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52,53 魚の本を2冊。

2010年9月27日

秋刀魚の美味しい季節ですね。
これから冬にかけては、蟹にブリに、美味しい海の幸が満載で、
魚介類が好きな方にとっては、嬉しい季節ですね。

海無し県の群馬出身の私も、
富山に来てからは、大の魚好きになってしまいました。

実際、富山は、魚が大好きな方が多いと思いますが、
今日は、そんな富山の皆さんにこそ、読んで頂きたい本を2冊、ご紹介します。
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まず、1冊目は、こちら。

『からだにおいしい魚の便利帳 / 藤原 昌高(ふじわら・まさたか)(高橋書店)』

今、大人気で、シリーズ累計、90万部を突破したのだとか。

魚の美味しい食べ方(レシピ)はもちろん、選び方、さばき方などが、
カラー写真とともに紹介され、とてもわかりやすく、見て、楽しい1冊です。

また、見るだけではなく、魚エピソードなども載っているので、
読み物としても満足できます。

それぞれのキャッチコピーもそそられます。

例えば、いくつかあげてみましょう。

「かじか」は、「鍋を壊すほどのおいしさ!?」
「とびうお」は、「加工品としても飛び回る」
「こんぶ」は、「美と健康の救世主」

など、気になる言葉が並んでいます。

しかも、まるで図鑑のように充実した内容なのにも関わらず、
税込1,470円という低価格!

1家に1冊、いかがでしょうか?

・・・

次は、富山生まれの本。

『とやまキトキト魚名考(ぎょめいこう)
/簑島良二(みのしま・りょうじ)(北日本新聞社新書)』

先日、9月15日に出たばかりです。
富山県出身の方言研究家である簑島さんが、
富山弁のルーツとともに、ユーモアたっぷりの文章で、
海・川の幸の名前の由来を説き明かしている1冊です。

例えば・・・

「ハタハタ」については、

富山では、年末の大荒れの空模様をブリ起こしと呼び、
その日の朝には、ブリがたくさん取れると言いますが、
同じように東北の日本海では、冬の雷鳴を「雪起こし」と呼び、
ハタハタの大漁が期待される。

「マンボウ」は、

丸い魚⇒マルイオ⇒マンイボ⇒マンボ 
から、マンボウと呼ばれるようになった。
また、マンボウには、魚には珍しく「まぶた」がある。

そういった豆知識はもちろん、
ほとんどのエピソードは、富山弁と魚の名前をうまく組み合わせたオチでしめられています。
言ってみれば、親父ギャグなのですが(笑)
ププッと笑ってしまうものから、ほーなるほど!と思うものまで、様々で、
いろいろな意味で楽しめる1冊です。

今日は、今、大人気の、まさに脂がのった、さかな本をご紹介しました。

yukikotajima 10:39 am

33 『借りぐらしのアリエッティ』

2010年9月25日

7月に公開された映画『借りぐらしのアリエッティ』をやっと見てきました。

公開から2カ月が経っていたので、もう無理かな、と諦めていたのですが、
見ることが出来て、本当によかったです。

派手なアクションが好きな方もいるでしょうが、
私は、こういう作品の方が好きです。

というのも、私は、子どもの頃、
「本当に小人さんがいるかもしれない」と思っていた、
夢見がちな子供だったからです。

小人さんとはちょっと違うけれど、こんなエピソードがあります。

子供の頃、お雛様たちにお寿司やお菓子をお供えするのが不思議で、
「人形は食べられないのに、どうして置くの?」と母に聞いたら、
「みんなが寝てから、こっそり宴会をするんだよ」と言われました。
それなら確かめようと思った私は、
夜中にこっそり、お雛様が飾られている部屋を見に行ったのです。
ドキドキしながら、戸を開けてみると、真っ暗。お寿司もそのまま残っていました。
がっかりしながら、再び布団に入り、朝、もう一度、お雛様に会いに行ったら、
なんと、お寿司が無くなっていたのです!
びっくりしている私に、母は「お雛様が食べたんだよ」と言いました。

そんな母に育てられたため、
どこか、夢見がちというか、空想好きな子供だったように思います。

そのため、『借りぐらしのアリエッティ』を見ながら、
子供の頃の自分がよみがえってきて、
幸せな気持ちになったのかもしれません。

懐かしく、そして、あたたかな気持ちになった作品でした。

まだ、見ていない方は、お早めに!

yukikotajima 1:01 pm

51 小説『東京島』

2010年9月22日

映画化された桐野夏生さんの小説『東京島』を読みました。
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映画は、現在、公開中です。

原作が様々なところで話題になっていたので、読みたくなり、購入したものの、
悩んだ挙句、原作ではなく、先に映画を楽しむことにしました。

そして、しっかりと映画のイメージがついた状態で原作を読んでみました。

映画を見て、想像していた以上の人間の嫌な部分の連続に、
見終わった後に、やや疲労感を感じながらも、
逆に原作が気になってしまい、読まずにはいられませんでした。

小説の方がもっと人間の嫌な部分がストレートに描かれている、という噂通り、
極限状態の人間の素のままの姿が、生々しく描かれていました。

無人島に女性は自分1人。
他31人には男性。
そんな中、男たちは、そして女はどのような行動をおこすのか?
映画を見て結末を知っているにも関わらず、ページをめくることをやめられませんでした。

それにしても主人公の清子は、本当に嫌な女です。
見ていて、非常に不愉快でした。
でも、それは、清子を通して、自分の嫌な部分を見ているような気がしたからかもしれません。

映画の感想(http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=1597
にも書きましたが、
もし自分が同じ立場だったら?と想像した時、
私もずるい女になってしまうかもしれない、と思ってしまった自分がいました。

女性と男性では、この作品は感じ方も変わってくるかもしれませんが、
お読みになった女性の皆さんは、どのように思いましたか?

ちなみに、原作は、男性よりも女性に人気があるそうですよ。

そうそう!
この作品、まるっきりのノンフィクションではないんですって。
戦後に実際あった事件「アナタハンの女王事件」をモチーフにしているのだとか。
ますますこわい…。

yukikotajima 9:51 am

BCBの投票&モデル募集の締め切り迫る!!!

2010年9月21日

10月11日(月・祝)に、高岡駅の駅地下で行う、
「ブルーコムブルー エキチカプロジェクトファイナル365」。

去年に続き、今年も、ファッションショー&graceの公開生放送をお届けします。
その他、イベント盛りだくさん!

★現在、そのファッションショーで使用するコーディネートの投票を受付中!
 投票して下さった方の中ら、5名の方には、BCB商品券1万円分をプレゼント♪
 投票は、こちらから↓
 https://secure.fmtoyama.co.jp/members/bcb/

★さらに!そのショーにモデルとしてご協力いただける方も募集中!
 申し込みは、こちらから↓
 https://secure.fmtoyama.co.jp/members/bcb/model.php

◆去年の様子は、私のブログ「ゆきれぽ」のカテゴリー「ブルーコムブルー企画」を見てね♪
 このブログにも、去年の写真をいくつか載せてみまーす。
 PCの方はクリックしてみてください。写真が大きくなります。
1103bcb1.jpg bcb06.jpg 1103bcb7.jpg

投票もモデル募集も、明後日23日(木)までですー。
悩んでいる皆さん、いそいでー!!!

モデル体験は、きっといい思い出になると思いますよん。
ヘア&メイクをしていただいて、
オシャレなコーディネートに身を包んで、
さらに、ファッションショーで舞台に登場!
って、普通の生活を送っていたら、なかなか無いですよね?

さらに、モデルに選ばれたら、
ブルーコムブルーで使える1万円分の商品券もプレゼントですよ〜!

すごいと思いませんか?

私がリスナーさんだったら、絶対に応募します。(笑)

楽しい思い出、一緒に作りましょ♪

しつこいようですが、締め切りは、9月23日(木)です。
おはやめにー!

yukikotajima 8:57 pm

50『永遠の0(ゼロ)』

2010年9月20日

今日のキノコレ(13:45ごろ〜オンエアー)では、
今、話題の小説『永遠の0(ゼロ)』を取り上げます。
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ご自身も大ファンという、紀伊國屋書店富山店の白山さんにご紹介いただきます。

★白山さんの紹介文は、こちらのサイトをみてね↓
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1064.html

なんと、紀伊國屋書店富山店で、8月、9月ともっとも売れた文庫だったのか。

私も読んでみましたが、確かによかったです。
泣いて、泣いて、泣きました。

600ページ近くもある本の厚さに、読む前は、一瞬めげそうになりましたが、
読み始めたら止まりませんでした。
夜、読み始め、読み終えた時には明け方になっていました。
どれだけ集中して読んだことか…。

そして、読みながら、何度も涙がこぼれてきました。
私は集中すると、瞬きをしなくなります。
ただでさえドライアイの私は、読書中はかなり目が乾燥するのですが、
今回は、定期的に泣いていたので、あまり乾燥することはありませんでした。

簡単にストーリーをご紹介しましょう。

終戦から60年目の夏、人生の目標を失いかけていた26歳の健太郎は、
フリーライターの姉とともに、特攻で亡くなった祖父を調べることに。
日本全国にいる元戦友たちに会いに行き、生前の祖父の話を聞く2人。

祖父の口癖は、「生きて妻と子供のもとへ帰る」。

この小説は、そのほとんどが、元戦友たちの語りで成り立っており、
本を読む私たちも、健太郎とともに、戦争体験者の話を聞いているような気分になります。

何人もの戦友たちの話を聞くうちに、
祖父がどんな人間だったのか、徐々に明らかになります。

そして、最後に、ある驚愕の事実にたどり着きます。

生きることに執着していた祖父が、なぜ、特攻で亡くなったのか。
また、なぜ、祖父は生きたいと思っていたのか。

その理由が明らかになる度に、私は涙がこぼれました。

今は亡き、私の祖父も戦争で南方に行っています。
祖父は、私によく戦争のことを語っていました。
でも、子供の私は、あまりよくわからずに、遠い昔のこと…と思いながら話を聞いていました。
しかし、この本を読んで、戦時中の祖父のことを知りたくなりました。

早速、母に祖父のことを聞いてみたところ、
祖父は「自ら志願して戦争に行った」ということを知りました。
あの、穏やかだった祖父が、自ら?と衝撃を受けました。
祖父の書斎には、今もたくさんの戦争関連の書物や資料が遺されています。

もう祖父から直接、その思いを聞くことはできないけれど、
でも、祖父の遺した物の中から、祖父の思いを知りたい、と思いました。
今度、群馬に帰った時にでも、調べてみたいと思い、
母に、戦争関連のものは捨てずに取っておいてとお願いしておきました。

直に戦争を知る人が、どんどん少なくなっている今こそ、
一人でも多くの方に、この本を読んで、様々なことに気付いてほしいと思いました。

今日は、敬老の日ですが、
おいじちゃんやおばあちゃんのことを考える1冊としてもいいかもしれません。

yukikotajima 10:51 am

32 『THE LAST MESSAGE 海猿』

2010年9月16日

昨日、今日とgraceでは、今週末、18日に公開となる映画
THE LAST MESSAGE 海猿』を特集しています。

昨日は、今までの海猿シリーズをご紹介しました。

救命士になるべく厳しい訓練に励んでいた訓練生だった、主人公の仙崎大輔(伊藤英明)も、
シリーズを追うごとに、救助のエキスパートとして成長。
恋愛の方も、かんな(加藤あい)と色々ありながらも、前作で、ついにプロポーズ。
そして、今回、大輔は父親になっています。

今作は、今までの『海猿』の魅力はたっぷりありつつも、
スケールも迫力もよりアップしていて、ずっとドキドキしっぱなしでした。

次は何が起こるんだろう、という不安の中、
刻々と、より最悪な状況に変わっていきます。

そんな中でも、あきらめず全員で生きて帰ろうとする大輔が、とてもかっこいい!

正直言って、今まで「伊藤英明さん超LOVE!」と思ったことは無かったのですが(笑)、
今回の大輔役は、とってもかっこよく見えました。

過酷な状況を何度も経験してきたからこその、強さやたくましさが、表情や体から感じられて、
もし、私があの場にいたとしても、この人がいるなら助かるかもしれない、
と思わせてくれるような安心感がありました。

私は、もちろん今までのシリーズは見ていますが、
過去のやんちゃな雰囲気を知っているからこそ、その成長が見えて、
久しぶりに大輔を見た時、とても素敵に見えたのかもしれません。

何年かぶりに、同窓会で再会して、
この人、こんなにかっこよかったけ?と、ドキッとするような感じに近かったかも。

今まで『海猿』シリーズを一度も見たことのない方(特に女性の皆さん)は、
今作を見る前に、一度、過去の作品を見ていただくと、
より、そのかっこよさがわかると思います。

それにしても、私、何回、「かっこいい」という言葉を使っているんしょうね。(笑)

そろそろやめようと思ったのですが、あと1回だけ!(笑)

大輔の何がいいって、
仕事をしているときは、とてもかっこいいのに、
夫やパパでいるときは、以前同様、お茶目なままなのです。
愛情表現がベタすぎて、ややひいてしまうくらいなのに、それが、とてもあたたかい。
その様子にかんなは涙していましたが、私もわかりやすく心を打たれ、涙。

今までの『海猿』ファンを裏切らない作品になっていると思います!

THE LAST MESSAGE 海猿』という映画のタイトルを見ただけでも、
どういうこと?と相当気になっている方も多いと思いますが、
(私も見る前はかなり気になりました)
公開はまもなくです。是非、映画館で確かめてね♪

映画『THE LAST MESSAGE 海猿』は、
あさって18日(土)から、
TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡ほかで公開されます。

ちなみに、今回は、より深く「海猿」のダイナミックな世界を体感できる、
3D上映もありますので、是非、3Dでもご覧ください。

yukikotajima 11:26 am

31 映画『東京島』と映画『海猿』

2010年9月15日

先日(とういか、だいぶ前になるのですが)、映画『東京島』を見ました。

「無人島で女1人と男23人が、生き延びるために生活していく…」と聞き、
主役の木村多江さんのするどい表情を見て、
おっ!なんだか、かっこよさそうだ、と思い、まず、原作を購入。
でも、先に映画を見ようと、映画館へ。

女一人で強くかっこよく生きていくのかしらん♪
と勝手に想像していたら・・・、
気持ちいいほどに裏切られ、拍子抜け。(笑)

でも、これが現実かぁと、妙に納得してしまいました。

実際、生きるか、死ぬか、となった時、
良くも悪くも、人間としての「本能」や「欲」が出てくるもんなんだな、と。

設定は、非現実的だとは思いますが、
でも、「人の本性」と言う点では、なかなかにリアルだなと思いました。

もし、自分だったら???と思いながら見てみてください。
自分の嫌な部分にも気付き、ドキッとするかも!?

ちなみに、原作は、まだ読んでいません。
原作は、もっと人の嫌な部分が描かれているとか。
覚悟して読んでみます。

・・・

映画と言えば、今週末から『THE LAST MESSAGE 海猿』が公開されます。
こちらは、同じ「人」を描いていますが、描き方が大きく違います。

『東京島』は、人の「弱い」部分や、「ずるい」部分が描かれていたように思いますが、
こちらは、人の「強さ」や、「信じる」気持ちなどが描かれています。

そういった意味では、「人」というのは、面白いものですね。
色々な考えや生き方があるわけですから。

さて、今日、明日と、graceでは、今週末18日(土)に公開となる
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』をご紹介します。

まず、今日は、過去の『海猿』作品を主題歌とともに振り返り、
明日、最新作『THE LAST MESSAGE 海猿』をご紹介します。

オンエアー時間は、いずれも14:30分頃からです。

お楽しみに〜!

yukikotajima 11:27 am

49『遊牧夫婦』

2010年9月13日

9月も半ばに差し掛かろうとしています。
日中はまだ暑いとは言え、一雨ごとに涼しさが増してきているように感じます。

夏はもう終わってしまいましたが、
私は、「夏」=「夏休み」のイメージをもっています。
働くようになってから、長期の夏休みを取ったことは、一度も無く、
それこそ、夏休みに海外旅行など一度もしたことはありません。
それでも、夏は、休みの日ごとに、ワクワクして、どこかに出かけたくなります。

たぶん、全国各地で、夏フェスやお祭りなど、
様々なイベントが行われているから、そう思うのかもしれませんね。

私も、この夏は、常にどこかに出かけていたため、
夏が終わった今も、夏休み気分が抜けず、夏以上にどこかに行きたくて仕方がありません。

できれば、海外に行きたいけれど、そんな暇も(お金も)なく…。

それならば、いつかどこかに旅に出る日のために(いつだ?)、
どこに何をしに行くか予習をしたり、行った気になったりするために、
とりあえず、本を読んでみよう、と思ったところに出会ったのが、この本でした。

『遊牧夫婦/近藤雄生(こんどう・ゆうき)(ミシマ社)』
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出版社のミシマ社と言えば、
先日、そのミシマ社から出ている『ボクは坊さん。』をご紹介しましたが、
その本を読んだとき、本に折り込まれていた新刊案内を見て、
次は、これを読みたい!と思ったのでした。

本の帯には、「無職、結婚、そのまま海外!」とありました。
なんとも気になる単語の数々。

著者の近藤さんは、1976年生まれで、私と同世代。

近藤さんと奥さまのモトコさんは、
学生時代にオーストラリアで出会い、
その後、紆余曲折を経て、無事、結婚。

世界各地を旅しながら、ルポライターとして時々記事を書いて、生活していく、
まさに遊牧生活を送った夫婦の物語です。

この本には、5年間に及んだ遊牧生活の1年目が綴られています。

私は、これまで、エッセイは、自分の好きな作家の本しか読みませんでした。
興味の無い人のエッセイほど面白く無い読み物は無いので、
あまり好んでは読まずにいたのですが、
興味がある・無し、ではなく、
その人のエッセイが面白いか・そうでないか、
の違いだ、ということに、この本を読んで気づきました。

私は、近藤さんのことは知りませんでしたが、
彼の文章は、とてもそそられました。

時々、俺って、すごいんだぜ!という自慢臭がプンプン漂うものや、
逆に、卑下しすぎていて、同情するのも嫌になるほどのエッセイに出くわすこともありますが、
(って、私こそ、何様発言ですね。自分のことを棚にあげまくって、すみません!)
でも、この近藤さんの文章からは、そういった、余分な+アルファがありません。
気持ちよく無駄がそぎ落とされているのです。

オーストラリアの宿の主人、マークがいつも流していた曲が、
ジャック・ジョンソンだったそうで、
エッセイの中にも何度か、ジャックの曲のことが書かれているのですが、
近藤さんの文章からも、ジャックのような、程よい力の抜け加減の心地よさがありました。
でも、ゆるすぎず、時には、プッと笑いだしてしまいそうになる面白さもあり、
読んでいてとても楽しいのです。

だからと言って、旅そのものが、全てハッピーなものか、と言ったら、
もちろん、苦労も絶えないのだけれど、
でも、本全体に流れる空気は、とても幸せ&楽しそうな雰囲気です。

彼らは、5年間の旅生活を送り、「旅が暮らしになる」ことを確信したそうです。
と言いつつも、彼らの旅を簡単に真似することはできません。
でも、彼らの生き方を見ていると、人生って悪くないな、と思えてきます。

旅には、出会いもあれば、同じ数だけ別れもあります。
終わりがあるから、色々なことは輝いているのかな、ということと、
なんでも全てを知ろうとすることは不可能で、
自分なりの器の大きさで、取捨選択しながら生きていくことの、
「現実」が、この本の中にはあったように感じました。

不思議なのだけれど、日本でフツーの日々を送る私以上に、
近藤夫妻は、「現実」というものをしっかりと受け止めているように感じられました。

なんだか、わけのわからない感想を書いてしまいましたが、
一言でいえば、ワクワク楽しい旅のお話で、
ページをめくるのが、本当に楽しかった!

この本は、5年間の旅の1年だけが収められているのですが、
その続きは、ミシマ社のブログ「遊牧夫婦」で読むことができます。
気になる方は、本と合わせて、読んでみてください♪

yukikotajima 10:48 am

ネッツ富山・高岡西店から公開生放送をお届けしました。

2010年9月11日

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今日は、ネッツ富山・高岡西店から、
特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ ネッツ・カフェ・オータム』
の公開生放送でした!

秋晴れの中、たくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました♪
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今日のテーマは、「この秋は、○○へ出かけたい」でした。
リスナーの皆さんからは、
高山、TDL、USJ、能登、など、
色々な秋のドライブ計画(というか希望)が寄せられました。

全ての計画が叶うといいですね!

私も、色々でかけたいなー。

さて、そんな秋のドライブの前には、
ネッツ富山で、お車の点検をお忘れなく♪

この秋は、お子さんと「ぶどう狩り」に行く予定の、ネッツ富山・高岡西店の浦さんです。
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こちらは、奥さまと「下呂温泉」に行く予定の、ネッツ富山・高岡西店の源さんです。
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ネッツ富山・高岡西店には、今日明日限りの特価商品もありますよー。
詳しくは、直接、高岡西店にお問い合わせください♪

★ネッツ富山のHPはコチラ ⇒ http://www.netz-toyama.co.jp/

yukikotajima 3:25 pm

秋の思い出は、FMとやまと共に♪

2010年9月8日

たじまゆきこです。

ハニーナイトパーティに、ハイ♪ハイ♪ハイキング♪が終わって、
あぁ、夏も終わっちゃったなあと、思ったものの、
秋は秋で、色々楽しいことが待ってました。

リスナーの皆さんも、FMとやま絡みのイベントが満載ですので、
是非、参加率100%な勢いで楽しんじゃってください!!!

今日は、3つのイベントをご紹介します!

★1つ目!

今週末は、私、田島悠紀子のナビゲートで、
ネッツ富山・高岡西店から、
特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ ネッツ・カフェ・オータム』
の公開生放送をお届けします!

お越し頂いた皆様をスイーツ&お飲物でおもてなしします♪
さらに、番組終了後は、豪華景品の当たる抽選会も行いますので、
是非、ドライブがてら遊びに来てね〜。

◎詳しくはコチラをみてね
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_885.html

★2つ目!

9月23日(秋分の日)に行われる「ウォーキングフェスティバル in 富山」の、
5キロウォーキングに、上野アナと参加します!
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昨日の、読売新聞のテレビ欄の右下に、情報が載っていたのですが、ご覧になりましたか?

私と上野アナの『チームFMとやま』のメンバーとして、
一緒にウォーキングをして下さる方を募集中です。

参加者には、チームFMとやまオリジナルリストバンドをプレゼント♪

◎詳細&ご応募はこちらから↓
http://www.fmtoyama.co.jp/contents/info_711.html

★3つ目!

昨年大好評だった「タカオカエキチカプロジェクト」。
今年は10月11日(月・祝)に、
「ブルーコムブルー エキチカプロジェクトファイナル365」
として、高岡駅地下で、ファッションショー&graceの公開生放送をお届けします。
その他、イベント盛りだくさん!

現在、そのファッションショーで使用するコーディネートの投票を受付中!
投票して下さった方の中ら、5名の方には、BCB商品券1万円分をプレゼント♪

さらに!そのショーにモデルとしてご協力いただける方も募集中!

いずれも詳しくは、インフォメーションをご確認ください↓
http://www.fmtoyama.co.jp/contents/info_717.html

私自身、どれもとっても楽しみ〜♪
秋の思い出は、FMとやまと共に作りましょ。

yukikotajima 5:44 pm

「ゆっきーと行く!ハイ♪ハイ♪ハイキング♪」報告!

2010年9月7日

今日は、一昨日のハイキング報告です!
(*PCの方は、写真をクリックすると大きくなります)

初夏のランニングイベントに続き、
今回は、「ゆっきーと行く!ハイ♪ハイ♪ハイキング♪」ということで、
ハイキングイベントを行いました。
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定員40名のところ、倍以上のご応募をいただいたきました。ありがとうございました!

抽選で選ばれたラッキー♪な40名の方とともに、青空のもと、楽しんできましたよー。
(残念ながら抽選に外れてしまった皆さん、本当にごめんなさい)

それでは、早速リポートです!

まずは、とやま自遊館に集合し、皆でバスに乗って、立山山麓家族旅行村へ。
バスの中では、全員の自己紹介などをしました。
中には、このハイキングのために1週間前から準備をされていた方も。気合い入りまくりです!

バスを降りれば、真っ青な広い空が広がっていました
すでに、じわっと汗がにじみます。

今回は、立山山麓ボランティアガイドうれの会の、
豪快な笑い声が印象的な中沢さんと
緑が大好き!穏やかな内田さんのお二人に、ガイドをしていただきながら、
森林セラピー基地「立山山麓」を歩いて行きました。
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木々の中は、日差しが遮られ、涼しくて気持ちよかったです♪
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歩き始めてすぐ、パワースポットへ。
「出会橋」です。
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素敵な出会いがありますように♪
という本気の願いを込めつつ(笑)、橋を渡れば、目の前ににょろっと動くものが!!!
蛇でした。
思わず、キャーと叫んだ私の声により、参加者の皆さんも思わず後ずさり。
ごめんなさい。
蛇はこわくないのだけれど、思わず踏みそうになっちゃて…。(笑)

さて、気を取り直して、ウォーキング開始。
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途中、蕎麦畑や田んぼの中を歩き、
なかなかきつい坂(苦笑)を上った後には、豊かな森が!
耳を澄ませば、水の流れる音。

百間滑(ひゃっけんなめ)に到着です。
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200メートルにわたる、滑らかな大きな岩の上を水がさらさらと流れていて、
とっても清々しかったです。

私も手を入れてみましたが、ひんやり冷たくて気持ちよかった〜。
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男性の方の中には、顔を洗っている人も。(笑)
私も洗いたかったっ!

龍神の滝(たつがみのたき)は、好天候続きのため、見ることができず。残念!
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ここから少し登ったところが、ゴール!

めっちゃ作られた笑顔です。(苦笑)汗びっしょり。
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みんなで写真撮影をしてみました。
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いい汗をたっぷりかきました!

帰りは、想像以上に、軽快な足取りで、スタスタ歩いていきました。
お腹減っていたしね〜。
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そして、ぴったり2時間で、立山山麓家族旅行村へ到着!

ストレッチをして、早速、バーベキューパーティスタート!
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とやま自遊館の桃井料理長プロデュースのスペシャルバーベキューは、
とっても豪華で、大満足でした!

焼きおにぎりとジューシーなお肉。
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富山でとれた新鮮な野菜のチーズフォンデュ。
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エビ、蟹、ホタテなどの魚介類。
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そして、スペシャルメニューの、
氷見牛のローストビーフにマグロのカマ焼き。
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でかい!
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かまを焼く桃井料理長。
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とにかく、豪華!豪華!豪華!

私も「もう入らない〜」と言いながらも、バクバク食べていました。(笑)
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特に、新鮮野菜のチーズフォンデュは美味しかったです。
個人的には、冷たいキュウリのチーズフォンデュが特に美味でした。

最後は、リンゴと梨に砂糖をまぶして焼いたデザートも♪
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本当に美味しかったです!!!

最後に、バスの前で全員で集合写真。
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みんな、満足そうな表情してますよね♪

そうそう、今回、おしゃれな、山ガールや山ボーイたちがたくさんいました。
私ももちろん、山ガール。
隣は、山ボーイのランプジャックの北村さん。
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2人で並んでいると、超派手でした。(笑)

帰りのバスの中は、みんな疲れて寝てしまうかな・・・
と思いきや、すっごくにぎやか。(笑)

無事、とやま自遊館に到着後は、リフレッシュプラザを見学。
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皆さん、興味津々で、楽しんでいらっしゃいました。

そして、明治乳業株式会社 東海支社から、
ウォーキングヴァ—ムのサンプルとリフレッシュプラザの招待券がプレゼントされ、
解散となりました。

参加された皆さんからも、
「本当に楽しかった!」「次はいつどこで何をやるの?」
という、嬉しい感想をたくさんいただきました。

また、このような企画を開催していきたいと思っていますので、
その際には、今回参加した方も、参加できなかった方も、是非、参加して下さいね。

あらためて今回参加して下さった皆さん、
色々ご協力いただいた皆さん、
本当にありがとうございました。

もしかしたら、一番楽しんでいたのは、私自身かもしれません。(笑)
ありがとう!

そうそう、FMとやまスタッフによるリポートがインフォメーションに載っていますので、
是非、こちらもご覧ください。
http://www.fmtoyama.co.jp/contents/info_715.html

*******

★とやま自遊館HP http://www.jiyukan.or.jp/
 ⇒美味しいお料理を食べたり、身体を鍛えたりするならここ!

★ランプジャック掛尾店HP http://ameblo.jp/rampjack/
 ⇒おしゃれな山アイテムをそろえるならここ!

★立山山麓家族旅行村HP http://www.tateyama36.co.jp/index.html
 ⇒ハイキング&バーベキューを満喫するならここ!

yukikotajima 11:46 am

48『ひそやかな花園』

2010年9月6日

今日は、めずらしく(?)2回目のブログアップです!

今日のキノコレ(『grace』内13:45〜オンエアー)で、
紀伊國屋書店の朝加さんから、

角田光代さんの『ひそやかな花園』

をご紹介いただきます。

詳しくは、graceインフォメーションを見てね↓
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1052.html

★私も読みましたので、軽くご紹介。
1000906kinokore.jpg

幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
ところが、突然キャンプはなくなります。

記憶もあいまいなまま大人になった7人は、
あのキャンプはどのような集まりだったのか?
それぞれ、疑問を抱き始めます。

そして、別の別の人生を歩んでいた彼らが、
あらゆる方法で、連絡を取り合い、再び集まることに。

7人は、衝撃の事実を知ることになります…。

7人の子供たちに加え、その親なども登場してくるため、
最初は、人数が多いなあ、と思いましたが、
でも、それぞれ、キャラが全然違うので、
一度、どのような人物か認識してしまった後は、
苦と感じることなく、読み進められました。

大人になった登場人物たちの心の内、喋りや思考のクセが、
私の知っている人たちのそれととても似ていて、
小説の中のお話なのに、まるで自分の知っている人の話のようでした。
中には、自分の思考と似ていて、
客観的に、自分を見る人の「目」に触れたようで、こっそり反省も。

ちなみに、誰のどこに似ていたかは、秘密です。(笑)

この本は、あまりベラベラ喋りすぎると、
つまらなくなってしまいますので、そろそろやめておきます。

どんな事実が待っているのか?
その事実を知った後、7人は何を思い、どんな行動をおこすのか?
気になって、気になって、気付いたら、1冊、無我夢中で読んでしまった本でした。

あなたも、是非、このドキドキを味わってみてね。

詳しくは、今日のキノコレをきいてね〜!

yukikotajima 10:52 am

30 映画『悪人』

今週末、11日(土)に、いよいよ話題の映画『悪人』が公開されます。

それに伴い、今週のgrace&気ままプランでは、
毎日、映画『悪人』特集をお届けします。

まず、初日の今日は、14:25〜 私、田島の視点で『悪人』をご紹介、
7日(火)は、14:25〜 BOOKSなかだファボーレ店の内藤さん、
8日(水)は、15:20〜 TOHOシネマズファボーレ富山の村木さんのインタビューを、
また、9日(木)は、15:00〜のサンレポとやま、
10日(金)は、気ままプラン内で、『悪人』特集をお届けします。

1回目の今日は、私の視点でご紹介します。
せっかくなので、私のブログ『ゆきれぽ』にも載せますね。

『悪人』は、芥川賞作家、吉田修一さんのべストセラー小説『悪人』の映画化です。

原作は、以前、ブログ&番組でもご紹介しました。
◎ブログは、コチラをみてね↓
http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=1479

あらためてご紹介しましょう。

小説は、あるひとつの殺人事件に関わった様々な人々の視点で描かれています。
娘を殺された父親、殺人犯の友人、殺人犯を愛した女性など、
順に一人称が変わっていきます。

そして、様々な視点から事件の真相が明らかになっていくのですが、
終わりが近づくにつれ、そもそも「悪人」とは、一体誰なんだろう?
という疑問が生じてきます。

誰か1人が圧倒的な悪人だったら、わかりやすいのですが、
この本は、登場人物全てから悪人のニオイがします。
その悪人臭は、強いものから微かに香るものまでさまざまですが、
無臭の人はいないように思いました。

そんな重厚で個性の強い作品です。
原作を読んだたくさんの映画監督が映画化を熱望しました。

そして、実際に映画化したのは、『フラガール』の李相日(リ・サンイル)監督。
脚本は、李監督と原作者の吉田さんがともに手掛けました。

原作者が脚本を書くと失敗することが多いとか、
原作ありきの映画は原作の方が面白いとか、
言われることも多いようですが、
私は今回は、原作も映画もそれぞれ満足度が高く、
どちらか一方がいい、ということはありませんでした。

たしかに映画は、原作とは細かなところで違いはありますが、違和感はなく、
映画をみながら、「あ、原作と違う…」というような、
余分な感想が頭に浮かぶことはなく、映画の世界に没頭できました。

気になる配役は、主人公の殺人犯の清水を自ら出演を熱望した妻夫木聡さん、
その清水を愛する光代を深津絵里さんが演じています。

原作ではぼんやりと描かれる清水という男が、
映画でははっきりとした輪郭を伴っていること自体、すでに新鮮でした。
また、スクリーンから漂う独特などろっとした重たい空気が、生々しく迫ってくるようで、
ある意味では、3D映画よりも、近くに感じられた作品だったように思います。
そして、見終わった後もしばらく心の中にねっとり住み続けます。

あなたは、映画『悪人』を見て何を感じるでしょうか?
是非、実際に映画を見て、自分の心に問いかけてみてください。

映画『悪人』は、9月11日(土)から、
TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡で公開されます!

yukikotajima 8:50 am

ハイキング楽しかったー!

2010年9月5日

今日は、ハイ♪ハイ♪ハイキング♪でした。

参加された皆さん、お疲れさまでした。
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ハイキングは、いい汗をかいて気持ちよかったですし、
バーベキューはと〜っても美味しかったですね♪
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詳しいハイキング報告は、明後日火曜日、7日の13:45〜
grace』内コーナー「ビューティー・ロード」の中でお届けしますので、どうぞお楽しみに♪

ブログリポートも火曜日に「ゆきれぽ」にアップしますね。

では、お休みなさい♪

yukikotajima 10:50 pm