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21『十二人の怒れる男』

2010年4月29日

今日からGWがスタートしました。

そもそも、このGWという言葉は、映画界の宣伝用語として生まれたもので、
1951年から言われるようになったそうですよ。

私も昨夜、映画を見に、TOHOシネマズ・ファボーレ富山に行ってきました。
過去の名作を、毎週1作品上映している「午前十時の映画祭」の、
「十二人の怒れる男」のテスト上映があったのです。

作品のことは知っていましたが、ちゃんと見るのは初めてでした。
あっという間に作品に引き込まれ、気付いたら終わっていました。
実際、上映時間も96分と短かかったのもありますが。

この映画は、いわゆる「法廷劇」の代名詞ともいえる、密室ドラマの金字塔で、
日本で公開されたのは1959年。昭和34年です。(今日は昭和の日なのであえて…)

舞台は、ニューヨークの陪審室。
父親殺しの少年は、無罪か?有罪か?
12人の陪審員のうちの1人が無罪を主張したところから物語はスタート。
全員一致が原則であるため、証拠の検証が再開され…。

12人の男性が、有罪か無罪で揺れる様子が描かれているのですが、
映画を見ているというより、私も13人目の陪審員として参加している感じでした。

何が真実かを見極める時、
「こうにちがいない」「そんなのあたりまえだ」では、真実を見逃してしまいます。

あなたも言ってませんか?↑これらの言葉。

また、自分が正しいと思っていたことが違うかもしれない、と気付いた時、
今までの自分の意見をすぐに変えることはできますか?

12人の男たちが悩む様、意見が変わっていく様が、すごく興味深かかったです。

映画を見ながら、あ〜こういう人いるなあ、と思いながらも、
もしかしたら、その恥ずかしい発言をしている陪審員の姿は自分かも…と思ったら、
頬がじわっと熱くなりました。
それくらいに、とても生々しく感じられました。

最新映画ももちろんいいと思いますが、
過去の名作をスクリーンで見る機会も、今後、そうは無いと思います。
『十二人の怒れる男』は、明後日、土曜日5月1日から、
TOHOシネマズ・ファボーレ富山で公開されます。是非、ご覧ください!

ちなみに、『午前十時の映画祭』は、いつでも1000円でご覧いただけますよ〜。

◎午前十時の映画祭のHPはコチラ↓
http://asa10.eiga.com/

yukikotajima 6:38 pm