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16『コクリコ坂から』

2011年7月27日

現在公開中の映画『コクリコ坂から』。
スタジオジブリの最新作です。

既にご覧になっている方も多いでしょうから、私からは軽くご紹介。

舞台は、今からおよそ50年前、1963年の横浜です。
高校生の純愛と彼らの両親の過去が描かれています。

また、恋愛オンリーでなく、
高校の古い部室棟の取り壊しを阻止する
学生たちの姿も描かれています。

監督自身は、この作品にどんな思いを込めたのでしょうか?
先日、監督の宮崎吾朗さんにお話を伺いました。
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インタビューは、今日、7月27日(水)の14:25〜お送りします。

インタビューでは、時代で変わる愛の伝え方についても熱く語っていただきました。
ちなみに、私が言われたいのは、1960年代の告白。
さて、どんな告白でしょう?
この続きは、今日の放送を聞いてね!

吾朗監督は、ずっと穏やかな笑顔のとても話しやすい方でした。
しかもかっこよかったです。

また、この映画では、恋愛だけでなく、人が人を思う愛を描いた、とおっしゃっていました。

そういった優しさの中に、まっすぐ元気でエネルギッシュな清々しさもあって、
その、ザ・青春といったまぶしさが、見ていて、とても気持ち良かったです。

また、音楽も素敵でした。
まるでミュージカルのように、手嶌葵さんの歌声が入ってくるのが、心地よかった。

にぎやかな街並みとか、
美味しそうな食べ物の香りとか、
そういったものが、五感を刺激してきて、
それこそ、映画の世界に入っているような感覚でした。

まだご覧になっていない方は、是非、映画館へ!
気持ちいいタイムスリップの旅へおでかけください♪

今回は、ファンタジーでは無いけれど、
そういう意味では、ファンタジー!?

yukikotajima 11:47 am

38『我が家の問題』

2011年7月26日

私が大好きな作家さんといえば・・・

奥田英朗さん!

好きというか愛しています。(笑)

奥田さんの作品を読んだ後は必ず人に優しくなれます。

例えば、ものすごくむかつく上司がいたとして、
脳内がすべて上司への怒りで埋まっていたとしても、
奥田作品を読み終えた後は、
そんなダメ上司でさえかわいく思えるような感じ。
わかりやすいでしょ?(笑)

奥田作品に登場する人々は、どこかしらダメな人たち。

イケメンヒーローも、
あこがれのヒロインも出てきません。

ちょっとダメな部分のある普通の人々。

だから、共感できる。

しかも、こうすべき!という結論を出さないのが奥田流。
奥田先生自身、「登場人物を裁かないのがモットー」なんだそうです。

だから、読んでいて気持ちいい。

今回読んだ新作『我が家の問題』も、優しさに満ちていました。
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以前出された本『家日和』に続く、平成の家族小説第2弾です。

今回は、6つの家族の問題が収録されています。

いくつか問題を挙げてみましょう。

・完璧すぎる妻のおかげで帰宅恐怖症になってしまった新婚の夫

・夫は仕事ができないらしいと気付いてしまった妻

・結婚して初めてのお盆休みをどう過ごすか悩む夫婦

どうでしょう?

他人事とは思えない問題だと思いませんか?

彼らがどのようにして問題と向き合っていくのかについては、
ぜひ、小説を読んでみてください。

私は、1つの作品が終わる度、
奥田先生らしい笑いと優しさに触れ、涙を流していたような気がする…。

でも、基本的には夫婦の話なので、
独身の私は、既婚者なら、もっと共感&感動できるのだろうな、と、
既婚者にちょっと嫉妬してしまいました。(笑)

しかし!
驚くことに、奥田先生ご自身は、50代の独身男性なんです。

以前、アラサー女性の悩みを描いた『ガール』を読んだときにも思いましたが、
奥田先生は、小説を通して、老若男女問わず、どんな人にもなれてしまうのがスゴイ!

今回も、主婦を中心に様々な人になっています。

ぜひ、その七変化ならぬ六変化を楽しんでくださいませ。

ご紹介した『我が家の問題』は、
明日の13:45ごろ〜の『ユキコレ』でもご紹介します。

◎ちなみに、シリーズ1作目『家日和』の私のブログはこちら↓
http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=151

yukikotajima 7:15 pm

ハイキング報告♪

2011年7月24日

昨日は、立山山麓で思いっきり癒されてきました。

ボランティアガイドの内田さんから、
「翌日は森林セラピー効果でお肌の調子がいいはずよ」と言われ、
今朝、ウキウキ気分で目覚めてみれば、確かに調子がいいような気がする♪
しかも、2時間歩いたのに、疲れがない…どころか、なんか調子がいいような気がする!
と、朝から絶好調の私です。

昨日開催した、『ゆっきーと行く!ハイ!ハイ!ハイキング!VOL.2』に、
参加された皆様、ありがとうございました。

楽しんでいただけましたか?
私は、と〜っても満喫できました。

FMとやまのスタッフによるハイキングレポートもありますが、
(レポートは、http://www.fmtoyama.co.jp/contents/info_1004.htmlを見てね)
私も、軽くレポート♪

当日は、雲は多いながらも晴れ間ものぞく、暑すぎない、
まさにハイキング日和となりました。

癒し効果の高い森として科学的に証明された立山山麓の「森林セラピー基地」を、
ボランティアガイドの中澤さんと内田さんに楽しくご案内いただきながら、
2時間かけてゆっくり歩きました。

森の香り、フィトンチッドをたくさん吸収しながらのハイキングは、
とてもきもちよかったです。
深呼吸をしながら、体中の細胞が目覚めていくような感じ!

また、香りだけじゃなく、
セミや虫の鳴き声を聞いたり、
木々の緑に癒されたり、
直接、木や葉にふれたりして、
まさに、五感で感じながらのリラ〜ックスハイキングでした。
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豪快な笑い声が印象的な中沢さん(左)と優しい内田さん(右)、
今年もガイドをありがとうございました。

朝露がキラキラしていてキレイでした。
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こちらは、今話題のなでしこの花。
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立山山麓はちょうどあじさいが見ごろを迎えていました。
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いい出会いがありますように〜。出会橋です。
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こちらの素敵な山ボーイは、ランプジャック掛尾店の池田店長です。
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私もランプジャックさんのコーディネートによる山ガールファッション。

参加された方から、「怪物くんみたい」と言われた帽子がポイントです。(笑)

ハイキングの後はバーベキュー。
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みんなとても楽しそう♪
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お肉を前にした私もかなり嬉しそう。(笑)
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この後は、ビンゴ大会を行い、ちょっと休んでから、
バスに乗って富山市へ戻ってまいりました。

帰りのバスの車内は、途中からシーン。
みなさん、ぐっすりお休みになっていました。
そういう私も…Zzz。

あらためて、参加されたみなさん、ありがとうございました!

今回のハイキングをきっかけに、
ハイキングや立山山麓に興味を持たれた方や、
新しくお友達を作っている方もいらっしゃいました。

参加されたみなさんが、何かしら次につながるものを得て下さっていたらいいなあ。

私は、まさに立山山麓の森に癒されました。また、行きたいなあ。
そうだ!第3弾もぜひやろう!(笑)

今ブログをお読みのみなさんも、
この夏、ぜひ、癒されに行ってみてくださいね!

その際には、ハイキング用のファッションで♪
ランプジャック掛尾店には、おしゃれアイテムが満載ですよー。

yukikotajima 1:45 pm

37『空想科学読本ミドリ』

2011年7月20日

突然ですが、「ミドリ」といったら、
あなたはどんな印象をお持ちですか?

あえてカタカナで書いているところがイヤラシイのですが(笑)、
そんな「ミドリ」について、徹底的に研究?している本を読みました。

それは、柳田理科雄さんの『空想科学読本ミドリ』です。
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今日のキノコレ(13:45頃〜オンエアー)で、
紀伊國屋書店富山店店長の仲岡慎治さんにご紹介頂く本です。

仲岡店長は、『空想科学読本シリーズ』が大好きなんだとか。

私は、実はこのシーリーズは一冊も読んだことがなく、
今回の「ミドリ」が初めてでした。

本というより、雑誌?のような読みやすさでした。

真面目にくだらないことを徹底的に研究している柳田スタイルに、
正直言って、最初はややついていけない感じだったのですが(笑)、
一度はまると、まじめにくだらない柳田的ツッコミを面白いと感じている自分がいました。

特に、正義の戦隊における「ミドリ」の存在について
真面目に分析している様子には笑えました。

「ミドレンジャー」は、1人だけ色の名前を言いきっていない!

という突っ込みには、く、く、くだらなすぎる〜!!!
と思わず声に出して笑ってしまいました。

さらに、パラパラ漫画までついているオトク感も。(笑)

今回は、特にヒーローものが中心に分析されていますので、
女性より男性の方がより面白さがわかるかもしれません。

『ミドリ』を含めた『空想科学読本シリーズ』について詳しくは、
今日のキノコレで紀伊國屋書店富山店店長の仲岡慎治さんに
詳しくご紹介頂きますので、お楽しみに♪

■仲岡店長のオススメ文はこちら↓
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1304.html

yukikotajima 10:43 am

ネッツカフェ@高岡店

2011年7月16日

ネッツ富山高岡店からお送りした
特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ ネッツ・カフェ・サマー』。

今日は、暑い中、本当にたくさんの皆さんにお越しいただきました。
ありがとうございました。
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放送前につぶやいたツイッターを見て、
急きょ金沢からかけつけて下さった方もいらっしゃいました。
ありがとう〜!

また、ご家族連れの方もとても多かったです。
目が合うとニコッと笑ってくれるお子さんたちから、
放送中、たくさんの元気をもらいました。

そういえば、放送後、ある男の子から、
「なんで今回は、ネッツカフェサマなの?」と聞かれました。
「サマーは英語で夏だからだよ」と答えたところ、納得していない様子。

どうやら男の子の頭の中では、
「ネッツカフェ様」と変換されていたらしく、
なぜ今回だけ様付けなんだ?と思っていたらしいのです。

なんて子供らしい発想!
そしてかわいい。

楽しいやり取りでした。

さて、放送中も楽しくやりとりをさせていただきました。

「ネッツ富山オリジナルヴィッツ特別仕様車 『TKV38』」
をご紹介下さった中野さんです。
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こちらは、「まるまるクリン」について教えていただきました、木下さんです。
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今日は特別に高岡店で「まるまるクリン」の実践をしていました。

コーヒーをこぼしたシートも…
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プロの手にかかると、
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あっという間にキレイになります!
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感動!!!

「まるまるクリン」は、ネッツ富山全店でご予約受付中です。
汗やコーヒーで汚れたシートを夏の行楽の前にキレイにしてみませんか?

あらためて、ネッツ富山高岡店の皆さま、ありがとうございました!

そうそう、今日は似顔絵師の苦楽多美清(くらた・みきよし)さんによる、
チャリティ似顔絵も行われていたので、
放送終了後、私も似顔絵を描いていただきました。
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似てるかな?
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***

来週7月23日(土)は、FMとやまのスタジオから
『ネッツ・カフェ・ドライヴィン』をお送りします。

メッセージテーマは「夏スイーツ」。

かき氷
アイスクリーム
果物
水ようかん
ゼリー

など、暑い夏に食べたい「夏スイーツ」を教えて下さい♪

メッセージは、24時間いつでも受付中!!!

●メッセージはこちらから送ってね。↓
http://www.fmtoyama.co.jp/contents/info_554.html

yukikotajima 3:35 pm

ANA LET’S ENJOY TOKYO 〜上野動物園&新大久保〜

2011年7月13日

先月からお送りしている月1回のgrace内コーナー
『ANA LET’S ENJOY TOKYO』。

「ANA富山‐東京便」を利用してTOKYOを楽しもう!ということで、
私、田島悠紀子が、月に1度、ANAを利用して、東京の観光スポットを訪れ、
あらためてTOKYOをgrace&ブログでご紹介していくというものです。

2回目の旅は、「上野動物園」と「新大久保」。

まずは、「上野動物園」。

富山から飛行機を利用すると、上野動物園まであっというま。

飛行機なら移動も楽ですので、
動物が大好きな小さなお子さんたちもぐずる心配がありませんね。

上野動物園といったら、「パンダ」!

パンダには入り口入ってすぐのところで会えます。

私が訪れた日は、以前のような混雑も無く、
ちょっと並んですぐに見ることができました。

ちょこんと座って、ササやタケを食べている様子のなんとかわいらしいこと!
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ずっと見ていても飽きないほどのかわいさでした。

こちらはパンダの大きなぬいぐるみ、と私。
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その後、ほぼまんべんなく園内をまわり、
様々な動物に会ってきました。

そんな中、衝撃を受けた動物たちがいました。

・ゾウ…観客にお尻を向けたと思ったら、ボトボトボトと放たれました。(笑)
     見ていた人全員、無言でくぎ付けでした。
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・ゴリラ…暑さゆえ?仰向けに寝たままのゴリラたち。
     子ゴリラがちょっかい出しても微動だにせず。
     でも、これ、暑い日の私の姿だとも思いましたが…。
     で、なりきってみました。(笑)
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     顔はめパネルが大好きな私は、
     穴をみつけると、どうしてもはめたくなってしまうもので…。(笑)
      
・クマ…木の枝につけられたタイヤにつかまり、片足をあげて遊んでいる様子は、
    まるで大人に甘える子供のようでした。
    こんなにクマをかわいいと思ったのは初めてでした。
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    こんな近くまで寄ってきました。ちょっとドキドキ!
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動物たちを見ながら、
まるで人の気持ちがわかっているのではないか?
私の心は、動物たちには実は丸見えなのではないか?
という気持ちにもなりました。

とくに、この鳥「ハシビロコウ」の表情はすごかった。
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私、心の中を読まれている気分でしたもん。

見たことのない動物に出会えたり、
動物たちの匂いや大きさや動きを間近で感じることができたりするのも
動物園ならではですよね。

小さなお子さんたちはもちろん、
大人になってからの動物園も色々な意味で楽しめると思いますよ!

・・・

さて、今回の旅は、もう1箇所。コリアンタウン新大久保。

韓流ブームで、ここ何年も女性たちでにぎわう街、新大久保。
韓国料理のお店のほか、
韓国の食品、化粧品、韓国俳優グッズのお店などが所狭しと並んでいます。

また、街には旬の人気俳優やアーティストの写真があふれています。
以前、私が訪れた時は、東方神起が目立っていましたが、
今回は、グンちゃんことチャン・グンソクさんばかりでした。

今回、私は、新大久保が大好きで毎週通っているという
新大久保ツウの方の案内のもと、新大久保を歩いてまわり、
ちょっとずつ様々なものを買って、ショッピングを楽しみました。

最近の話題は、ザクロのお酢なんだとか。
薄めて飲むそうで、試飲したらとても美味しく早速購入!

美味しいといったら韓国料理も味わいました。

大人気店の「コリアンキッチン味(マッ)ちゃん」。
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厚切りサムギョプサルで有名なお店です。
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店員さんは皆韓国人で、
このお店では、サンチュセットを頼むと、
サンチュやキムチがおかわり自由で、
まるで本場、韓国のようです。

お肉は、ジューシーで美味!
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微炭酸の生マッコリとともに、
美味しく頂きました。

その後は、イケメン韓国人スタッフのいる人気カフェ『コーヒープリンス』へ。
2号店には以前行ったことがあったので、今回はこの春オープンした3号店へ。
9割が女性客でした!

こちらは、韓国の人気スイーツ『パッビンス』。
小豆やソフトクリーム、フルーツがのった韓国のかき氷です。
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せっかくなので、イケメンスタッフさんとツーショット写真を。(笑)
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私は、春に韓国に行ったばかりなのですが、
新大久保にも、現地の空気感が漂っていました。
韓国独特の熱気がありました。

新大久保という街に惹かれるのは、
お気に入りのスターグッズや美味しい韓国料理だけではなく、
今、日本に足りない「熱さ」を感じたいからなのかもしれないな、
と、大きな声で笑う街ゆく人の様子を見ながら、ふと思いました。

それにしてもよく歩いた旅だった!

この夏お出かけになる方は、履きなれた靴で行くのはもちろん、
帽子、タオル、たっぷりの水分、
出来れば、日焼け止めや日傘もあった方がいいと思います。
あと、なるべく荷物は軽く。

でも、私が今回、こんなにたくさん歩けたのは、
飛行機を利用したからだと思います。

あっという間に快適に富山から移動できるのが素晴らしい!
東京に着いた時、体がとっても軽いですからね〜。

今回も本当に楽しい東京旅でした。

ぜひ、あなたもANAを利用して、東京に遊びに行ってみてくださいね。

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『ANA LET’S ENJOY TOKYO』

リポートは、今日13日(水)のgraceの中で、
14:25頃からお届けします。
放送も聞いて下さいね〜。

それでは、来月もお楽しみに〜。
来月の旅はどこかしら♪

yukikotajima 12:36 pm

36『小袖日記』

紀伊国屋書店の書店員の皆さんがセレクトした文庫
「紀選文庫(きせんぶんこ)」は、魅力的な作品がたくさん!

先日、紀伊國屋書店富山店の紀選文庫コーナーで、
まず、目に飛び込んできたのが、こちらでした。

『小袖日記(こそでにっき)/ 柴田よしき』
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本を手にとり、迷わず購入。

柴田さんと言いますと、
『ワーキングガール・ウォーズ』
をお書きになった方です。

■『ワーキングガール・ウォーズ』の感想はこちら↓
http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=429

私は、この作品を読み、
客観的に「女性」というものを知ったように思います。
また、私自身、思い当たることの連続で、
この人は、なぜこんなに私の心を知っているのか?
と思ったほどです。

そんな柴田さんが、『源氏物語』をネタにした小説を書いた、
となれば、読みたいに決まっています。(笑)

源氏物語は、それこそ、女性ばかりが出てくる作品ですからね。
柴田さんが、源氏物語をどのように解釈し、どう小説にするのか?

想像しただけでワクワクしてきます!

それでは、簡単に内容を紹介しましょう。

主人公は、現代の29歳の女性。
上司との不倫に破れ、夜中にふらふら公園を歩いていた時、雷の直撃を受けてしまいます。
目が覚めると、目の前には、「おかめ」。「おかめの大群」。(笑)

私は、この「おかめの大群」という言葉を見た瞬間、
笑いが止まりませんでした。

おもしろすぎるー!何?何この表現!
と、この言葉がスイッチとなり、
私は食い入るように本の世界に入っていきました。

物語は、雷の直撃を受けた主人公が平安時代にタイムスリップしたところからスタート。
どうやら自分は「小袖(こそで)」という名の18歳の女性で、
顔は、もちろん「おかめ」。(笑)

『源氏物語』を書いた紫式部というペンネームを持つ女性の助手のようなことをしています。
具体的には、『源氏物語』のネタ探しです。

おなじみの登場人物が次々に登場し、
小袖がどう絡んでいくのかがとても楽しかったです。
また、その絡み方にミステリの要素が含まれているのが面白かった!

私は、源氏物語というと、漫画「あさきゆめみし」の印象が強いのですが、
その知識だけでも十分楽しめました。

また、『源氏物語』と言ったら、恋のお話です。
男女間の恋愛の違いなどが、
柴田さん独特の歯に衣着せぬ物言いで、
ヒヤヒヤしながらも共感でき、すっきりしました。

女性は、わかるわ〜!と、登場人物のどなかたに共感できると思いますが、
男性は…心穏やかに読んで下さい!(笑)

それにしても、柴田さんは、やっぱり素敵だ。

言いたくても言えない。
心が感じているのに、感じないフリをしている。

そんな一見器用そうに見えて、不器用な女性たちに読んでもらいたいな。

yukikotajima 10:35 am

35『ジェノサイド』

2011年7月6日

この本のせいで、生活が大きく乱れてしまいました。(笑)

それは、高野和明さんの『ジェノサイド』という小説です。
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およそ600ページの長編でしたので、
2日にわけて読もうと思ったのですが・・・読み始めたら止まらない。

一度、日中に読み、用事があって出かけなければならないのに、
本に集中しすぎてなかなか外出の準備ができず、ギリギリまで読んで出かけて、
外出中、ずっと頭の中から本の世界が消えず、
早く家に帰りたくて仕方ありませんでした。(笑)
そして、家に帰ってくるなり、早速、本を開き、気付いたら、早朝でした。

でもね、眠くないんですよ。
気持ちがたかぶりすぎていて。

本を読んだ後は、本の世界がまるで現実のように思えてきました。

もしかしたら、私の知らないところで、ありうることなんじゃないか?
と思えたら、読み終えたばかりなのに、
早速、物語が再び動きがしたような感じがして、
その瞬間、私自身が本当に小説の世界に入ってしまったような感覚になってしまいました。

って、具体的なことをここまで一切書いていませんので、
どんな作品?何がテーマ?
と、ややイライラしながら私のブログを読んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)

そんな方は、まずは、紀伊國屋書店富山店の朝加さんの紹介文を読んで下さい。
⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1293.html 

ということなんですよ!(笑)

先日お亡くなりになった児玉清さんが、生前、

「面白本をたくさん読め!」

とおっしゃっていましたが、まさに、この本は、私にとっては「面白本」でした。

児玉さんが、本はどんな世界にも連れて行ってくれる、
と、本の魅力をお話になっていたことがありましたが、そのとおり。
この本もあなたを、知らない世界に連れて行ってくれますよ。

それと、『ジェノサイド』は、小説としての面白さだけでなく、
今、世界が抱える問題などにも触れていて、
そのあたりも勉強になるなと思いました。

『ジェノサイド』は、ひと言で言うなら、
本の世界のジェットコースター本! かな。

ゆっくりじっくり地味に進みながら、
途中からは、ノンストップ〜です。

あなたも大人のジェットコースターに乗ってみませんか?

yukikotajima 11:55 am

14.15 男前な人たち。

2011年7月1日

先週の金曜日、FUNKISTの富山ライブに行って、
染谷西郷(そめや・さいごう)さんの歌を聞き、
その情熱に私は心をすっかり奪われてしまい、
しばらく、染谷さんかっこよすぎるー!!と言い続けていた私ですが、
また新たに、私の心をがしっとつかんでしまった男性がいます。(笑)

それは、ジェームズ・フランコ!

映画『127時間』を見て、ファンになってしまいました。

『127時間』は、『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督の最新作。
ロッククライミング中、落石に腕を挟まれ動けなくなってしまった男性の実話の映画化です。

主人公のアーロンをジェームズ・フランコが演じています。

音楽を聞きながら、マイペースに自分のしたいことをしているアーロン。
程良く軽く、ノリのいいワイルドな男性です。

そんな彼が、落石により、狭い谷底から動けなくなり、死を目前にしたとき、
何を思い、どんな行動をとるのか?が描かれています。

時が刻まれる度、変化していくアーロン。
そんな極限状態を演じ切っています。

また、ほとんどがアーロン1人の映像なのですが、
心理状態をとてもよくあらわしている音楽は気持ちいいし、
映像も独特で、まったく飽きません。
カメラの視点が斬新で面白く、視覚的にも楽しめました。

それにしても、ジェームズ・フランコはかっこよかったわ〜。

そろそろ、かっこいいのは十分わかったよ。という声が聞こえてきそうなので、
別のいい男話を。(笑)

いい男の登場する映画をもう1本ご紹介します。

『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』。

なし崩し的に結婚し、まったく盛り上がらない生活を送る夫婦が参加した、
一泊二日の「地獄ツアー」が描かれたコメディー映画です。

「地獄ツアー」は、地獄のようなツアーではなく、
「地獄」を巡るツアーのことです。

二枚目イメージの竹野内豊さんが、
初めてコメディーに挑戦したということでも話題になっています。

夫を竹野内豊さん、妻を水川あさみさんが演じています。

わかりやすい「地獄」のイメージでは無く、
この映画で描かれている地獄は、ちょっと変わった世界。

宿の温泉がビーフシチューだったり、
地獄の住人は、赤い肌の人と青い肌の人がいたり、
日本円の1円でほとんどのものが買えたりします。

状況的にはありえないことの連続ですが、いちいち面白い。

どう面白いのかというと、めんどくさく面白い感じです。(笑)

さらに、この映画の面白いところは、
ありえない中でも、主人公の夫婦の会話だけは、普通なこと。

男女間の掛け合いや空気感がとても自然で、
私もニヤニヤしながら見てしまいました。

わがままでいつも不機嫌の、ちょっと感じ悪い妻。
天然キャラで、無邪気でマイペースの夫。

近い存在だからこその、歯に衣着せぬやりとりがとてもリアルでした。

でも、そんな中でも夫の妻への愛が感じられるシーンもあります。
きっと女性なら、あのシーンには皆キュンとくるはず。
それは、ワンピースの某シーン。
夫のさりげない優しさに胸がじわっとあたたかくなります。

あの瞬間、私は竹野内豊さんにぞっこん。
表現が古いですが(笑)、
でも、この言葉が一番しっくりくるので、あえて、使いました。あえて、ね。

しかもね、そのワンピースのシーンの後、
子供たちと無邪気に遊ぶシーンが続くんです。
その様子が、またとても素敵で…

って、結局、今日のブログだけで、
私は、3人の男性に惚れてしまったことになりますね。
どれだけ惚れやすいんだろ、私。(笑)

でも、映画はどちらも、男前うんぬん抜きにしても、楽しめますので、
ぜひ、男性の方もご覧下さいませ。

いや、どちらかというと、男性向きの映画のような気もする。

yukikotajima 4:24 pm