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58『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』

2011年10月19日

先日、亡くなった、アップル社の創業者の一人、
スティーブ・ジョブズ氏。

メディアでもジョブズ氏の偉大さが様々な角度から報じられていましたね。
私もテレビでその偉業を知りましたが、
中でも印象的だったのが、ジョブズ氏のプレゼンです。
ほんのわずかな時間でもひきこまれてしまいまいました。

そんなジョブズ氏のプレゼンについて分析しているのが、

『スティ−ブ・ジョブズ驚異のプレゼン  人々を惹きつける18の法則
 /カーマイン・ガロ(日経BP社)』
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です。

こちらの本は、今日のキノコレ(13:45頃〜オンエアー)で、
紀伊國屋書店富山店の橋本さんから、ご紹介いただきます。

橋本さんがこちらのページで熱くわかりやすく本をご紹介していますので、
ぜひ、お読みください。

http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1414.html

私もラジオ・パーソナリティとして、
「伝える」仕事をしています。

どうしたら伝わるのか?を考えながら言葉を発しています。

放送はもちろん、ブログもそうです。

いかに伝わるか、理解してもらえるか、
を考えながら、日々言葉を紡いでいます。

といっても分かりにくい表現もあるかもしれませんが…。

だからこそ、大変勉強になりました。

こちらの本は、ジョブズ氏が、いかにして伝えようとしているか、
言葉の選び方、声の大きさ、間(ま)などを徹底的に分析しています。

さらに、面白いのは、本だけでなく、動画も一緒に楽しむことを提案している点。

ジョブズ氏のプレゼンを見てから読むと、より理解が深まります。
私も見てから読みましたが、より説得力が増しました。

この本を読んで一番印象に残ったのは、
「ジョブズ氏の言葉はキレる」という表現。

明快でキレのいい言葉、
脳のドーパミン受容体を刺激する言葉を選ぶ。

さらに、そういう言葉を選べば、
あなたやあなたの製品を思い出すだけいい気分になってもらえる、のだとか。

私は、この部分を読んだとき、まさに脳が刺激されて、
知りたかったことを知ることができた喜びでテンションが急上昇しました。

日ごろから、喋り手として大切にしていることが、
気持ちのいい表現で書かれていることに興奮せずにはいられませんでした。

何かを伝えるのは、アナウンサーやプレゼンターだけではありません。
誰でも人と接する以上、常に何かを伝えていますよね。
つまり、この本は、誰にでも役に立つということです。

覚えようとしなくても、
頭にポンポン入ってくる気持ちのいい本ですので、
普段、あまり本を読まない方でも読みやすいと思います。

この本を読まずに今後の人生を送るなんてもったいない!

yukikotajima 10:52 am