35『ジェノサイド』
2011年7月6日
この本のせいで、生活が大きく乱れてしまいました。(笑)
およそ600ページの長編でしたので、
2日にわけて読もうと思ったのですが・・・読み始めたら止まらない。
一度、日中に読み、用事があって出かけなければならないのに、
本に集中しすぎてなかなか外出の準備ができず、ギリギリまで読んで出かけて、
外出中、ずっと頭の中から本の世界が消えず、
早く家に帰りたくて仕方ありませんでした。(笑)
そして、家に帰ってくるなり、早速、本を開き、気付いたら、早朝でした。
でもね、眠くないんですよ。
気持ちがたかぶりすぎていて。
本を読んだ後は、本の世界がまるで現実のように思えてきました。
もしかしたら、私の知らないところで、ありうることなんじゃないか?
と思えたら、読み終えたばかりなのに、
早速、物語が再び動きがしたような感じがして、
その瞬間、私自身が本当に小説の世界に入ってしまったような感覚になってしまいました。
って、具体的なことをここまで一切書いていませんので、
どんな作品?何がテーマ?
と、ややイライラしながら私のブログを読んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)
そんな方は、まずは、紀伊國屋書店富山店の朝加さんの紹介文を読んで下さい。
⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1293.html
ということなんですよ!(笑)
先日お亡くなりになった児玉清さんが、生前、
「面白本をたくさん読め!」
とおっしゃっていましたが、まさに、この本は、私にとっては「面白本」でした。
児玉さんが、本はどんな世界にも連れて行ってくれる、
と、本の魅力をお話になっていたことがありましたが、そのとおり。
この本もあなたを、知らない世界に連れて行ってくれますよ。
それと、『ジェノサイド』は、小説としての面白さだけでなく、
今、世界が抱える問題などにも触れていて、
そのあたりも勉強になるなと思いました。
『ジェノサイド』は、ひと言で言うなら、
本の世界のジェットコースター本! かな。
ゆっくりじっくり地味に進みながら、
途中からは、ノンストップ〜です。
あなたも大人のジェットコースターに乗ってみませんか?