10『母なる証明』
2010年2月22日
現在公開中の映画『母なる証明』を見てきました。
キム・ヘジャ、ウォンビン主演、ポン・ジュノ監督の韓国映画です。
韓国では大ヒット!また、日本でもかなり評価が高く、私も楽しみにしていました。
ところが、既に見た人に「どうだった?」と感想を聞くと、
「よかったよ。でも、あれは…」と皆、口ごもるのです。
そんなことを言われたら、逆に気になるじゃないですか!
これは、確かめねばと見に行ったわけですが、
その理由がわかりました。
たしかに、口ごもる。
いや、とてもすばらしい作品なんですよ。
でも、紹介しづらい。言葉選びが難しい。
簡単にストーリーをご紹介しましょう。
漢方薬店で働きながら一人息子のトジュン(ウォンビン)を育てる母(キム・ヘジャ)。
息子は、まるで子供のような、とてもピュアな心をもった青年です。
ある日、2人の住む町で、女子高生の殺人事件がおきます。
事件の容疑者として身柄を拘束されたのは、トジュン。
母は息子の無罪を信じ、真犯人を追っていく、というお話です。
全編にわたって、母の息子への愛が描かれています。
どうです?美しいお話のようでしょ?
でも、この作品、公式サイトによれば「ヒューマン・ミステリー」です。
ここから先、ミステリー要素が複雑に絡んでいきます。
そして、最後、まったく想像もしていなかった結末が待っていました。
心も身体もぶるぶる震えました。
具体的な感想は、まったく書いていない、というか書けない…のですが、
ここまでの感想で、気になった方は、是非ご覧になってみて下さい。
きっと、私が口ごもった理由がわかると思いますよ。
上映期間の短い映画です。是非、お早めに!
それから、この映画は、絶対に遅刻をしないでくださいね!
最初のシーンが、とても肝心ですから。