51『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』
2011年9月14日
行楽の季節、秋。
この秋、あなたが行ってみたいと思うところはどこでしょう?
秋はもちろん、四季を問わず、
しかも、繰り返し何度も行きたくなる場所といったら、
「東京ディズニーリゾート」
という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
たいていの場所は、一度行ったらまあいいかと思ってしまいそうですが、
ディズニーは、何度も行きたくなるから不思議です。
ちなみに、リピート率は、約98%なんだとか。高いっ!
その理由は、ディズニーで働くスタッフにあるようです。
紀伊國屋書店富山店の橋本さんから、
「ここのところずっと人気なのがコチラの本です」
と教えていただいたのが、
『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方(中経(ちゅうけい)出版)』
です。
すでに、40万部を突破しているのだそうです。
著者は、福島文二郎(ふくしま・ぶんじろう)さん。
東京ディズニーランドがオープンした1983年に
第1期の正社員としてオリエンタルランドに入社した方です。
本のタイトル通り、バイトが9割でも最高のサービスが提供できる理由が、
わかりやすく書かれています。
しかも、そんなに量も多くありませんので、簡単なところからすぐに実践できます。
例えば、いくつか私の心の響いたメソッドを挙げてみましょう。
まず、「自分が扱われたように、後輩は人を扱う」。
もちろん反面教師で成長することもあるかもしれませんが、
気持ちよく扱われた方が気分はいいですよね。
ディズニーは、キャストの数が多い分、マニュアルがしっかりしているのはもちろん、
形だけでなく、マインド、心に訴えかけてくる指導法なので、キャストがついてくるようです。
この、心を動かす、というのは、
ディズニーだけに限った事では無いですよね。
あらゆるところにあてはまると思います。
そして、もうひとつ、私の心に残ったのは、
「パーク内はステージ。スタッフはすべてショーの出演者。だから「キャスト」と呼ぶ」。
これ、すごく素敵な考え方ですよね。
ステージ上では手は抜けませんものね。
しかも、なんだかワクワクしてくる言葉です。
同じことを伝えるにしても、
伝え方次第で、人の心の動き方は変わっていきます。
そういった点でも、私自身、大変勉強になった本でした。
人の心を気持ちよく動かすヒントが詰まった、
『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』。
人材を育てる立場に当たる方はもちろん、
ディズニー好きの方が読んでも楽しいと思いますよ。
また、この本を読んだ後は、ディズニーに行きたくなります。
学びながら、私もいつの間にかディズニーマジックにかかっていたようです。(笑)