英社の特設サイトには、

「幼なじみじじいコンビが、下町を舞台に大暴れ!」

とあります。(笑)

この下町なのがいいんです。

下町独特の空気感や江戸っ子の言い回しが気持ちよくて。

「なんでぃ」とか「おきゃあがれ」とか。

私の中で「なんでぃ」が今個人的にブームとなっておりまして、
いつか使ってみたいと思っているのですが、
突然使ったら相手は「???」となるんでしょうねえ。(笑)

この言葉の響きやリズムの気持ちよさもぜひ映像化されたら楽しみたいわ。

って、映像化されるかどうかはまだわかりませんが…。

おじいさんだからこその悩みもたくさん書かれているので、
同世代の方が読んだら、わかるわかる!と共感できそうです。

またもちろん73歳より下の若い世代も楽しめると思います。

なんといっても面白いですから!!

特に真面目な政さんが笑えます。
真面目だからこそ、笑える。

この本を電車やカフェで読むのは危険です。
きっとふきだしてしまうから。(笑)

そうそう。

素敵な一文にも出合えました。

それは、

「つまみ簪(かんざし)職人とは職業ではなく生き方だ」

というもの。

かっこいい!!

73歳の爺さんだからこその説得力です!

今後、私は、つまみかんざしを見るたび、源さんのことを思い出しそうです。

こんなに繊細だけど、じつはファンキーな爺さんが作っているのかもなあと。(笑)

そろそろ七五三ですね。

一年のうちでも「つまみかんざし」を見る機会の多い時期です。

この本の影響で、今年は「つまみかんざし」ブームがくるかも!?

***

集英社のサイトに『政と源』の特設サイトがあります!

⇒ http://cobalt.shueisha.co.jp/news/miura/#top

登場人物の紹介もイラスト付きであってわかりやすいのでぜひご覧ください。

yukikotajima 9:17 am