ブログトップページはコチラ

50『しがみつかない生き方』

2009年9月28日

今日は、7月の発行以来、すでに30万部の発行部数を突破した、
幻冬舎から出ている、香山(かやま)リカさんの
『しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』
をご紹介します。

紀伊國屋書店富山店の朝加さんから、
今、女性を中心によく売れているので、田島さんも是非、読んでみて、
と教えていただきましたので、早速読んでみました。

著者の香山リカさんは、精神科医です。
テレビをはじめ、様々な媒体で活躍されていますので、
御存じの方も多いと思います。

この本には、「ふつうの幸せ」に気付くための10の方法が書かれていました。

例えば、
・恋愛にすべてを捧げない
・自慢・自己PRをしない
・すぐに白黒つけない
・お金にしがみつかない
・生まれた意味を問わない
などです。

実は、私は、ハウツー本は、自らはあまり読みません。
正直、苦手だからです。

よくあるハウツー本は、
読み始める前はワクワクしていても、
読んでみると、では、具体的にどうしたらいいんだ?
ということがわかりにくかったり、
そんなのできるわけない。それができない私は、もしかして、だめだめなのか?
と思って、元気を出そうと思って読んだのに、
結局落ち込んだりしてしまったりしたことがあるので、
ハウツー本を読んで、元気になったことというのは、そうは無いのです。
まあ、たまには、読んでよかった!と思えることもありますが。

だから、あまり自ら進んで読まないのです。

でも、この本「しがみつきない生き方」を読んだ後は、心がフラットでした。
そういう考え方もあるんだな、こういう人もいるんだな、
と冷静に受け止めることができて、心がとても穏やかでした。

でも誤解しないでほしいのは、
私が本に書かれていることにすべて共感した、
というわけではないですよ。

こういう考え方もあるんだ、ということに気付けた、ということです。

色々な人がいるから、色々な考え方があっていいと思うのです。
それに、人はロボットではないから、考えが変わったり、間違ったりすることもあります。
また、人によって、得意なものや興味あるものも違います。

私が一番心に残った言葉は、「他人の弱さを受け入れること」。

自分ができるからといって、人が同じようにできるわけではない。
できない人もいるし、自分とは違う考えを持つ人もいるんだ。
という「人は、一人一人違うんだ」ということに気付けました。

でも、その「違い」を、日々の生活の中で意識している方は、どれくらいいるのでしょうか。
頭ではわかっていても、認識できずにいる方も多いと思います。

この本を読んでいると、知らず知らずのうちに、
何かにしがみついている自分に気付かされます。

『しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』は、
色々頑張りすぎて、ちょっと疲れてしまっている方には、いい処方になるかもしれません。
とても楽な気持ちになれるので。

でも、私から読み方の注意点を1つ。
この本、『しがみつかない生き方』に対しても、しがみつきすぎませんように。
あくまでも、フラットな気持ちで読んだ方が効き目があるかも!

yukikotajima 11:36 am

39『ディア・ドクター』

2009年9月25日

今日ご紹介するのは、明日から公開となる映画『ディア・ドクター』。

『ゆれる』の西川美和監督の最新作です。

主演は、意外にも今回が初主演の笑福亭鶴瓶。
無医村に赴任した医師を演じています。

その医師が、ある嘘をつき、失踪したことから物語はスタート。
失踪後のお話と、彼がまだ村で医者をしているときのお話が交互に描かれます。

この作品は、なるべく知識を入れずにご覧になった方が、より深く楽しめると思います。
ですので、あまりストーリーについては触れないようにします。
皆さんも、色々調べる前に、とりあえず映画を見ちゃってください。

『ゆれる』の世界観が好きな方は、是非!

『ゆれる』をご覧になっていない方は、
「人の弱さと優しさ」について興味があれば、是非!

この映画を見終えた時、思ったのが、
自分がもし、あの村の人だったら、どのように感じたのだろう、ということ。

例えば、信じている人の「嘘」を知った時、
あなたは、その嘘をどのように受け止めますか?

私は、正直言って、わかりませんでした。

嘘をついていることを責めることは誰でもできるけれど、
そうすることで、自分の気持ちは、せいせいするのかなと思ったら、
そんなことはないような気もするし。
逆に、場合によっては、嘘に救われることもあるし。
もちろん、自分に被害が及ぶような悪質な嘘でしたら、話は別ですが。

そのあたりの人の心理の描き方が絶妙でした。

まるでドキュメンタリーのような自然な空気感が、
映画と自分の距離をぐっと縮めていました。

ぼーっと見ていても、考えずにはいられない作品です。
あなたは、この映画を見て、何を思うのかしら。

yukikotajima 6:05 pm

38『男と女の不都合な真実』

2009年9月23日

今日は、現在公開中の映画『男と女の不都合な真実』をご紹介します。

その前に・・・。
土曜日に、砺波市の湯来楽に行った時、
岩盤浴内で、『幸せになるための27のドレス』の上映をしていました。

私は、一度見ているにも関わらず、ついつい見入ってしまい、
結局、ほぼ最初から最後まで見続けてしまいました。
おかげで今年一番汗をかいたのではないか、というくらいに汗をかきました。
もちろん休憩もしましたよ!実は休憩室でも同じ作品をやっていたのです。

その「幸せになるための27のドレス」でも主演をしていた
キャサリン・ハイグルが、またまた男運の無い女性を演じたのが、
『男と女の不都合な真実』です。

美人で賢く仕事も完璧!
でも、なかなか結婚できずにいる、
という今回も同じような設定です。
ちなみに職業は、テレビ局のプロデューサー。
名前はアビー。

そして、今回はさらにモテない要素が加わっています。
それは、アビーには、好きな男の条件が10もあって、
それらすべてに当てはまらない人は、まったく受け入れる気がない!ということ。

例えば・・・
・頭がよくてイヤミの無い美形
・意義のある仕事で成功を収めている
・読書家
・身長は175センチ以上

あ、これ、私、田島の条件ではないですよ。
まぁ、実際、今、上げたような男性がいたら、気にはなりますが。(笑)

そんな彼女が、なんと理想通りの男性、
超イケメンのお医者様に出会って一瞬で恋に落ちます。

そこで、男の本音トークで人気の恋愛カウンセラーの男性・マイクから、
男をゲットするための5つのルールを教えてもらうことになり、
彼女は、マイクの言う通りに色々変えていくのですが…。

今回も、キャサリン・ハイグルのはじけっぷりは最高でした。
というか、「幸せになるための27のドレス」の時を上回っていました。
かなり身体をはっています。どのようにはっているのかは、映画を見てお確かめください。
ちなみに、私は、相当、笑いました。

私が印象に残ったシーンは、アビーが、イケメン医師の前で、あることを語るシーン。
医師の表情の変化が、非常にリアルでした。
また、医師が口にしている言葉もとてもリアルだった。
その様子を客観的に見ながら、私は、まるでアビーと同じような気持ちになっていました。

このシーンは、映画を見て感じていただきたいので、
あまり具体的なことを言えないのがもどがしいのですが、
同じように共感する独身女性は多いと思います。

是非、かる〜い気持ちで見てみてください。
あっという間の1時間半です。
イキオイがあって、軽いといえば軽い映画だけど、それだけじゃない。

映画の中の誰かのセリフのいくつかにきっと心がぐいっと動かされると思います。

yukikotajima 8:23 pm

37『インスタント沼』

2009年9月15日

現在公開中の映画『インスタント沼』を見てきました。

三木聡さんの作品は、どれを見ても、他にはない斬新な世界観を味わえます。
今回も、映画を見た人しかわからない、意味のわからない単語だらけで、
「何なんのよ、これ!気になるじゃん!!!」
と、やや怒り(笑)と期待を込めながら、映画館に行かざるをえませんでした。

だって、タイトルからして意味不明じゃないですか?
「インスタント沼」ですよ!
今まで31年間生きてきて、初めて出会った言葉の組み合わせです。

それから「困った時は水道の蛇口をひねるといい」
という、わけのわからないアドバイス。

めちゃくちゃ気になりません?
私は、気になって、気になって、気になって仕方なかった。

映画は、冒頭から三木ワールド全開で、思わず、その熱さに笑ってしまったほど。
本編も笑い満載で、常に客席のどこかから笑い声がもれていました。

一見、軽くて、中身が無くて、テキトーそうに見える映画ですが、そんなことはない。

「こうしなさい!」とストレートに言われると、逆に反発してしまうものだけれど、
例え、誘導されたものであっても(笑)、
人の話や行動、出来事などを見たり聞いたりして、様々なことを感じた中で、
自分で「私はこうしなきゃいけないんだ!」と気付いた時は、
自分の心に素直になれると思うのです。

そんな「気付き」のきっかけを与えてくれる映画なんじゃないかな、と思いました。

主役の麻生久美子さんに共感するところも多々ありました。
意地っ張りなあたりなんかまるで一緒でした。
ひとつうまくいかなくなると、なぜか、すべてうまくいかなくなって、
それに対して、イライラ怒って、落ち込んで…の繰り返し。
うお〜っと叫びたいけれど、叫んだところで変わらない。
その、悶々具合が非常によくわかりました。

私も、一度捨ててみようかな。自分の中の物差しを。

『インスタント沼』は、
TOHOシネマズ ファボーレ富山で18日(金)までです。
時間は、18:45〜のみ!
お早めに〜。

yukikotajima 9:37 pm

49『八朔の雪— みをつくし料理帖』

2009年9月14日

今朝は、朝早くからずっと泣いていました。

昨日は疲れて早い時間に寝てしまったので、
今日の「ユキコレ」で紹介する本を朝に読んだのです。
普段は苦手な朝も、読書のためなら起きられるから不思議です。
そして、私は、朝から頬の上に涙の川、いや大河ができてしまったのではないか、
と思えるくらいに泣きっぱなしでした。

私をそこまで泣かせた本は、
『八朔の雪(はっさくのゆき)— みをつくし料理帖(りょうりちょう)
 /高田郁(たかだ・かおる)(ハルキ文庫)』です。
hassakunoyuki.jpg

今、紀伊國屋書店をはじめ、全国の書店でじわじわ人気となっているようです。

八朔の雪とは、
八月朔日(ついたち)に吉原の遊女たちが白無垢を着ている情景のことで、
残暑厳しい季節に雪を思わせる風情から、そのように呼ぶのだとか。

つまり、この作品は、吉原の時代のお話。時代小説です。
でも、吉原のお話ではありません。もちろん吉原の話も出てきますが。

主人公は、18歳の澪(みお)です。
江戸のそば屋「つる家」を手伝いながら、
時々、ふるさと大阪の上方料理を作り、ふるまっています。
大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、
どちらの良さも取り入れた、澪のオリジナル料理は、
徐々に江戸の人々に受け入れられていきます。
と同時に、地元の有名料理屋から妨害されるようになるのですが…。

実際、澪の作る料理からは、いい香りがふわっと漂ってきました。
私も同じ料理を食べたい!と思っていたら、
本の最後に澪の料理帖(レシピ)が載っていました。
これなら、再現できますね。

ちなみに、澪の作った料理の名前も素敵です。
「ひんやり心太」、「とろとろ茶碗蒸し」、「ほっこり酒粕汁」など。

美味しそうな料理の表現に食指が動いただけでなく、
江戸と大坂の味の違いも勉強になりました。
出汁は、江戸はかつお節、大阪は昆布。
心太は、江戸は酢醤油、大阪はお砂糖で食べるといった違いです。

また、心に残る言葉もたくさんありました。
「口から摂るものだけが、人の身体を作る」
「料理人は料理で勝負せえ。人としての器量を落としたらあかん」
「苦労に耐えて精進を重ねれば、必ずや真っ青な空を望むことが出来る」

とくに2番目の「器量」のセリフに、私は一番心打たれました。
嫌がらせをしてくる有名料理屋に、嫌がらせをやめるようにお店に乗り込もうとした時、
一緒に暮らす母親代わりの女性から、澪が言われた一言です。

人として大切なことが、この本の中にはたくさん詰まっていました。

そして、私は、この本を読んで、何度も「泣いた」と申しましたが、
私は、澪の、料理や周りの人々へのまっすぐでピュアな気持ちや、
澪を支える周りの人々の優しさに泣き、
さらに、澪をはじめとした登場人物の過去が徐々に明らかになるにつれ、
また、泣いたのでした。

澪は、悲しい時や辛い時は辛抱するのですが、
人から優しくされると我慢できずに泣いてしまうのです。

優しい人がたくさん出てくる本です。
つまり、それだけ泣くポイントが多いということなのです。

今朝の青空が清々しかったのは、空の色によるものだけではなかったように思います。

読書の秋到来です。
秋の夜長に読む本もいいけれど、朝早く起きて読む本もいいものですよ。
特にこの本は。

読書の秋のはじまりの「1冊目」としてもオススメです。

yukikotajima 11:21 am

ネッツ・カフェ・アーリー・オータム

2009年9月12日

ネッツ富山本店からお送りした
「ネッツ・カフェ・アーリー・オータム」
聞いていただけましたか?

実は、今の店舗での営業は、今月いっぱいで終了し、
10月からはすぐ横に現在建設中の新店舗からの営業となるんです。
そのため、今の店舗からの公開生放送は、今日が最後でした。
090912honten1.jpg

麻柄さんです。
090912honten2.jpg
本店勤務33年!
本店では、一番長いそうです。
お客様との思い出や懐かしい車のお話などをしていただきました。
33年前に初めて車を買っていただいたお客様とのお付き合いも33年なんだとか。

今年入ったばかりのルーキー!
小島さんです。
090912honten3.jpg
新人さんとは思えないくらい落ち着きのある喋りで、
まさにご紹介いただいたヴィッツのような安心感のある方でした。
090912honten4.jpg

麻柄さん、小島さん、ありがとうございました。

放送終了後は、ビンゴ大会をしました!
090912honten6.jpg

65名の方に豪華賞品が当たるとあって、
店内は椅子が足らないくらいの大盛り上がりでした。
090912honten7.jpg

私もちょこっとお手伝い。
090912honten5.jpg

楽しかったです〜♪

喜ぶ人の顔を見るのは楽しいね!
素敵なプレゼントが当たった皆さん、おめでとうございます。

さて、来月は、新しくなった本店から、公開生放送をお送りします。
詳しい日にちや内容は、また近々発表しますので、お楽しみに!

私も何度も今の本店には行っていて、お世話になっているので、
無くなることには、正直寂しさを感じます…。
でも、すぐ横の新しい店舗も楽しみです。
どのような店舗になるんでしょうね。
楽しみ〜☆

★ネッツトヨタ富山のHPはコチラ ⇒ http://www.netz-toyama.co.jp/

yukikotajima 2:53 pm

室堂散策♪

2009年9月9日

週末に東京の友人夫妻が富山に遊びに来てくれました。

私が運転手になり、彼女たちが希望する立山へ。

雄山神社を過ぎて5分くらいたったところで、カモシカに遭遇。
その直後、子供のカモシカも道路を横断。
マイペースなカモシカ親子に、友人たちも、びっくりでした。

カモシカの余韻を引きずりつつ、立山駅へ到着。
私は、ウィンドブレーカーを持ってきていたにもかかわらず、すっかり忘れて駅へ。

最初は「(標高977Mの)美女平付近をのんびり歩ければいいよね」
などと話していたのですが、
駅員さんから「この時間なら(標高2450Mの)室堂まで行っても大丈夫!」と言われ、
それなら行っちゃおう!と、ケーブルカーとバスを乗り継ぎ室堂へ行くことに。

ケーブルカーを降りると、美女平は一面、霧。
からだにひんやりとまとわりつく霧に、
室堂はもっと寒いに違いない!とその時気付いた私たち。
ウィンドブレーカーを車の中に忘れてきたことにも同時に気付いたのでした。
駅員さんに室堂の気温を尋ねたところ「12度です」と言われ、ますます心配に。

室堂に到着し、恐る恐るバスを降りてみたところ、思ったよりもあたたかくて一安心。
でも、友人たちに風邪をひいてもらっては困る!と思い、すぐに売店へ。
ありました!ありました!
長そでシャツ、ウィンドブレーカー、トレーナーなどなど。

私と友人は、黒のロングウィンドブレーカーを購入。
胸元に「TATEYAMA」と白く書かれているTATEYAMAブランドです。(笑)
tateyama1.jpg

黒装束の私たちを見ながら笑う友人の旦那さん。
まったく風を通さないため、途中から逆に暑くてたまりませんでした。(苦笑)
でも、絶対に着たくない!という友人に無理やり着せてしまったため、
暑くても脱げず・・・。(笑)
実は、友人は妊婦さんなのです。
そのため身体を冷やすわけにはいかない!と、
私と友人の旦那さんで、強引に着せたのでした。

まあ、友人も、写真が全部黒い服になっちゃうよ〜!と言いながらも、
途中からは、黒装束の2人組を楽しんでいたのですが。(笑)
tateyama3.jpg tateyama2.jpg

立山駅は小雨が降っていましたが、
室堂は、青空が広がっていて、とっても爽やかでした。
tateyama0907.jpg

そういえば、半袖姿の方も目立ちました。
確かに、この日は歩いていると汗ばむくらいの陽気でしたが、
立山は一気に秋がすすみます。9月の下旬からは紅葉がはじまるそうですし。
これから室堂に行かれる際には、必ずあたたかい格好でお出かけくださいね!

・・・・・

夜は、富山の味覚を満喫。

漁が解禁されたばかりのカニも食べました。
「黄金ガニ」です。
kani0907.jpg
本ズワイと紅ズワイの間にできたカニで、
あまり獲れないことから「幻のカニ」と言われているらしいです。
どうりで値段も普通の紅ズワイの3倍だったわけだ!(笑)
紅ズワイがなかったため、このカニを食べたのですが、確かにおいしかったです。
甘い身がたっぷり入っていましたし、カニ味噌も最高でした!

・・・・・

「子供がうまれる前にゆきに会いに富山に行くよ」とご主人と来てくれた友人。

本当にありがとう。
ずっとつきあっていきたい大切な親友です。
元気な赤ちゃんをうむんだよ〜!

yukikotajima 10:13 am

48 『神様のカルテ』夏川草介

2009年9月7日

今日の「キノコレ」(13:45ごろ〜オン・エアー)でご紹介いただく本
『 神様のカルテ / 夏川草介 』を読みました。

紀伊國屋書店富山店の朝加さんイチオシ本です。
本の帯には、朝加さんのコメントが掲載されています!
是非、探してみてね〜。

主人公は、長野の病院に勤める20代のお医者さん。
内科医である彼は、時には救急医と名を変え、忙しい日々を送っています。

実際に、著者は長野の病院に勤務しているそうです。
もしかしたら、主人公の彼は、著者そのままなのでは?と思えるくらいに、リアルです。
そして、78年生まれ。私と同い年です。
同い年で、お医者さんとして活躍する傍ら、
こんなに素敵な作品を書いてしまうことに、かなり嫉妬しました。
自分と比較すること自体、間違っているのですが、
でも、嫉妬してしまうくらいに、いい作品だったのです。

話をもとに戻します。
本によっては、どこか客観的だったり、やっぱり本の世界だな、
と思えることもあるのだけれど、
この本は、そのまま、長野のある病院のお話を文字におこした、と言ってもいいくらい、
とってもリアルな空気感でした。

例えば、主人公の先生は、
3日で3時間しか寝られないような超多忙の日々を送っています。
その忙しさの表現が最高にうまい。
いかに忙しく、いかに疲れているかが、よく伝わってきます。
ただ、ブーブー「疲れた〜」とか「忙しい〜」と言っているだけなら、
読んでいる方も飽きてしまいますが、そうさせないところがすばらしい。
つまりは、仕事が好きなのです。
でも、仕事が好きです!俺頑張ってます!というアピールもしすぎていません。

そのあたりのバランスが、気持ちよく、
全然ジャンルは違うけれど、一緒に仕事をしてみたい、と思えてなりませんでした。

本が好きで、古風な喋り方をする、ちょっと変わった先生だけど、
優しくて、人が大好きで、医者という仕事に誇りを持っていて、とっても素敵な先生でした。

そんな先生のまわりの方々、
奥さま、同僚、お友達なども、皆、個性的で愉快!そして、皆、優しい。

読みながら、涙がつーっとこぼれたのは、1度だけではありませんでした。
読み終えたときには、心の整体をしていただいたような気持ちよさがありました。
心がこりまくりの方は、是非読んでみてください。
1260円でコリがほぐれるなんて安すぎます。

イチ先生のシリーズ化を求む! 求む!求む〜!!!

yukikotajima 10:55 am

36『グッド・バッド・ウィアード』

2009年9月4日

先週土曜日29日に公開された映画『グッド・バッド・ウィアード』を見ました。

予告編のスピード感あふれる音楽&映像を見て、
本編も是非見てみたい!と思っていました。

チョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホという、
韓国のスーパースターたち出演の豪華なキャスティング。

映画のパンフレットには、キーワードは「ムチャクチャ」とありました。

確かに、ムチャクチャでした。(笑)

ストーリーは、単純です。
まったく何の知識も無くても大丈夫です。
というか、あまり深いことを考えない方がいいです。
考え始めたら止まらなくなるので。

ちなみに、私は、最初から、
チョン・ウソン演じるパク・ドウォンしか見ていませんでした。

カウボーイハットの下からのぞきこむように見る、あの流し眼。
時折見せる穏やかな笑顔。
か、か、かっこいい〜〜〜!

何をしてもかっこよかった。
いちいちかっこよすぎて、普通なら鼻につくくらいなのだけど、
全然そうさせないところがすごい!

馬に乗る姿、ライフルを構える姿、そして、流し眼。
すべてがかっこいいです。
こんなにときめきながら見た映画は久しぶりでした。

いい意味でのベタなかっこよさがあるんです。

私は、チョン・ウソンにはまりましたが、
ビョンさまファンの皆様は、思わず「きゃ〜!」と声を出したくなる
セクシーシーンがありますので、どうぞお楽しみに〜。

ところで、チョン・ウソンさんは、
「私の頭の中の消しゴム」の方なんですってね。
全然気付かなかった・・・!

yukikotajima 10:29 pm

音楽と髭達 09 

2009年9月2日

先週土曜日に長岡で行われた『音楽と髭達』に行ってきました!

去年は、悪天候のため途中で中止になってしまいましたが、
今年は、逆にいいお天気すぎて暑いくらいでした。

ちなみに、今年は・・・
ファンモン、キョンキョン、エレカシ、スカパラ、
スキマスイッチ、ユニコーン、湘南乃風、KREVAの順にライブが行われました。
そして、転換時には、よしもとのお笑いステージがありました。

お笑いパートの司会は、スクール・オブ・ロックのやしろ教頭だったり、
和製ビヨンセがおなじみのビヨンセの曲に合わせて踊ったりと、
サプライズとしてはとっても豪華!

会場内は、スタンディング、シート、テントの3つのゾーンに分かれていました。
私は、シート・ゾーンでシートに座ってのんびり鑑賞していたのですが、
ライブが進むにつれ、シートに座って遠くから静かに見ていることに我慢ができなくなり、
エレカシで心のエンジンの加速が始まり、
ついに、スカパラのライブ途中に、山をかけおり
(観客席は芝生が敷かれたなだらかな山なのです)、
スタンディングゾーンに溶けました。
久しぶりに興奮しました!
炎天下の中、踊りながら、自分にもまだこんな体力&気力が残っていたのか、
と思ったら、どんどん楽しくなってきて、笑えてきました。

その後、一度はシートゾーンに戻り、
(会場内は一方通行のため山を登らなければならず、これが結構辛いのです)
ユニコーンでは、シートゾーンでスタンディング。
(私以外ものシートゾーンの人々も皆立っていました&歌っていました)

そして、湘南乃風では、またしても山をかけおり、
ステージの近くでタオルをブンブンふってきました。(笑)

湘南乃風の熱さとかっこよさに、すっかり惚れてしまった私は、
早速、CDを聞いて復習中♪

熱い男はやっぱりかっこいい!

クレバは、去年雨のためステージに立てなかった
ミュージシャンの歌を少しずつ歌って、去年の悔しさをはらす、
というサプライズを披露し大盛り上がりでした。

そういえば、新潟のB級グルメの「イタリアン」を食べました。
私は、あの味、好きです。
美味しかった!

久しぶりの夏フェス、思いっきり楽しんできました♪
行く前は、久しぶりの夏フェスに、やや不安も感じていましたが、行ってよかった!
夏の終わりに夏フェススイッチが入ってしまった感じです。
あ〜、もっと色々行きたかったな〜!

yukikotajima 9:58 pm

学生たちのパワー

2009年9月1日

先週、FMとやまにはインターンシップの大学生が来ていましたが、
同じころ、私は、母校(大学)の学生たちに会ってきました。

実は、先週、法政大学 自主マスコミ講座の合宿が、
富山観光ホテルであったのです。

自主マスコミ講座、略して「自主マス」は、
マスコミ業界への就職を目指す学生たちが学ぶ講座です。

ただし、あくまでも「自主」なので、学校の授業ではありません。
もちろん、講座を受けても、単位にはなりません。
本気でマスコミ業界に就職したい人たちが集まって勉強するものなのです。
そのため、講座に入るための試験もありました。

一言でいえば、「自主マス」は、今どきめずらしいくらい熱い集団です。

その熱き集団が、富山に来るということで、
元自主マス生の私もちょこっとのぞきにいってきたわけです・・・

が、

ちょうど私が着いた時は、宴会がスタートした時間で、
あり得ないほどのテンションの高さに、私は、度肝を抜かれました。

学生ノリというものに8年ぶりに触れて面食らい、
「若いというより幼く感じる・・・」と思わずつぶやいた私に、
恩師の稲増先生が笑いながら一言。
「それは田島が老けたということだよ」と。

否定できませんでした。(笑)

でも、一見、幼いと思った彼らは、
「幼い」という表現とはちょっと違いました。
「ピュア」なのです!
彼らからは、ピュアな匂いがぷんぷん漂っていました。

「何でもできる。何にでもなれる」

彼らを見ていたら、思わず、そんな言葉が頭をよぎりました。
もちろん、今の私だって、色々なことをあきらめたわけじゃない。
でも、大人とは違う、もっと強いパワー、
キラキラした未来への期待感みたいなものを感じました。

最初は、あまりにも元気な様子に、お姉さんは、やや圧倒されましたが、(笑)
今思えば、彼らのパワーに触れられてよかったなと思います。

また、お世話になった職員の皆さんや先生方とお話できたことも本当にうれしかった!

学生の皆さんや、お世話になた先生方や職員の皆さんとお会いして、
私自身、心の奥に置きっぱなしで忘れかけていた気持ちが蘇ってきて、
照れくささを感じつつも、心の中に風がふわっと吹き抜けたようで清々しく、
そして過去にそっと寄り添えたようで、心地いいひと時でした。

皆さん、本当にありがとうございました。

私も学生時代の気持ちを大切に、
また、現役学生に負けないくらい情熱的にこれからもがんばっていきま〜す!

★御世話になった先生方と。
藤田恒美先生(L)と稲増龍夫先生(R)です。
hosei2.jpg

★私も学生の前であいさつ。
hosei3.jpg

★学生たち。先生の話を聞いている時は、さすがに静かです。(笑)
hosei5.jpg

●自主マスのHPはコチラ ⇒ http://www.jishumasu.com/

yukikotajima 8:40 pm