富士山2010報告パート2
2010年7月27日
(*PCの方は、写真をクリックすると大きくなります!)
今日は、「10th Anniversary コスモ アースコンシャス アクト
クリーン・キャンペーン in Mt.FUJI」報告パート2です。
初日は、不法投棄によって汚されてしまった富士山の悪い面を清掃活動で知り、
2日目は、富士山の良い面、貴重な植生のある富士山の原生林をエコトレッキングで体験しました。
今日は、富士山の良い面をリポート♪
朝4時起きで向かった先は、富士山の三合目。
ここから、森林限界の五合目まで歩いていきます。
真っ青な空〜。
豊かな森林の中を歩いていくと、あることに気付きます。
それは、土がない、ということ。
富士山の表面を覆っているのは、スコリアと呼ばれる、小さな岩です。
土ではないので、水分をキープできなかったり、もろく崩れやすかったりします。
↓今にも木が崩れそう。。。
でも、そのかわりに苔が水分を吸収したり、
倒れた樹から新たな木が育つ、倒木更新が行われたりしています。
富士山クラブのガイドの方の説明を聞きながらのトレッキングなので、
ただ歩くだけではないのが、このトレッキングの楽しいところ♪
↓ガイドのたかちゃんと。
実際、様々なことを教えていただきました。
例えば・・・
木に巻きついているフワフワのものも、ちゃんと生きているんですって!
風に飛ばされて移動しながら生きているのだとか。
こちらは、ハートの形をしたマイヅルソウ。
女子たちから人気でした(笑)
ところで、山は、登山口から頂上までを十合に分けていますが、
そのわけ方をご存知ですか?
その理由は「ランプ」なんだとか!
昔は山を登るときは、ランプを手に登っていたそうです。
そのランプに入れた石油が無くなるまでを一合としたんですって。
そのため、距離で均等に割られているわけではないのだとか。
途中、野口さんに遭遇!!
私のファッションを見るなり、
「これが、山スカート?写真撮らせてー」
と興味津々でした。(笑)
今回、私は、ランプジャックさんの最新山ガールファッションで参加したんですよ!
かわいいだけじゃなく、かなり、動きやすかったです。
そして、約3時間かけて五合目に到着。
満面の笑みのチームタジマ。
ややがっかりなのは、ゴールした瞬間、見えたものが車、車、車という現実。
多くの人は、五合目に車を止めて、
そこから頂上目指して登っていきます。
富士山に行った、というと、
「頂上はどうだった?」と聞かれることが多く、
登ったのは「三合目から五合目まで」と言うと、
「な〜んだ」と言われてしまいます。
その度に、とても悲しくなります。
もちろん、私もいつか頂上を目指してみたい、とも思いますが、
でも、頂上までを登るだけが富士山ではないと思うのです。
まるで太古の昔にタイムスリップしたかのような、豊かな原生林や、
掘っても掘っても出てくるたくさんのゴミのある樹海。
そういったものも含めて「富士山」です。
今回のクリキャンは、
「富士山」の様々な面を知ることのできた貴重な2日間であったのと同時に、
物事を様々な角度から見ることの大切さを知ることもできました。
また、「人の力」も強く実感しました。
昨日のブログにも書きましたが、何をするにも大切なのは、人の「環」だな、と。
少しずつでも、ゆっくりでも、たくさんの人が行動を起こせば、
物事は変わっていく、ということを、今回、心から実感しました。
もし、機会があれば、今ブログをお読みのあなたも是非、参加して下さいね。
★詳しいリポートは、「コスモ アースコンシャス アクト」のサイトをご覧ください!
http://www.tfm.co.jp/earth/blog/?itemid=31448&catid=140#c