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47『恋する建築』

2009年8月31日

ACTUS富山店の福岡店長から教えていただいた、
とってもキュートなタイトルの本、その名も『恋する建築』を読みました。

本を書かれたのは、建築家の中村 拓志(なかむら ひろし)さんです。
1974年生まれの若手建築家で、
グッドデザイン賞をはじめ、様々な賞を総なめにし、
テレビや雑誌でも取り上げられている注目の建築家です。

また、彼は、東京出身ですが、
少年時代を石川県金沢市で過ごしていたこともあるそうです。
ちょっと親近感がわきますね!

タイトルの『恋する建築』は、中村さんが考案したもので、
「人に「好きだ」と言ってもらえるほど親しい関係になれる建物のこと」なんだとか。

人と建物は、双方向のコミュニケーションが必要で、
人が建築に恋をし、建築も人に恋をする。
相手を見つめ、思いやる。
相手も自分を見つめ、応えてくれる。
中村さんは、そんな恋する建築を造りたいと思っていらっしゃるそうです。

具体的に、中村さんが出会ったり、造ったりした建築を例に挙げながら、
どのような材料で、どのような思いで、その建築を造ったのかが紹介されています。
そして、すべての建築に恋をしています。
中村さんは、ある意味、恋多き方です(笑)。

建築の表現方法が、まるで好きな人について語っているように、キラキラしているのです。
壁や床や窓に心があるように思えてくるから不思議です。
建築を身近なものに例えながら紹介しているので、イメージが浮かびやすいのです。
さらに、実際に、建築の写真も載っているので、文字と比較しながら楽しめます。

そして、この本は、建築例ごとに、いくつかの項目に分かれているのですが、
タイトルだけを見ていると、まるで恋愛小説のようなのです。

「雪景色に贈るネックレス」
「秘密の花園」
「チャームポイントは薄化粧」
「距離0ミリの急接近」
「僕らを隔てるもの。つなげるもの」
「ここだけの関係」

どうですか?
気になりませんか?

建築のことがまったくわからなくても大丈夫。
とってもわかりやすいので。

この本は「建築」のことが書かれた本ですが、
建築だけに限らず、生きていく上で大切なことがたくさん詰まった本だと思いました。

「人は理論だけでは感動しない。
 言葉にならない部分にこそ、興味を覚え、心を打たれるのだ」

この本の中で、私が一番心打たれた言葉です。

建築に恋をした建築家の言葉からは、
建築に対する、また住むひとに対する、
また、土地や植物に対する、感謝や思いやりが感じられました。

そして、何よりも建築を楽しんでいることが伝わってきました!

素敵な本に出会えました。

yukikotajima 10:52 am

827タイアップ商品♪

2009年8月28日

昨日、8月27日は、FMとやまの周波数82.7MHzにちなんだスペシャルデー!
「FMとやま827オールリクエストパーティー!! 」でした。

graceにも本当にたくさんのメッセージ&リクエストをお寄せいただきました。
先ほど、graceはもちろん、
朝から夜まで届いたすべてのメッセージを読みました。
たくさんの「大切」な思いが、FMとやまに集まってきていたのですね。
本当にありがとうございました。
その、たくさんの「思い」のほんの一部しかラジオで紹介できなかったけれど、
ちょっとはみんなに伝わったかな?

これは、メッセージアーティストの大蔵さんに書いていただいたもの。
写真をクリックすると大きくなります。
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泣きそうだ…。

grace × 大切 をイメージして書いていただいたのがこちら。
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大蔵さん、ありがとうございました。
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特別番組の放送は終わりましたが、
引き続き、今月31日まで、
協賛店で「827」にちなんだタイアップ商品の販売は行われていますので、
是非、お出かけになって下さいね。

私が出掛けたところをご紹介します!

★★パティスリー クロト★★

クロトの森田さんと一緒に♪
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「マンゴーとゴールデンパインのロールケーキ 827円(税込)」
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マンゴーとパインの相性がこんなにいいとは思わなかった!
ふわっふわでしっとりしていて、口の中で優しく溶けて、
食べ終えた後もずっと口の中にいい香りが広がっていました。
「余韻」まで楽しめる、本当においしいケーキです♪

★★珈琲菓楽 和庵★★

おばんざい 827円(税込)
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珈琲&お菓子付きは 1000円(税込)
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これ、おまけじゃないですよね!
3種類のお菓子がつく豪華なセットです!

お腹は満腹!心は満足!
本当にお得です。

そのほかにも、まだまだ827タイアップ商品はありますので、
詳しくは、FMとやまのHPのインフォメーションをチェックしてね。

私も、また色々出かけようと思います〜♪

来週31日までですので、おはやめに〜。

ちなみに、昨日は、ヒッツの時間にマクドナルドへ。
サービスのマックフライポテトをもらいました!
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yukikotajima 7:09 pm

仙台の旅♪

2009年8月24日

昨日、一昨日と、仙台に行っておりました。
小川もこさんのツアーに、後輩と一緒に私も参加者として、
こっそり参加させていただいたのです。

朝6時50分にバスに乗り込み、
朝一で見たDVDは、私の希望で
『デトロイトメタルシティ』。
朝から相当濃厚な旅となりました(笑)。

その後バスの中で熟睡していたら、
あっという間に、ラーメンで有名な福島の喜多方へ。
喜多方はたくさんのラーメン屋さんがあるのですが、
私が行ったのは、源来軒!
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口に入れた瞬間は、すっきりしているのに、
とても味わい深いスープは、とっても美味しかったです。
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ラーメン以外には、餃子も食べたのですが、
にんにくがたっぷり入った食べ応えありありのビッグサイズの餃子でした。

その後、お口直しのためにソフトクリームを食し、
バスの中で寝て、サービスエリアで起きて、また寝て・・・
の繰り返しで、ついに仙台に到着!

楽天VSオリックスの試合観戦です。
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残念がら、10−0で負けてしまいましたが、
楽天ファンの応援をなんとなくマネしながら観戦♪
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試合以外にも、キャラクターや選手のパネルと写真を撮ったり、
楽天カレンダーの無料撮影会にこっそり参加したりとても楽しかったです。
どうやら来年のカレンダーに、私、載るらしいです・・・。

試合後は、もこさんオススメのお店で懇親会♪

何を食べても美味しい!
とくに、この大きな牛タン、美味しかったなあ。
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口の中で解かれていく柔らかなお肉。
美味でございました。

翌日は、青葉城へ。
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政宗になってみました。
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お昼は再び牛タン♪

バスの中では、食べているか寝ているかのどちらかでした。

ちなみに、この旅で出会った最高の飲み物はこちら↓
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福島の桃ジュースです。果汁100%でとっても美味しかったです。
濃厚すぎない、ちょうどいい甘みで、飲んだ後はすっきりしていました。

とにかく食べ続けた2日間でした。(笑)

でも、たまにはバスの長旅もいいものですね♪
お天気もよくて、窓の外の流れる景色もキレイでした。

充実しすぎるくらい充実していた楽しい旅でした!

yukikotajima 7:58 pm

46「終の住処」 

2009年8月21日

今年の芥川賞を受賞した作品
磯崎憲一郎(いそざき・けんいちろう)さんの
『終の住処(ついのすみか)』を読みました。
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磯崎さんは、会社員として働きながら、執筆活動もしています。

芥川賞を受賞した時の様子を見る限り、
程よく日に焼けた感じと爽やかな笑顔から、
勝手に、作品も明るく爽やかなものだと決め込んでいたのですが、
読み始めてすぐ、
本当に、あの白い歯がまぶしい方が書いたものなのか?
と思ってしまいました。
まるで逆でした。
まぁ、勝手にさわやかイメージを作ったのは、私なのですが。(笑)

主人公は、30歳を過ぎて結婚したものの、
妻の考えていることが理解できず、というか、妻を信用できずにいる男です。

その彼は、次から次へと浮気をしていきます。
そんなある日、妻は夫と口を利かなくなります。
それから11年、一度も。
でも、別れるわけでもなく、一緒に暮らし、男は相変わらず浮気をし続けます。

そして、ある日、ついに男は妻に話しかけます。
それに自然に答える妻。

私は、この男が何をしたいのか、まったくわからなかった。
女性にもてる理由もまるでわからず。
でも、あくまでも、その男目線で話が進んでいくので、
客観的に見た時、彼がどのような行動を起こしているのかは、わかりません。
もしかしたら、他の人が見た彼の印象は、実はすこぶるいいのかもしれないですし。
でも、この作品は、彼自身の言葉だけで語られているので、
彼がどんな人なのか、また実際のところ、何が起きているのか、
客観的にはわからないのです。

しかし、それは、彼自身が自分のことをそこまで理解しきれていない、
ということにもなるのかな、と思ったら、彼への見方が少し変わりましたが。

まるで自分の頭の中に思い浮かんだ言葉が、
そのまま文字に起こされているような感じの本でした。
文章の書き方も独特でしたし。

でも、人の心というものは、そういうものなのかもしれませんね。
思いつきで、コロコロ変わっていくものなのかな、と。
たしかに、自分の頭の中で考えが変わっていって、苦しい時ってありますもんね。
また、真実が何なのかわからなくなることもありますよね。

この本は、読む人によって、とらえ方がまったく異なるものなのかもしれません。

私は、彼の奥さま目線の本を読んでみたくなりました。
彼を通して見る奥さまには、
彼の主観というベールがかかっていて、はっきり見えないので。 

磯崎さん、次作にどうでしょう?

yukikotajima 10:35 am

45「星守る犬」

2009年8月17日

村上たかしさんのコミック『星守る犬』を読みました。
この本は、今日13:45頃〜放送の「キノコレ」で
紀伊國屋書店富山店のスタッフさんにご紹介いただく本です。

今、様々なメディアで話題になっているコミックなのだとか。

本の表紙は、満開のひまわり畑の中央にたたずむ白い一匹の犬の絵です。
そして、本の後ろを見れば、古い車が、そのひまわり畑の中に一台。

この絵が表わす意味は、コミックを読んで初めてわかります。

この本は、コミックだからこそ、心にぐっとくるのかもしれません。
あっという間に読めましたが、心には深く長くとどまる素敵な作品でした。

ストーリーは、こう。
小さい娘さんが、犬を拾ってきます。
最初は家族にかわいがられているのですが、
娘さんが大きくなり、家族の状況も変わり、
気付けば、家に残ったのは、お父さんと犬のハッピーだけ。
そこで、2人だけで車に乗って旅に出よう、ということになるのですが…。

お父さんの優しさやハッピーの無邪気さに涙がぽろぽろ。

読み始める前に見た本の表紙と
読み終えた後に見た本の表紙は、
同じものでもまったく別物に感じました。

私は犬を飼ったことは無いにも関わらず、これだけ心を動かされたということは、
犬を飼っている人には、かなり心にくるものがあるんじゃないかしら。

決していい人&いい犬ばかりが出てくるお話ではありません。
人間のいい部分と嫌な部分が包み隠さず出てきます。
中には心が痛くなる方もいるかもしれません。

でも、読んだ後はきっとみんな優しい気持ちになると思います。

yukikotajima 9:34 am

ロンショ⇒カターレ富山

2009年8月16日

今日、カターレ富山VSアビスパ福岡の試合を見に行ってきました!
試合開始は18:00〜でしたが、
LONG SHOT PARTYのライブを見るため、会場に着いたのは16:30。

ロンショの新曲「ハートビート」が、
スカパー!Jリーグ中継オフィシャルソングになっていたため、
試合前にライブがあったのでした。

17:00前でもまだまだ厳しい日差しが照りつける暑い中での野外ライブ。
いや〜、暑かった!
扇子をあおぎながらライブを見る私の横で、
飛んで跳ねてのカターレ富山の青いシャツ軍団。
汗が飛び散る熱いライブでした。

ライブの後、かき氷を食べ、クールダウン。
実は、この夏初のかき氷。日陰で風に当たりながらシャリシャリシャリ。

元気を取り戻し、会場へ。
18:00から、アビスパ福岡との試合がスタートしました。
会場内の様子は、ご家族連れが多かったかな。
お盆の最終日を親子でサッカー観戦で過ごす。
ちょっとあこがれちゃいます。
ちなみに、お客さんの数も5,325人。今シーズン最多だったそうです。

ここのところ、6戦負けなし(4勝2分)のカターレ富山。
今日は、第2クールの最終戦でした。

結果は、1−1の引き分け。
前半、先に福岡に得点を許し、
後半、桜井選手の得点で同点に。

試合後、監督や選手の話を聞きました。

楚輪監督は、「気持ち」という言葉をよく使っていました。
「前半は気持ちが見えなかった。
 ハーフタイムでは「気持ち」をもって戦おう!ということを選手に伝えた。
 その「気持ち」を出すために桜井を入れた」のだそうです。
その桜井選手が、後半に1点入れて、同点に追いつき、ホッ。
試合後は、満面の笑みで「嬉しい」と話していました。
このまぶしい笑顔が何度も見られるといいなあ。

そして、逆に悔しそうな表情をにじませながら話をしていたのは、GKの中川選手。
「負けはしなかったけれど、でも、勝ちたかった試合だから、悔しい。
 後半はうまい具合にリズムを作れた。このリズムを前半からつかめればよかった。
 ボールを保持していたのは富山の方が多かっただけに悔しい!」
ストイックな中川選手らしい言葉でした。

そういえば。
野嶋選手が出た試合は「負けない」のだとか。
今日も引き分けでしたので、これで10試合連続で負けなしなんですって。
この不敗神話。どこまで続くかな?

ちなみに、次回のホームゲームは、
9月2日(水)19:00〜
現在、1位のセレッソ大阪と対戦します。

yukikotajima 11:23 pm

今週のネッツ・カフェ・ドライヴィンは・・・

2009年8月13日

今日から本格的にお盆休みがスタートした方も多いと思います。
久しぶりに富山に帰ってきた皆さん、お帰りなさ〜い!!!

また、すでに夏休みが始まっている方や、
早くも夏休みは終わった!という方もいらっしゃることと思います。

どのような夏休みを過ごしていますか?
または、過ごしましたか?

よかったら、あなたの夏休みリポート!聞かせてください。

毎週土曜午前11時〜11時55分にお送りしている
『ネッツ富山プレゼンツ ネッツ・カフェ・ドライヴィン』
の今週15日(土)のテーマが「私の夏休みリポート」なのです。

どのようなリポートでもOKです。

例えば・・・

・車で青森まで行ってきました〜!
・家族で温泉に泊まってきたよ。
・久しぶりに富山に帰ってきて、旧友とバーベキューをして恋に落ちました。

など、あなたの夏休みリポートを教えてください♪

メッセージは、インフォメーションからお願いします。

それから、番組では、お盆のドライブにオススメの音楽をたっぷりお送りします。
是非、土曜11時〜は、ドライブのおともに
『ネッツ・カフェ・ドライヴィン』をよろしくお願いします!

ちなみに、私は、先週末、初!和倉温泉に泊まってきました。
詳しくは、番組の中で報告しま〜す。

yukikotajima 8:47 am

44『三ヶ月の花嫁』

2009年8月12日

8月は、6日は広島、9日は長崎の原爆の日、15日は終戦記念日で、
1年の中でも「戦争」について考えることの多い月ですよね。

私も子供のころは、今は亡き祖父から戦争の話を何度も何度も聞かされていました。
当時は、ずっとずっと昔のことだと思っていましたが、
年齢を重ねるにつれ、実は、そんなに遠い日の話ではないと、感じるようになりました。

戦争をテーマにした舞台や映画を見たり、本を読んだりする度に、
祖父のことが思い出され、
その度に、祖父の話をリアルなものに感じ、胸がギュッと締め付けられました。

そして、昨日、また、祖父のことを思い出しました。
というのも、戦時中の物語を読んだのです。

『三か月の花嫁/小河すみれ』という本です。

最初目にしたとき、映画化もされた『余命1ヶ月の花嫁』と似たような話かな?
と思ったのですが、まったく関係ありませんでした。

『三か月の花嫁』は、著者のお母様をモデルにした、戦争にまつわる物語です。

お母様は、数ヵ月後に出征する若者に嫁ぎました。
親同士が決めた結婚で、夫に会ったのは結婚式の当日でした。
夫が戦争に行くまでの数カ月間、夫婦ごっこをしていればいいからと、
籍も入れませんでした。

実際の生活も夫婦というよりも、仲のいい兄妹のような生活でした。
親が決めた結婚でしたが、2人ともお互いを思いやる優しさがあり、
2人の関係は、ほほえましいものでした。
そして、気楽なものでした。数か月夫婦のフリをしていればいいのですから。

しかし、2人の心に生じてはいけない感情が湧いてしまいます。

旦那を戦場に送り悲しい思いをしている実の姉から、
「心までは差し上げてはだめ。愛があるほど待つ身はつらい」
と念を押されたにも関わらず。

そして、夫の出兵の日が近づいていきます…。

『三か月の花嫁』は、優しさと愛に満ち溢れた作品でした。
そして、その愛を感じる度に私は涙していました。

嫁ぐ日の親子のやりとり、
姉からの手紙、
夫婦がお互いを心から必要と感じた時、
夫の本音。

以上、私が泣いたところです。
はっきり言って泣きすぎです。

でも、当事者はもっともっと辛く悲しかったのですよね。

戦死者は約212万人と言われています。
つまり、その何倍も何十倍も悲しんだ人たちがいるということです。

その悲しみは、もう2度と味わってはいけない感情だと思います。
でも、戦後生まれの私たちは、
当時の方たちが、どのような思いでいたのか、知る必要はあると思うのです。
同じことを二度と繰り返さないために。

それから、この本は、「平和への願い」だけでなく、
相手を思いやる気持ちもあふれています。

今の時代は、
自分さえよければいい、とか、
自分の気持ちを曲げてまで人に合わせたくない、とか、
よくも悪くも「自由」すぎるのかもしれないなと思いました。

自分の気持ちを大切に思うように、
相手の気持ちも同じように大切に思う人が増えたら、
世の中はもっと平和になるのかもしれませんね。

戦争が無いから平和というわけではありません。
戦争が無いのは当たり前で、
戦争が無い中で「平和」な生活を送るには、どうしたらいいのか、
それを考えることが、本当は大切なのですよね。

そのヒントが、この本の中にあるように思いました。

今週末土曜日は終戦記念日です。
是非、この機会に戦争について、平和について、考えてみてはいかがでしょうか。

yukikotajima 10:35 am

42・43 家族みんなで楽しめる本

2009年8月10日

42・43 お子さんたちの夏休みにも。

お子さんたちは夏休み真っ只中ですね。
そして、まもなくお盆休みも始まりますので、
今週末は、ご家族の皆さんでゆっくりお過ごしになる方もいらっしゃるのでは?

今日は、ご家族の皆さんで楽しめる本をご紹介しましょう。

紀伊國屋書店富山店にもたくさんのお子さん向けの本が並んでいました。
その中からオススメの本を2冊教えていただきました。

●『子どもにウケる科学手品77/後藤道夫(ごとう・みちお)』

初版は1998年に発行されたもので、
10年以上、変わらぬ人気を誇っているのだとか。

「まえがき」によれば、この本は、

日々の親子のふれあいの中で、子どもに
科学の不思議さ、楽しさ、面白さを知ってもらうための材料を、
こっそり提供するもの

とあります。

身近にあるものを使って、
子どもが驚くような不思議な現象を起こすヒントが
77例紹介されています。

そのすべての科学手品を考案されたのが、
「実験おじさん」こと後藤道夫さんです。

例えば・・・
水の入ったコップを逆さまにしてもこぼれなかったり、
手のひらでビンを吊ることができたり、
封筒の中の手紙を外から読めたりします。

どうですか?
気になりませんか?

ちなみに、イラストで実験の方法がわかりやすく紹介されている他、
なぜ、そういったことが生じるのか、答えも書かれていますので、
かなりわかりやすいと思います。

大勢の皆さんが集まりやすいお盆の前に
こっそり練習して披露されるのもいいでしょうし、
お子さんの夏休みの自由研究のヒントにしてもいいかもしれませんね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●『きてれつ箱 /伊藤文人(いとう・ふみと)』

こちらは、グラフィックデザイナー・イラストレーターの伊藤文人さんによるものです。

不思議な模様のデザインの上に鉛筆を置いたら文字が現れたり、
イラストの中にこっそり動物の絵が隠れていたり、
本を逆さにしてみたら、まったく異なる絵が現れたりします。

イラストですので、もちろんカラーで、
本の大きさは大人の手のひらをひろげたくらいの大きさで、正方形に近い形をしています。

お子さんはもちろん、大人の皆さんにも楽しんでいただけると思います。
というか、大人の方がはまってしまうかも!?

私は、シンプルなこの一言に一番心動かされました。

「世の中ちょっと見方を変えれば、おもしろくなることもある」

変わらない日常にややうんざり気味の方、
仕事が行き詰まっている方、
『きてれつ箱』でも眺めながら、ちょっと一息入れてみませんか?

世界が少しだけ違って見えるかも。
『1Q84』で今はやりの、パラレルワールドっぽい感じにね!
あくまでも「っぽい」ですが…。

yukikotajima 10:02 am

ど根性ユリ

2009年8月6日

以前、graceで紹介したことがある、
FMとやまの「ど根性ユリ」が咲きました!
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FMとやまの社屋横の用水のアスファルトに根をはり、
ぐんぐん成長した鉄砲ユリ。
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FMとやまの裏口のさらに奥の場所のため、
FMとやま社員でも気付きません。
私も某スタッフから教えてもらって、初めて知りましたし。

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いつの間にか、こんなに大きくなって、
白いお花を咲かせました。

たくましく、凛とした姿の美しいことといったら。
本当にキレイでした。

誰にも気付かれないかもしれない場所で、
厳しいアスファルトに根をはり、綺麗に咲いた鉄砲ユリ。

そのたくましさに感動していたところ、
なんと、さらに奥に、小さな鉄砲ユリのつぼみを発見!

別のアスファルトにもミニど根性ユリを発見!
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どこまでたくましいんだ!ど根性ユリ!

私も、ど根性ユリの精神で生きていくぞ〜。

素敵な出会い。
ホントどこにあるか、わかりませんね。

yukikotajima 6:45 pm

連続鑑賞 34・35

2009年8月5日

先日、久しぶりに映画2本連続鑑賞をしました。

まず大ヒット上映中
『アマルフィ 女神の報酬』を鑑賞。

日曜日午後ということもあり、大人気。
ほぼ満席です。
ちなみに私が座ったのは、一番前の真ん中。

最初は、スクリーンの近さに圧倒されましたが、
途中から独り占め感覚で、よかったです!
あなたもたまにはいかが?

某テレビ局で夜中に特集をたくさんやっており、
ちょうど私がお風呂から出て、一息ついている時間と重なるため、
毎晩、見続けているうちに、まんまとはまってしまったのでした。笑

イタリアの名所が次から次へと登場したり、スリに注意したりする様は、
大学時代のイタリア旅行を思い出し、懐かしい気持ちになりました。
それにしてもイタリアは、どこも絵になる美しいところですね。
また、行きたい。

映画は、そんなイタリアの名所をうまい具合に入れつつ、
ストーリーも常に先が気になる、いい塩梅の刺激具合で、
心地いいドキドキ感をキープしたまま鑑賞できました。

お互いをうち消してしまいそうなくらい豪華なキャストも、
そんなことはなく、いいバランスで、
というか、そんなことは、映画を見ているときは、気になりませんでした。

ラストの映像がまた綺麗で。
最後の最後まで楽しめました。

 

そして、アマルフィの余韻を引きずりまくりの中、見たのは、
『そんな彼なら捨てちゃえば?』。

これは、公開されたら絶対に見に行こうと決めていました。
だって、タイトルからして爽快そうじゃないですか!(笑)

しかし。しかし。
どちらかと言うと、強気なのは女性ではなく男性のようで、
男性の言動を自分に都合よく受け止める女性に対して、
それは、違う!
男性の本音は、こうだ!
と強く言いきっているシーンがやや多し。

例えば、
男性からの連絡が無いのは、
仕事が忙しいから、と自分に都合よくとらえるのが女性。
しかし、男性の本音は、それは、興味がないだけ。

どうです?
女性の皆さん、思い当たりませんか?

でも、女性としては耳が痛くなるような男性の本音ばかりかと思いきや、
それだけではないのです。

映画全体のノリは軽いようでいて、
心&目頭がじんわり熱くなったところもあり、
結構、心をつかまれていました。

たぶん、この映画を見る女性は、
なんとなく軽いノリで見るような気がするの。
私は自分と同じアラサ—女子と一緒に見ましたが、
仕事帰りに一人で見に行く方も多いような気がします。
こんなの映画の世界よ!とやや斜めに見ていたら、
気付いた時には、はまっていた…。
思いがけず、涙。
なんて方が多いんじゃないかな〜。

タイトルから想像したストーリーとは違っていたけれど、
とても面白い映画でした!

と、2作品連続鑑賞しましたが、
一切、疲れを感じることなく、超満喫できました!

いつか3作品連続鑑賞にチャレンジしてみようかな。

yukikotajima 8:59 pm

翠月の味噌ラーメン♪

2009年8月4日

昨日graceで紹介した、翠月の味噌ラーメン。
graceのブログにも載せましたが、ゆきれぽにも載せますね〜。
だって、だって、だって、本当においしいんですもん。

富山市東老田の梨畑の広がる中にある、
「支那そばや 翠月(すいげつ)」は、
食材と味に徹底的にこだわったラーメン屋さんです。

翠月のラーメンは、
・日本各地から取り寄せた最高級の天然素材を使っている。
・子供も安心して食べられる無添加!
です。

しおねぎ、しょうゆは、すでに大人気ですが・・・
最近、味噌ラーメンファンが急上昇中なんですって。

味噌ラーメン大好きな私。
これは、食べずにいられましょうか。
いや、いられない。というか、絶対にムリ—!
ということで、食べてきました。

私が食べたのは、「ネギ味噌ラーメン」。
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大好きなネギがたっぷり♪

まず、スープを一口。
はまりました。
あっさりしているけれど、
うまみとコクがあり、とても美味し〜〜〜!

もちろん無添加です。

私は、ラーメンのスープは、残す派なのですが、
今回は、気付いた時には、飲み干していました。
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こちらは、夏限定のつけ麺。
もちろん、美味!
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通な食べ方は、食べ終わった後のスープ割!
スープで割って飲む。そば湯みたいな感じです。
これが、また美味しいの!

つけ麺食べたら「スープ割」を忘れずに〜。

●支那そばや 翠月● 

場所は、富山市東老田です。

平日の営業時間は、
昼は、午前11時15分から午後2時半、
夜は、午後5時半から午後9時。

土日祝日は午前11時15分から午後9時まで。
(スープがなくなり次第終了)。

定休日は、毎週木曜日と第3水曜日です。
電話番号 076・436・5344。

元気いっぱい翠月の皆さんです!
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あ〜、この間行ったばかりなのに、すでに食べたい。
あの、味噌のスープが恋しい…。

yukikotajima 8:23 pm

北村薫 40・41

2009年8月3日

今日の「キノコレ」は、
先日、今年の直木賞を受賞した
北村 薫(きたむらかおる)さんを大特集します!

今回受賞した『鷺と雪(さぎとゆき)』は、「ベッキーさんシリーズ」の3作目です。

ベッキーさんシリーズは、
上流家庭の花村家の女性運転手・別宮(べつく)みつ子、通称ベッキーさんと、
令嬢の英子の2人が、様々な謎に挑む、という、昭和初期のお話です。

私が読んだのは、そんな「ベッキーさんシリーズ」の1作目『街の灯』です。
英子とベッキーの2人の出会いから、
身のまわりで起こる様々な謎に挑み始める様子が書かれています。

そして、もう1冊、
こちらは「円紫さんシリーズ」1作目であり、
デビュー作でもある『空飛ぶ馬』です。

落語が大好きな大学生の私(女子)と、落語家の円紫さんが、
ともに謎を解決する、というお話です。

いずれの作品も、品があって優しい雰囲気です。
やけっぱちとか、いい加減とか、ルーズとか、
そういった言葉はまったく似合わない感じです。

清く正しい感じがしました。
それは、どちらも10代の清純な女子の目線で語られていることと、
美しい言葉づかいにあるかもしれません。
ベッキーさんシリーズは、特に上流家庭のお嬢様、ということもありますが、
言葉がとても上品なのです。
また、恋愛話がはさまれていないのも、清い理由の1つかもしれません。

時には、お嬢様ゆえの大胆な行動もありますが、
それでも、常に品が伴っているのは、すごいことです。

がさつでいきあたりばったりな私とは、まるで正反対の女性たちです。

また、落語や文学を引用しているあたり、
知識がある方にとっては、「ほお」とうなづきながら、高尚な楽しみ方ができそうです。
でも、私のようにほとんどなんのことかわからなくても、
わかりやすく元ネタ(引用元)についての説明が書かれているので、大丈夫!
わからないどころか、北村さんの本を読んだ後は、
1度に何冊も本を読んだような気がしてきます。

絵が見えやすいのと、
10代の女性が主人公ということから、
私は、本を読んでいる、というよりも、マンガを読んでいるような感覚でした。

本のタイトル、著者の年齢や外見を見ると、
なんだかとっても難しそうな作品に思えてくるのですが、
そんなことはありません。

シリーズものですので、
学生さんたちが、夏休みに、少しずつ読んでみるのにもいいかもしれません。

北村薫作品については、
今日のgrace内の「キノコレ」で、
紀伊國屋書店富山店の朝加さんに熱く語っていただきます。
朝加さんは、北村作品の大ファンなんだとか。

放送は、今日の13:45〜。聞いてね!
また、残念ながら聞けない方は、
放送終了後、ポッドキャストでお聞きいただけますので、是非、聞いてね〜。

yukikotajima 10:00 am