68『怒らない技術』
2010年11月29日
「喜怒哀楽」という言葉がありますが、
以前、9歳離れた弟から、
「おねえは、喜怒怒怒(き・どどど)だね」
と言われたことがあります。(苦笑)
実家に帰った時、家族に甘え、ずっとプンプンしていたら、言われてしまったのでした。
さすがに私も24時間、ずっとイライラしているわけではないのですが、
時々、我慢できないほどイライラすることはあります。
実際、「イライラ」している人が多いということなのでしょうか。
今、嶋津良智(しまづ・よしのり)さんの『怒らない技術』という本がよく売れていて、
今年7月に出て以来、すでに25万部を突破したのだとか。
私も、イライラすることが多いので、読んでみました。
本の表紙は、派手なピンク。
帯には「今日から、イライラ禁止!」と大きく書かれています。
気になる中身は、とてもわかりやすかったです。
ご自身のお話だけでなく、
イチロー選手や中田 英寿さんの言葉を引用しているので、イメージがわきやすいですし、
成功者の言葉なので、説得力があります。
『怒り・イライラと無縁になる25の習慣』では、
具体的に何をすればイライラしないのかが書かれています。
例えば、私が印象に残ったものをいくつかあげてみますと…
★「迷ったら、決断しない」
⇒この言葉は、一番、心に残りました。
嶋津さんによれば、とても大切なことなら、必ず「よし」と思えるときがやってくる、のだとか。
★「身近な人にいいところを50あげてもらう」
⇒実際、この本には、嶋津さんが奥さまにあげてもらった50のいいところが紹介されています。
これは、私もやってもらいたくなりました。
一度、みなさんも、ご夫婦でやってみては?
お互いのいいところを50あげるのは大変かもしれないけれど、
これをすることで、夫婦の仲がぐっと深まるように思います。
さらに、この本には『 今すぐ怒り・イライラが消える11の特効薬 』まであります!
こちらもいくつかあげてみましょう。
★「これはちょうどいい」
⇒意にそわないことがおきたら「これはちょうどいい」と声に出してみる。
どんなことでもポジティブに捉えるようにするのが大切なのだとか。
★「その場から逃げる」
⇒嫌な自分が表に出そうになったら、その場から逃げる。
など、どれもすぐに実践できそうなことばかりです。
いらっとしたら、一瞬がまんして、考え方を変える。
すぐに怒りだすのではなく、「まあ、これもありか」と思ったり、
「やばい!ぶち切れそう」と思ったら、トイレに行って、落ち着くまで待ってみたりする。
たった、それだけのことなのです。
実際、どれも私自身、心に余裕がある時は、すでに実践していることばかりでした。
そして、気付いたのです。
私は、心に余裕がない時に、イライラしているなあ、と。
忙しかったり、準備不足だったりするときに、イライラしていて、
結局、イライラの原因は「自分」にあったのね、と気付きました。
そのことに気付けただけでも、大きな一歩です。
こういうタイプの本には、
本のタイトルは素晴らしくても、
読んでみると、「で、何をしたらいいわけ?」と、
中身がぼんやりしているものもありますが、
この本に関して言えば、とても具体的なアドバイスが書かれていました。
最近、イライラする〜!
というあなた、是非、読んでみてください。
さらっと読めますよん。