ブログトップページはコチラ

ANA LET’S ENJOY TOKYO〜スカイバス&東京スイーツ〜

2011年8月31日

grace内で月に一度お送りしているコーナー
『ANA LET’S ENJOY TOKYO』。

「ANA富山‐東京便」を利用してTOKYOを楽しもう!ということで、
私、田島悠紀子が、月に1度、ANAを利用して、東京の観光スポットを訪れ、
あらためてTOKYOをgrace&ブログでご紹介していくというものです。

3回目の旅は、「スカイバス」と「千疋屋総本店のスイーツ」です。

飛行機を降りてまず向かったのは、東京駅。
「スカイバス」に乗って都心の景色を楽しみました。

スカイバスとは、その名の通り、空が直に見られる屋根の無いバス、
2階建てのオープンバスです。
ana08319.jpg

時々見かけ、バスの乗客の皆さんの優越感に浸っている様子に、
あぁ、私も乗ってみたい!と思っていたのですが、
今回、念願かなって乗ることができました!

屋根が無いって、素晴らしい♪
開放感でいっぱいです。
しかも2階建てなので、空が近い。
ana08318.jpg

信号機や交通標識も近いし、
街路樹の見え方も違います。
ana08316.jpg ana08317.jpg

すぐそばに木々の枝や葉っぱ。
いちょうの木は、青い銀杏がすずなりなのもわかります。
場所によっては、木々がそのままバスの屋根のようでした。
ana08314.jpg

また、風も気持ち良かったです。
冷房ではなく自然の爽やかな風を感じてのドライブは、最高でした。

気持ちいいと言えば、
スカイバスに乗っているとき、外を歩く方々から、
羨望の眼差しを向けられたのも気持ちよかったです。

アテンダントさんから「手をふってみましょう」と促され、
まるで、自分が有名人になったかのような錯覚におちいりながら、
手をふり続けたのですが、これが快感でした。(笑)

屋根に覆われ普段は見えない様々なものが見える楽しみはもちろん、
なんといっても、開放感が気持ちよかったです。
爽やかな風を感じながら、自らの心の中まですっきり♪

ANAスカイホリデーのオプショナルプランを利用すれば、
このスカイバスをお得に楽しめるメニューもありますので、
詳しくは、ANAのHPでご確認ください。

また、同じくオプショナルプランで、
東京グルメをお得に味わえるメニューもあります。

そんなANAのオススメショップの1つが、
日本橋 千疋屋総本店。

私も行ってみました!

今回私が食べたのは、季節限定のピーチパフェ。
ana08312.jpg
旬の果物、桃がたっぷり入ったパフェです。

実は私、桃が大好きなのです!
そんな桃好きにはたまらない贅沢なパフェは、
ジューシーな桃と、爽やかなピーチシャーベットが入っていて、
見た目より、すっきりとした味わいで、と〜〜〜っても、おいしかったです。
ana08311.jpg

今回も、スカイバスとピーチパフェの大満足の東京旅でございました。

スイーツと言えば、羽田空港にもたくさんのスイーツショップがあって、
空港に行く度、本当に楽しい♪
試食もできますし、毎回、新しいスイーツが登場していますので、
スイーツ好きにはたまりません。
これも空の旅ならではですよね。

飛行機ならではといえば、空港内のマッサージチェアもよく利用しています。
10分200円で利用できるのもいいでしょ!

是非、あなたもこの秋、空の旅をしてみませんか?

・・・

ANAでは今、10月から12月のご搭乗分の先行予約を受付中です。

45日前までの予約でお得な運賃「スーパー旅割」を利用すると、
富山発東京行きが、9,800円〜と、とってもお得!

また、ANAではお得な国内旅行プラン「ANAシティプラン」を好評発売中です。

東京・北海道・九州への観光やビジネスに便利な、
航空機とホテルがセットになったお得なパックプランです。

お一人様のお申し込みもOK!
レディースルームや禁煙ルーム設定のホテルもあります。

さらに、お帰りのフライトを最大14日間延長することが可能です。

現在好評発売中!

お申込はお近くの旅行代理店、
またはANAのホームページでご確認ください。

◎ANAホームページ ⇒ http://www.ana.co.jp/

『ANA LET’S ENJOY TOKYO』

リポートは、今日31日(水)のgraceの中で、
14:25頃からお届けします。

放送も聞いて下さいね〜。

それでは、来月もお楽しみに〜。
来月の旅はどこかしら♪

yukikotajima 12:05 pm

46 『キミは知らない』

今日は8月31日。
ぎりぎり夏休みということで、
もしかしたら、女子高校生もラジオを聴いているかな?と思い、
今日は、女子高校生が主人公のミステリー小説をご紹介します。

幻冬舎から今年の5月に出たばかりの大崎梢さんの『キミは知らない』です。
kimihashiranai.jpg

読んだ方たちからは、早くも映像化の要望が多いのだとか。

確かに、この本を読んでいると、
まるで漫画を読んでいるような、
あるいはドラマを見ているような気分になっていきます。

早速どんなストーリーなのか軽くご紹介しましょう。

主人公は、幼い頃に父親を事故で亡くした女子高生。

ほのかに思いを寄せていた男性教師が、突然学校を去ってしまい、
後を追うところから、物語はスタート。

ところが、先生の住む町に出かけたその日から、
彼女はさまざまな事件に巻き込まれてしまうのです。

そして気づきます。
どうやら事件の裏には父の死が絡んでいると。

さて、事件の真相は!?

といった内容です。

本の帯には「超巻き込まれ型、ドラマチックミステリー」とあります。

超巻き込まれ型とある通り、
主人公があれよあれよという間に、様々な事件に巻き込まれてしまいます。
また、出てくる登場人物がみなキャラが濃い。その上、イケメンも多い。
ストーリーも先が読めないドキドキ感とスピード感あふれる展開とくれば、
まるで、漫画やドラマを見ているかのよう。
映像が浮かびやすいのです。

だから、映像化の声も多いし、
大変、読みやすい。

普段、漫画は読むけれど、本はなあ・・・という方にもおすすめですし、
逆に、あまり軽いタッチのものはどうかな?という方も、
いえいえ、本格ミステリー作品として十分楽しめると思いますよ。

だって、軽そうに見えて、
実は、かなりこわいですから。
誰を信じればいいのかわからないのって、こわくないですか?

さ〜って、あなたは、本を読みながら、
主人公にとっての味方と敵が誰なのか、すぐにわかるかな?

yukikotajima 10:50 am

17『ライフ』

2011年8月24日

なでしこジャパンの佐々木監督の「横から目線」で
愛をもって選手に接するのと同じように、
「動物と同じ目線」にこだわり撮影されたのが、
9月1日に公開される映画『ライフ—いのちをつなぐ物語—』です。

製作期間6年、総製作費35億円、
世界中の全大陸で撮影し、陸・海・空すべての動物をとらえた
ネイチャードキュメンタリーです。

まるで森の中に海の中に私自身が入っているような錯覚をおこすくらいの
動物たちとの距離の近さにびっくり。

ぬるっとした感触や森の匂いまでがしてきそうなくらいに、
感覚を刺激されました。

最新のカメラ技術を駆使して撮影された映像は、
世界で初めて撮影された動物の映像もふんだんに含まれているのだとか。

見た目のかわいさだけじゃない、
動物たちのたくましさ、力強さ、美しさに触れることができます。

動物たちの映像とナレーションだけのシンプルな映画ですが、
音楽がとても気持ちよく私たち観客の心を揺さぶってきます。

是非、あなたもまだ見ぬ地球を知る旅におでかけになってみては?

18カ国、24か所をまわって、
映画の公開日の9月1日なら、1,000円ととってもお得な旅です。

ツアー内容は、
海の中を泳いだり、空を飛んだり、日本猿と共に温泉につかったりと
様々な体験ができます。

出発日は、9月1日から。
どうぞおでかけください♪

■『ライフ—いのちをつなぐ物語—』の公式サイトはこちら↓
http://onelifemovie.jp/index.html

・・・・・・・
◎プレゼント◎
今日のgraceでは、
「映画『ライフ』オリジナルアニマルバンド」を5名の方にプレゼントします!
lifepre.jpg
今、ハリウッドで大ブームとなっている
様々な動物たちの形をしたアニマルバンドです。

ご希望の方は、8月24日(水)、今日中に、grace宛にご応募ください。

応募の際は、〒・住所・お名前・電話番号をお忘れなく♪

※当選者の発表はプレゼントの発送にかえさせていただきます。

yukikotajima 11:46 am

45 なでしこ力

サッカー女子ワールドカップで初優勝し、
国民栄誉賞も受賞し、
まもなく行われるロンドン五輪アジア最終予選に向けて、
現在、岡山県で直前合宿中の、
サッカー日本女子代表、なでしこジャパン!

そのなでしこたちを率いるのが、
選手たちから「ノリさん」と慕われている、
佐々木則夫監督です。

今、女子、男子ともに、
サッカー選手や監督の書かれた本が売れに売れているのだとか。

紀伊國屋書店富山店の書店員さんに聞いたところ、
その中でも一番人気が、このノリさんの本
『なでしこ力(ぢから)』なんだそうです。
nadesikodikara.jpg

私もテレビでノリさんの表情や言葉、選手たちとの関わりを拝見しながら、
実際はどんな人なのだろうと興味を持っていましたので、早速読んでみました。

ほとんどが試合の描写なのですが、
監督の感情が入り混じった描写はとてもわかりやすく、
さらに、選手への愛が感じられ、
まるで、私もチームのひとりとして、監督の横に並びながら、
一緒に応援している気持ちになり、
気付いた時には感動して涙を流している自分がいました。

監督は、なでしこたちと共に過ごすことで、
女性の長所をたくさん見つけて行きます。
そういった女性のいい部分の引き出し方がうまい!
そして、女性の心をしっかりつかんでいます。

例えば、ミーティングに遅刻した選手に対し、監督は怒りませんでした。
かわりに、遅刻しなかった選手に、別の言葉をかけます。
叱責ではありません。
選手に考えさせ、全員を納得させる言葉です。

どんな言葉をかけたのかは、是非、本を読んでみてください。

また、監督らしいなと思ったのが、
「横から目線」という言葉。

この監督は私たちをバカにしているな、
と思った時点で、選手たちはついていかないですよね。
何を言われても不信感でいっぱいになってしまうと思うのです。

でも、これは、サッカーチームだけでなく、
職場でも、家庭でもあてはまると思います。

というか、人と人との関係性の中では、とても重要なこと。

監督と選手たち、そしてスタッフの皆さんが、
それぞれ尊敬、信頼し合っているからこそ、
なでしこジャパンたちはどんどん強く進化しているのが、
この本を読んでよーくわかりました。

ある選手の言ったひと言が、
なでしこらしく、そして、女性らしかったのでご紹介します。

試合中、ある選手が放ったシュートが、体のどこから放たれたか曖昧で、
試合後、インタビューアーから
「体のどこでシュートしたのか?」と聞かれたとき、
その選手は「体では無く、心です」と答えたそうです。

この答えこそ、なでしこっぽくないですか?

女性の皆さんは、この本を読むといい気分になり、よりいい女になれる気がします。

こんなに女性のことをわかってくれる人がいるのか!と、感激し、
さらに、監督がなでしこたちを褒めると、
まるで自分自身まで褒められている気分になるからです。

逆に、男性の皆さんは、女性との接し方を学べることで、よりいい男になれる気がします。

いい女、いい男になりたい皆さん、
「なでしこ力」を読んでみませんか?

それから、女性を部下にもつ男性上司の皆さまにも読んでいただきたいかな。
あと、娘さんをもつお父さんにも。

また、「なでしこ力」を読んで、ロンドン五輪アジア最終予選を見れば、
もっともっと試合を楽しめると思いますよ〜。

yukikotajima 11:00 am

今度の日曜日の夜はお暇ですか?

2011年8月19日

田島悠紀子です。

すっかり本の紹介コーナーとなっている「ゆきれぽ」ですが、たまには他の話題も。

ちなみに、個人ブログを立ち上げると宣言したまま、
いまだに立ちあげておりません…。申し訳ない!

というのも、最近は、ツイッターを活用していまして、
こちらが、私にとってのブログのような感覚になっているもので…。(いいわけ)

またいずれ、もし、ブログを立ち上げることがあれば、お知らせしますが、
しばらくは、ツイッターに様々な情報を載せていこうと思っておりますので、
もしよかったら、そちらをご覧いただけたらと思います!

ちなみに、ツイッターアカウントは、

yukky713

です。

ゆるゆる、どうでもいいことから、
プライベートのお話や仕事のこと、
本の感想(ツイッターでも本の話をしています。笑)など、
色々つぶやいていますので、
ちらっとのぞいてみてください。

・・・

さて、そのツイッターでも、先日、お知らせしましたが、
今度の日曜日の夕方、あるライブに私もトークショーでお邪魔します。

もし、お時間があれば、是非、お越しください!

美味しいスイーツを食べながら生の音楽を楽しむライブです。
jazzclotho.jpg

今度の日曜日、8月21日(日)17時から、
富山を中心に県内外で活躍しているギタリスト・フッチさんによるライブが、
graceでもおなじみのパティスリー・クロトさんで行われます。

この日は、フッチさんのソロライブの他、
パペティア(人形つかい・影絵師)の
ジャック・リー・ランダルさんとのコラボライブもあります。

さらに、私、田島悠紀子もお邪魔してのトークショーも行います。
ギタリストのフッチさん、パぺティアのジャックさんの他、
クロト・シェフの森田さんも交えて、
楽しく、音楽やスイーツのお話をお届けします。

チケットは、パティスリー・クロトさんの美味しいスイーツとドリンクがついて1500円。

詳しくは、076・413・3050クロトまで、お電話でお問い合わせください。

日曜日の夕暮れ時、心温まるギターと美味しいスイーツ、そしてトークで、
のんびりとしたひと時を過ごしませんか?

あなたのお越しをお待ちしています♪

■パティスリー・クロト■

住所:富山市大泉町2丁目6−16
電話:076・413・3050
営業時間:9:00〜19:00

yukikotajima 4:16 pm

43.44 ダイヤモンド社

2011年8月17日

今日のキノコレ(13:45頃〜オンエアー)では、
紀伊國屋書店富山店の河野さんから、
ダイヤモンド社の雑誌や書籍をご紹介いただきます。
110817kinokore1.jpg

◎河野さんのオススメ文はこちら↓
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1338.html

私もこの中から2冊を読んでみました。

■『なぜあの人は整理がうまいのか/中谷彰宏(ダイヤモンド社)』

本の帯にはこんな言葉が。

「モノを捨てるとテンションがあがる」

その通り!

私も、先日、『人生がときめく片づけの魔法
を読んで、よし、徹底的に捨てるか、と気合いを入れ、
押し入れの中からものを出して、出して、出して、そして、一気に捨てました。

燃やせるゴミ、燃やせないゴミ、あわせて、8袋分となりました。
私の部屋がゴミステーションのようでした。(笑)

でも、ゴミが全て自分の部屋から消えて無くなった後は、
とても気持ちよく、さらに、テンションがあがりました。

本当は、1日で全ての部屋の整理をしようと思ったものの、終わらず、
実はまだ、一番の難関、リビングルームが残っています。

でも、『なぜあの人は整理がうまいのか』を読んだら、
早速、また整理をしたくて仕方なくなりました。

ひとつわかったことは、
やるまでは本当に本当に面倒だけれど、
一度、ゴミを捨てた後の爽快感、ハイテンションを味わえば、
またあの感覚を味わいたい!と思って、
頑張れるものなのだな、ということ。

また次の休みの日にでも、
徹底的に整理しようと思います。

中谷さんのこの本は、
どちらかというと職場の整理整頓のイメージが強いかもしれませんが、
そんなことはありません。
中谷さんによると、職場も家も一緒なんだとか。

では、そんな片づけられない人は、どこから手をつければいいのか、
それは、何と、キッチンにある、あれから。

気になる方は、是非、本を読んでみてね!

もう1冊は、こちら。

『ザ・ゴール/ エリヤフ・ゴールドラット(ダイヤモンド社)』

工場閉鎖まで3カ月。
この短い期間にどのようにして工場を再建するか?
が、ドキュメンタリータッチで描かれた小説です。

でも、この本は、ビジネス書でもあるのです。

楽しく小説を読みながら、
TOC(制約条件の理論)も学べる1冊です。

というか、いきなりTOCなどと言われても、知らないし、
絶対に無理!と思ってしまった方もご安心ください。

とてもわかりやすい例えを交えながら書かれていますので、理解できます。

例えば、主人公の工場長は、
子供のハイキングから、工場再建のヒントを得ます。

これには、私も、ほう、と声を出して納得。

ビジネス書を読んでいる感覚はほとんどありませんでした。

1984年に出版された本ですが、
今の若い方たちにも是非、読んでいただきたい1冊です。

勉強のため、ビジネスのため、
と難しく考えず、1冊の小説を読む!
と思って読めば、きっと楽しく読めると思いますよ♪

ダイヤモンド社の本に関して詳しくは、
今日のキノコレ(13:45〜)を聞いてね。

yukikotajima 11:50 am

42『下町ロケット』

2011年8月10日

先日、紀伊國屋書店富山店に行ったところ、
ズラリとある本が並んでいました。

先月、直木賞を受賞した、
池井戸潤(いけいど・じゅん)さんの『下町ロケット(小学館)』です。
sitamachi.jpg

去年の秋に発売され、直木賞も受賞されたということで、
既にお読みになっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

『下町ロケット』は、
ロケットを飛ばすという、宇宙工学研究の道をあきらめ、
東京都大田区にある実家の町工場を継いだ男の物語です。

主人公・佃(つくだ)が社長になってからは、
佃製作所は、業績も上がり、まずまずの状態が続いていました。

ところが、突然取引が停止されたり、特許侵害の疑いで訴えられたりと、
大企業の思惑に翻弄され、倒産の危機に陥ってしまいます。

そんな中、もう一社、佃製作所に近づこうとしている企業がありました。
それは、政府から大型ロケットの製造開発を委託されていた帝国重工。

新型水素エンジンを開発したものの、
すでに佃製作所が特許を取得していたのです。
特許を譲るよう、佃製作所に申し出ます。

次から次へと横暴な大手企業や銀行から振り回される佃製作所。

さて、社長の佃は、どのようにしてこの危機を乗り越えるのか、というお話です。

情熱とプライドをもって仕事をしている熱い男たちの物語のなんて爽快なこと。
よし!私も頑張るか。と気合いが入ります。

でも、本を読み終えた今は、この本を読んで本当に良かったと思うのですが、
実は、途中までは、ずっとイライラしっぱなしでした。(笑)

なんで、日常でも不快なことが多いのに、
本の世界の中でまでイライラしなきゃいけないのよっ!
と、ずっと不機嫌な私。

でも、どんな嫌がらせを受けても、逃げずに戦うんですよ、この佃製作所は。

プロとはこういう人たちなんだ、と気付いた時には、
先ほどまでのくだらない苛立ちはなく、
素直な気持ちで読んでみたら、いい言葉にたくさん出会えました。

こういう人にはなりたくない、
こんな態度を取るのはやめよう、
と、反面教師になるだけでなく、
仕事をする上で大切な前向きな言葉や判断もたくさん出てきて、
「働く」ということにおいて、大変勉強になりました。

よっぽど、ビジネス書や名言集を読むより、心に残ると思います。

どんなに大切な言葉も、単体では心に残りにくいと思うのです。
前後の流れがあって、そのストーリーの中で出てくるからこそ、響くのではないかと。

だから私は、名言集などを読むより、
小説を読んでいる中で、素敵な言葉に出会う方が好き。

今回も言葉がキラキラ輝いていました。
いい言葉は、そこだけ文字が浮かび上がってくるような気がしてくるのですが、
『下町ロケット』でも、その感覚を何度も感じました。

ちなみに、私が心に響いた言葉をいくつかあげてみます。

「人間の本性が現れるのは、平時ではなく、追い詰められたときである」

「なにが正しいかは、後になってみないとわからない。
 肝心なことは、後悔しないことだな。そのためには、全力をつくすしかない」

どうです?
まるで、ビジネス名言集のようでしょ?(笑)

情熱を持って仕事をしている方、
企業を率いるトップの方、
理不尽なことだらけで、気持ちが滅入り気味の方、
などなど、ぜひ、読んでみてください。

読んだ後は、気持ちも前向き、
というか、ロケットのように上に上に向かっているはずです↑↑↑

yukikotajima 12:38 pm

41『夏休み』

2011年8月3日

学生の皆さんは、夏休み真っ只中ですね。
楽しんでますか?

大人の皆さんは、夏休み、お盆休みまで、あと1週間とちょっとですね。
今年の夏休みは、どのように過ごしますか?

今日のキノコレ(13:45頃からオンエアー)は、
紀伊國屋書店富山店の白山さんから、コチラの本をご紹介頂きます。

『夏休み/中村航(なかむら・こう)(集英社文庫)』
110803kinokore1.jpg

◎白山さんのオススメ文はこちら↓
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1319.html

奥さまが友人同士の2組の夫婦。
ご主人は、お互い知らない同士。
そんなご主人2人が、ひょんなことから「男2人旅に出る」というお話です。

女性なら、知らない同士で旅に出ても、旅の景色に溶け込みやすうのはもちろん、
よっぽど変わった人でない限り、それなりに旅を楽しめてしまうと思うのですが、
それほど親しくない男性同士の場合、どうなるのか?

そんなちょっとよそよそしい2人の男性の旅を
是非、のぞいてみてください。

女性は、ちょっとのぞき感覚で、
男性は、もし自分だったら、という気持ちで、
それぞれ夏休みの大人の旅を楽しめると思います。

yukikotajima 10:52 am

39.40 ときめき本

2011年8月1日

今日ご紹介する2冊の共通点は「ときめき」。
110731hon.jpg

1冊目は、片づけのときめき本。

もともと片づけるのは嫌いでは無かったはずなのに、
最近、片づけが苦痛で苦痛で。

理由は簡単。
モノが増えすぎたため。

一度、ダンシャリを、と思って、
毎回チャレンジするものの、続かない。

気合いが入っている日は、朝から夜まで頑張れるのですが、
その気合いが続かないのです。

何でだろう…。
こんな自分、いやー!!!

と思っていたところ、
ある方が、この本を教えて下さいました。

『人生がときめく片づけの魔法/近藤 麻理恵 (サンマーク出版)』

片づけコンサルタント、konmariさんの本です。

この本を読んで私が片づけを途中で飽きてしまう理由がわかりました。
それは、片づけの順番がダメだったのです。

そっか、そっか。
あれとあれを同時にしていたのがいけなかったのね、と納得!

私が何に納得したのかは、是非、本を読んでみてね。

それから、物を捨てる時のポイントも勉強になりました。
これは、言ってもいいかな。

「そのモノに直接触れた時、ときめくかどうか?」

を基準に捨てたり残したりすればいいのだとか。

しかし、ときめく、ってどんな感情だ?
最近、すっかり忘れているぞ、
と、本筋からずれた感想がわいてしまった私。

まあ、ある意味では、片づけをしながら、
「ときめき力」も向上できるかもしれません。

部屋もキレイになり、
心も潤うだなんて、一石二鳥!

・・・

もう1冊のときめき本は、女性にときめいた男性の話。

『ラブ・ケミストリー/喜多喜久(宝島社)』

2011年 第9回 『このミス』大賞優秀賞受賞作です。

本の帯には、

『東大で理系草食男子が巻き起こす 前代未聞のラブコメ&ミステリー』

とあります。

実はこの本は、ある男性の方(40代既婚男性)から借りて読みました。
「僕も某大学に通っていた、超オクテの草食男子だったから、共感できそう」
と思って、購入したのだとか。

主人公は天才的化学センスを持つ大学院生。
でも、ある日恋に落ちた途端、まったく研究に集中できなくなります。

そんな彼の前に、謎の女性があらわれ…。

化学の知識の無い私は、化学について熱く綴られた箇所は、さらりと飛ばし(笑)、
読み進めました。(でも、本の内容は理解できますのでご安心を!)

まるで漫画でも読んでいるかのような軽いタッチで、
本のページをめくるスピードも漫画並のはやさです。

オクテな男子が恋をしてしまった時、
何を思い、どのような行動をとるのか?
となると、漫画っぽいでしょ?

しかし。

それは私のはやとちりでした。
漫画じゃなくて、これは、小説でした。

当たり前じゃん!と突っ込まれそうですが、
小説なんですよ、この本は。

ミステリ小説でもある、恋愛小説。

さあって、あなたは気付くかな?

yukikotajima 10:48 am