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『奇跡の脳』32

2009年6月29日

ここ何年か「脳」が注目されることが増えてきました。
ゲームやテレビで「脳」に興味を持った方も多いかもしれません。
その興味を「本」に向けてみるのはいかがでしょうか?

今日は、紀伊國屋書店富山店の店長の浅沼さんオススメの本をご紹介します。

先日、紀伊國屋書店を訪れた時、浅沼さんから、
「この本は、絶対に読んだ方がいい!」
と熱くおすすめいただいたので買って、早速読んでみました。

『奇跡の脳 ジル・ボルト・テイラー/著 竹内薫/訳』

著者である女性脳科学者のテイラー博士は、37歳の時、脳卒中に襲われます。
この本には、彼女が脳卒中を発症してから
奇跡の再生を遂げるまでの8年間が書かれています。
彼女の表現を借りれば、
「激しい脳出血から完全に立ち直った神経解剖学者による世界で初めての記録」です。
アメリカでは、50万部の大ベストセラーとなった話題作です。

まず、脳卒中を発症する前のテイラー博士について、
次に、脳卒中が発症するまで、
そして、そのあとは、発症してからの8年間が綴られています。

脳卒中を発症した朝の記録は、かなり生々しく、
私は、本を持つ手から力が抜けていきそうなくらいの衝撃を受けました。
激しい頭痛とともに、薄れる記憶。
電話をしようにも数字が読めない。喋れない。動けない。そして、人の話が聞き取れない。
彼女の苦しみが、心の声として綴られます。

私が印象に残ったのは、何を言っているのかわからなくても、
その人の気持ちはわかる。というもの。
安らぎを与えてくれる人とエネルギーを奪っていく人がいる、ということ。
エネルギーを奪う人の例が挙げられていて、反省しました。
余裕がないときの私そのものだったので。

さて、その後、彼女は、8年かけて奇跡の再生を遂げます。
その間の8年を、彼女は「旅」という言葉を使って表わしています。
その旅の中で、彼女は不思議な体験をします。
想像もできない神秘的な世界の体験です。
でも、それも科学的な根拠に基づいているというのだから驚きます。
どのような体験をしたのかは、是非、本を読んでみてください。

彼女は、左脳が傷ついたことで、右脳の存在を意識するようになります。
テイラー博士によれば、
左脳は、現実的でまじめ。あらゆることを良い・悪いで判断する。
右脳は、思いやりに満ちていて感謝の気持ちでいっぱい。
なんだとか。

テイラー博士は、左脳マインドと右脳マインドという言葉を使って、
二つの脳の考え方の違いを論じています。
そして、左脳が傷ついたことで右脳マインドの心地よさに気付いた彼女は、
私たちにも「右脳マインド」をすすめています。
確かに、テイラー博士の文章は、とても穏やかで感謝の気持ちにあふれていました。

この本は、「脳」に関しての知識がまったく無くても問題ありません。
でも心配な方は、本の最後に、本文とは別に脳科学の解説がありますので、
本文を読む前にこちらを読んでみてください。

それにしても、テイラー博士が元気になって本当によかった!

yukikotajima 11:30 am

映画『愛を読むひと』31

2009年6月23日

今日は、現在公開中の映画『愛を読むひと』をご紹介します。

原作は、ドイツの作家によって1995年に発表され、
全世界の500万人が涙したという大ベストセラーです。

ちなみに私は原作を読まずに鑑賞しました。
でも、映画を見た今は、原作が読みたくてたまらない!

舞台は、1958年のドイツ。
15歳のマイケルは、21歳年上のハンナと激しい恋に落ちます。
そして、2人で会う(逢う?)時には、マイケルがハンナに本を読み気かせるようになります。
ところが、ハンナは、突然、姿を消してしまうんです。
それから8年後。2人は再会。そしてハンナの秘密が明らかに…。

といった感じのストーリーです。
ハンナを演じているのは、ケイト・ウインスレットです。
悪い人ではなさそうだけど、本当は何を考えているのかわからない。
表情も乏しく、口数も少ないハンナの心を読むのは、とても難しいことです。
でも、15歳のマイケルには、
彼女を好き!という自分の気持ちばかりが先行してしまい、
彼女のことを考える余裕なんて無かった。
でも、実は、そのことが、当時のハンナには救いだったのかもしれません。

それから8年後。2人は再会します。
大人になったマイケルは、やっと彼女自身のことを考えられるようになります。
そして、あることに気付きます…。

マイケルは、ハンナに本を読んで聞かせた唯一の人だったけれど、
と同時に、彼女の心を読めた唯一の人だったのかもしれません。
いや、読もうとした、という表現の方がいいかしら。

一番難しい読み物は、人の心なのかもなあ。

yukikotajima 8:14 pm

雨の季節にオススメの本パート2(29・30・31)

2009年6月22日

今日は、3冊の本をご紹介します。

紀伊國屋書店の朝加さんから、
6月の1週目の「キノコレ」でご紹介いただいたのが、
鯨統一郎(くじら・とういちろう)さんの『邪馬台国はどこですか?』という本。
私も6月1日のブログに感想を書いていますが、本当に面白かった!

聖徳太子の正体は?邪馬台国はどこか?など、
気になる歴史を、斬新&独特な視点で論じています。
それも、ただ作者が、一方的に「こうだ!」と語っているのではなく、物語形式で、
とあるバーで、バーテンダーと歴史に詳しい3人のお客さんの
あわせて4人の登場人物が、熱く歴史談義を繰り広げています。
わかりやすい話言葉なので、そのまますいすいっと頭の中に話が入っていきます。

その『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編が、
『新・世界の七不思議』という本です。

前作が日本史中心であったのに対し、今作は世界史が中心です。
ピラミッド、ナスカの地上絵など、気になる世界の七つの不思議が取り上げられています。

斬新な解釈で歴史を語る、フリーライターの宮田と、
歴史学者の早乙女静香の二人の熱い歴史バトルは、相変わらずで、
今作もかなり楽しめました。

さらに、バーなので、たくさんの飲み物や食べ物も登場します。
ちなみに、食べ物は、バーとは言えないくらいに豊富です。
カクテルの作り方、名前の由来、食材のうんちくなど、
歴史以外のプチ雑学も知ることができ、読んでいてわくわくします。

本を読んでいるというよりも、一緒にバーのカウンターに並んで、話を聞いている感覚です。
綺麗な色のカクテルでも飲みながら、読みたくなる本です。

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鯨さんの、この2冊を読んで、はまった方は、こちらもぜひ!
『九つの殺人メルヘン』です。
こちらも、先ほどご紹介した本と似ています。
舞台は、日本酒バー。
登場人物は、刑事と犯罪心理学者とバーのマスター。
そして、女子大生東子(はるこ)の4人です。

刑事が解決できずに頭を悩ませている事件の謎を、
東子が、とあるメルヘン(童話)を持ち出し、
事件を関連付け、解決する、というお話です。

赤ずきん、シンデレラ、白雪姫など、
誰もが知っている童話の真実などもわかり、
気づけば、また、本の世界に没頭している自分がいました。

一話完結なので、毎晩、一話ずつ読んでいってもいいかも。
読書が苦手な方にもオススメです。

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今日は、もう1冊ご紹介します。

紀伊國屋書店の朝加さんから、面白いので、是非!
とすすめられた本です。

笹本稜平(ささもと・りょうへい)さんの『時の渚』です。

元刑事で、今は私立探偵である茜沢(あかねざわ)は、
死期迫る老人から、35年前に生き別れになった息子を捜し出すよう依頼されます。

その中で、別のある事実を知ることになり…。

実は、読み始めてすぐ、なんとなく結末が想像できてしまい、
途中まで読んだところで、正直、飽きてしまったのです。
だから、茜沢が動けば動くほど、それが、とても遠回りしているように思えて、
ページをめくってもめくってもなかなか進まないような気がしてしまいました。

ところが、ところが、最後、泣いちゃいました。感動して。

この本を途中でやめなくて本当によかった。
とても面白かったです!
飽きた、と思ったのは最初だけで、
途中からは、自分でも驚くほど本の世界にのめりこんでいました。

私はすぐに答えを出したがる性格ゆえ、早とちりも多いのです。
深い愛に包まれたこのお話を途中でやめなくてよかった。
早とちりも、今回ばかりは、素敵な演出になったようです。
でも、日々の生活の中では、困りますが。

是非、雨降る夜にでも読んでみてください。
ただし、はまりすぎて、寝不足にご注意を!

yukikotajima 11:13 am

座り続けた週末。

2009年6月21日

昨日、今日と椅子に座り続けました。笑

まず、昨日は、クロスランドおやべで行われた
『虎平太まつり2009〜越中男唄慕情』に行ってまいりました。
男性アーティストばかり7組によるアコースティックギター弾き語りライブです。

16:30スタートで、終わったのは、21:00。
休憩なしの4時間半!
でも、あっという間だったなぁ。

では、登場順に簡単にライブレポです。

★山崎雄弘さん

富山出身のゆうさん。
久しぶりに見たライブは、今までで一番大きく見えました。
以前は、年齢性別のわからないところが、
ゆうさんの魅力の1つのようにも思えましたが、
今回は、キリリと強さのある男らしいライブで、
ちょっとドキッとしてしまいました。

★坂本サトルさん

なぜ2番目なのかというと、
ライブ終了後、すぐに東北へ行かなければいけなかったから。
圧倒的な存在感&声量で、お客さんをくぎ付けにしていました。
次に登場する平さんのことを「印税王」と言い出し、
笑いを誘ったのもサトルさんでした。
一瞬にしてお客さんを引き込むそのパワーはさすがです。
ライブでもトークでも強く印象を残していました。

★平義隆さん(from The LOVE)

今回のライブの「キーワード」になっていたのが「印税王」。
(実は、嵐に提供した楽曲がヒットしたことがその理由です)
サトルさんが発したことで、最後まで皆が引っ張り続けました(笑)。
小柄な体のどこから?と思えるほどの伸びやかでソウルフルな歌声。
そして、顔全体を使ってくしゃっと笑うその笑顔。
ライブを見ていたお客さんたちの顔も優しい表情をしていました。

★タニザワトモフミさん

たぶん、今日登場のアーティストの中で一番たくさんライブを見ていると思います。
今回も私の大好きな歌声が存分にいかされた心地いいライブでした。
近所の森で撮ってきたという音に合わせたひいたウクレレの音色は、
あまりにも優しすぎて、心の奥の方をノックされたようで、
目の前がユラユラ。心もユラユラ。
ラピュタのカバーも心にぐっときました。
何度見ても毎回新鮮な感動を生み出してくれるタニザワさん。
すごく濃いひと時でした。

★伊藤多賀之(ex ブリーフ&トランクス)

濃いといえば、伊藤さんのライブは、別の意味で濃かったです(笑)。
一瞬にして、会場内の雰囲気をガラッと伊藤ワールドへチェンジ!
いや〜、笑いました。
絶妙なはずし具合の「不協和音 」、
チェ、チェ、チェという繰り返しが頭に残る「生活の知恵」、
そして、ブリトラ時代の「青のり」も聞けて大満足。
一瞬にしてファンになりました。本当に楽しかったです。

★広沢タダシさん

先ほどの伊藤さんの独特な世界観を心地よく断ち切ったのが、広沢さん。
CDを聞いた印象では、とても優しくて穏やかな人というイメージだったのですが、
心地よく裏切られました。
もちろん、CDも素敵なんだけど、ライブはその何倍も素敵でした。
声のちから。歌のちから。曲が、心にしっかりと根をはって残りました。

★ 阿久のぶひろさん(ex RAZZ MA TAZZ)

ラストを飾ったのは、阿久さんです。
歌っている最中に、ふと横を向く時があって、
その横顔に照明がちょうど当たって、とても色っぽかったです。
とても美しい人でした。
でも、ライブは、届けたい思いを歌にのせて、
まるで心の中を叫びを吐き出すかのごとく、力のこもったライブで、
そのギャップが素敵でした。

ということで、ライブレポでした。
4時間半をコンパクトにまとめるのは、難しいな〜。
一言で言うなら、とにかくいい時間を過ごせました。ということです(笑)。
 
★おまけ

クロスランドタワーにのぼってきました!
tower.jpg
エレベーターです。
100.jpg
100階ではなく、100メートルです。

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そうそう。ブログの最初に書いた「座り続けた」という話。

今日は、サッカーのカターレ富山の試合を見に行ってきました。
残念ながら、ロスタイムに点を入れられ、引き分けとなってしまいましたが、
試合内容は、アグレッシブで面白かったです!
まぁ、勝てたら、もっと気持ちよかったのですが。

それにしても相手チームのヴァンフォーレ甲府のサポーターの皆さん、熱かったですね〜。
もちろん選手も。
最後の最後まで決してあきらめない強さがありました。
あの一体感。ちょっとうらやましくも思いました。

ということで、私の座り続けた週末でした。
私は、ただただ座っているだけだったけれど、
得るものはたくさんありました。
今度は、私から出す番!
明日かの1週間もがんばるぞ〜。

yukikotajima 9:30 pm

ごはんと美 27・28

2009年6月15日

今日の「キノコレ」で紀伊國屋書店富山店の中田さんにご紹介いただく本を
私も読みましたので、私からもご紹介!

★「朝ごはんの献立—12のシーンとおいしいごはん / 飯島奈美」

映画『かもめ食堂』などのほか、CM、雑誌などで活躍している、
フードスタイリスト・飯島奈美さんの「朝ごはん」のレシピが紹介された本です。

ただのレシピではなく、飯島さんのエッセイも書かれています。
また、器やキッチン用品、
飯島さんが旅の中で出会った「朝食スナップ」なども載っています。

「朝食スナップ」を見ていると、
飯島さんが、「ごはんを食べること」を心から楽しんでいることがわかります。

よく、朝が苦手な人は、「朝に楽しいことをする」といいと聞きますが、
確かに、おいしい朝食を食べることを考えたら、
朝起きることが辛くなくなるかもしれません。

それにしても、この本に紹介されている朝ごはんは、どれも本当においしそうです。

まずは、飯島さんのオススメの
作り置き調味料の「昆布塩」を作ることから、私も始めてみようと思います。

塩昆布と焼き塩をフードプロセッサーにかけるだけなので、
料理が苦手な私にも、さすがにできるかな、と。笑

男性にもおすすめの1冊です。とくに一人暮らしの方は是非!

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★「世界一の美女になるダイエット / エリカ・アンギャル」

ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントによる
ダイエット法が書かれています。

インパクトのある本のタイトルは、
キレイになりたい!と思っている女性なら、絶対に気になると思います。

実際に、ミス・ユニバース1位になった森理世さんや、2位になった知花くららさんを
体の内側からキレイにしたのが、この本を書いたエリカです。

世界一の美女ですので、どれだけ大変なダイエットなのかと思いきや、
実は、そんなに特別なことをしているわけではありませんでした。
といっても、すべてを今すぐ実践しようと思ったら大変に違いありませんが。
でも、無理ではないとも思います。

この本では「食べるな」とは言っていません。
食べていいものは食べて、食べてはいけないものは「食べるな」と言っています。

私が一番印象に残ったのは、
「最強のコスメは、テーブルの上にある。 最強のビューティツールはあなたのお箸」
というメッセージ。
エリカによれば「何を食べるかで、どんな身体になるのかが決まる」のだとか。

本を読んだ後、早速、
ミックスナッツと、オリーブオイルと果物を買いに行ってしまいました。笑

実は、私、昨日、某テレビ番組の「ミス・ユニバースジャパン」の特集を見まして、
ダブルで影響を受けてしまったのです。

キレイになりたい女性の皆さん、この本は、買って損は無いと思います!

ダイエット本は、どれを読んでも
「私には無理だ・・・」とか「こんなの続かない・・・」と思うことが多いのですが、
私は、この本を読んだ後は、とても前向きな気持ちになれました。
読んでよかったです!

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今日、ご紹介した本は、
今日の13:45〜の「キノコレ」の中で、
紀伊國屋書店富山店の中田さんにも熱くご紹介いただきますので、お楽しみに!

放送後は、graceのインフォメーションに原稿が載ります。
また、ポッドキャストでもお聞きいただけますので、是非チェックしてね〜。

yukikotajima 11:45 am

グランドプラザ&ファボーレ

2009年6月13日

月に1度、県内のネッツ富山のお店からお送りしているネッツ・カフェですが、
なんと!今日は、ネッツ富山体感フェア開催中の富山市のグランドプラザから、
特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ ネッツ・カフェ・アーリー・サマー 』をお届けしました。
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お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。

朝から梅雨らしいどんよりとしたお天気でしたが、
放送が始まる頃には、眩しいほどの日差しが差し込んでいました。
実はネッツ・カフェ開催日の天気は、80〜90%の確率で晴れのお天気なんです!
ネッツ富山の皆さんはもちろん、FMとやまのネッツチームも、
晴れ男&晴れ女が多いみたいです。
おかげで、今、腕がややひりひりしてます。(笑)

さて、今日の放送では、ネッツ富山体感フェアの魅力をたっぷりお届けしました。

まずこちらは、車の紹介をしていただいた、村田さんです。
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笑顔がさわやかな入社2年目のフレッシュさんです。
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そして、エコカー減税など、お得なお話をして下さった、山井さんです。
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山井さんも入社2年目。ユーモアあふれる元気いっぱいの方でした。

番組は、終わりましたが、今日のことあとと明日も、
富山市のグランドプラザでは、ネッツ富山体感フェアを開催しますので、
是非、遊びに行ってみてください。

車の展示のほか、ビンゴ大会やライブなど、内容盛りだくさんの2日間です!

また、ネッツ富山全店でもネッツ・カフェのイベントを開催していますので、
是非、お店の方にも行ってみてね。
お店では、試乗車もたくさんあるそうですよ〜。

来週は、FMとやまのスタジオから
『ネッツ・カフェ・ドライヴィン』をお送りします。
メッセージテーマは「雨のドライブ」です。
メッセージをお待ちしています。
詳しくは、インフォメーションを見てね。

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さて、ネッツ・カフェの放送後すぐ、私は、ファボーレへ向かいました。
graceでもたくさんお知らせしてきました
映画「剱岳 点の記」の公開が、今日から!ということで、
実は、監督の木村大作さんと浅野忠信さん、香川照之さんのお3方が、
富山にいらっしゃっているのです。
そこで、記者会見の現場に行ってまいりました。
明後日、月曜の14時ごろから、graceの中でその模様をお届けしますので、
どうぞお楽しみに☆

そして、映画も、本当にいい映画ですので、
是非!というか絶対に!(笑)ご覧になって下さい!

yukikotajima 4:38 pm

明日のネッツ・カフェはグランドプラザから☆

2009年6月12日

今週の水曜日に富山も梅雨入りしましたね。
でも、今日は晴れのお天気になりましたが。
そして、今日は暑かったですね〜。
ちなみに今日の富山市の最高気温は・・・

32.6度!!!

真夏日です。
でも、明日は、平年並みの25度くらいまでしか上がらないようです。
しかも、またまた梅雨の季節に戻りそうなお天気・・・。

でも、どこかに行きた〜い!

と思っている方、いませんか?

そんなあなたは、どんな天気でもOKの
富山市のグランドプラザに是非お越しください。

実は明日の午前11時〜11時55分まで、
そのグランドプラザから、私、田島悠紀子のナビゲートで、
特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ ネッツカフェ・アーリーサマー 』
の公開生放送をお届けします。

グランドプラザでは、明日・明後日の二日間、
「ネッツ富山体感フェア」を行います。

ネッツ富山の話題の車が勢ぞろいする他、
ビンゴ大会や地元アーティストによるライブなどもあります。

ドライブがてら、ふら〜っと遊びに来てね。
待ってま〜す。

あ、そうそう、明日の番組のテーマは、『家族でドライブ』です。

家族で出かけたドライブの思い出や
オススメのドライブスポットを教えてください。

メッセージは、インフォメーションから送ってね♪

yukikotajima 9:03 pm

『劔岳 点の記』への道パート1 (24・25・26)

2009年6月8日

映画『劔岳 点の記』の公開が迫ってまいりました。
全国公開は、6月20日ですが、富山では今週土曜日13日から先行上映されます。

まずは、『劔岳 点の記』とは、どんな映画なのか、簡単にご紹介しましょう。

明治39年、陸軍陸地測量部測量手の柴崎芳太郎は、
日本地図を完成させるため、前人未到の劔岳の初登頂と三角点埋設を命じられ、
地元の案内人・宇治長次郎らとともに劔岳初登頂に挑む、というお話です。

地元、富山が舞台のお話なのはもちろん、映画の撮影も同じく富山で行われたため、
話題になっているというわけです。富山の皆さんは、もうよく知ってますよね!

私、田島の映画の感想は、2009年2月4日のブログに書かれていますので、
よかったらお読みください。

そこで、今週のgraceでは、映画をより楽しんでいただくために、

〜FMとやま「grace」『剱岳 点の記』公開直前企画 『剱岳 点の記』への道〜

を毎日お届けします。

私、田島悠紀子の視点で、『劔岳 点の記』の魅力を様々な角度からお送りしていきます。

まず、初日の今日は、13:45〜の『ユキコレ』の本紹介のコーナーで、
「劔岳」関連の本をご紹介します。

明日から木曜は、毎日15:30〜
映画についてご紹介していきますので、どうぞお楽しみに♪

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では、早速、本の紹介です。
是非、読んでいただきたい順にご紹介してまいります。

まずは、映画の原作のこちら。

◆『劔岳 点の記 / 新田次郎』

私は、すでに去年読んでいるので、今回2回目です。
去年の感想は、2008年3月17日のブログに書かれていますので、
是非、そちらを読んでください。

作者の新田次郎さんは、小説家であるのと同時に気象学者でもあります。
『国家の品格』でおなじみの息子の藤原正彦さんは、父・新田次郎のことを、
「筆による自然描写にかけては、身びいきながら父が世界一」
と話しています。

確かに、自然や天気の表現が多く、そのどれもが魅力的です。

実際、『劔岳 点の記』の書き出しも
「東の空高く日暈(ひがさ)」が出ていた」と、天気の話からスタートします。

ちなみに、日暈とは、太陽の周囲に見える光の輪のことです。
この日暈は、キーワードの1つですので、覚えておいてくださいね!

測量隊も、天気に詳しくなければ仕事になりませんし、
測量隊を案内する地元の人間は、
山で生活する中で、空の動きが読めるようになっています。
例えば「雪の降る前は、こだまがよく返る。これはどうしたって明日は雪だ」など。

他にも魅力的な空の表現がたくさんありますので、
是非、頭の中で想像しながら読んでみてください。

そして、そのあとは・・・

◆『高橋敬市写真集 風光剱岳』

を眺めてみてください。

以前、graceにも来て下さったことのある写真家で、
北アルプス立山を中心に撮影活動を続けています。
高橋さんの解説とともに立山の様々な姿がおさめられた写真集です。
胸がぐっと熱くなる壮大な写真ばかりです。

合わせて紀伊國屋書店富山店のみでの販売となっている
「剱岳トランプ」もオススメです。
トランプがまるで小さな写真集のようになっています。
写真はもちろん、高橋さんによるものです。また、撮影ポイントマップもついています。

ちなみに、現在、紀伊國屋書店富山店の中央カウンター横特設会場では、
『高橋敬市写真店‐写真で読む「剱岳 点の記」‐』が開催されています。

写真とともに、小説の一部が紹介された、まさに「写真で読む」内容になっています。
6月28日(日)までですので、お早めに〜!

☆そして、そして、本と写真集で十分予習したあと、映画をご覧ください。

新田次郎さんが文字で表現した自然や、高橋敬市さんが撮影した立山の自然が、
映画ではどのように表現されているのか。
その目で確かめていただきたいと思います。

そして、映画を見た後は、この本を読んでみてください。

◆『剱岳に三角点を!/山田明(やまだあきら)』

この本は、映画の時代(明治時代)からおよそ100年後の現在のお話です。
映画の続きを知りたい方には、是非、読んでいただきたい1冊です。

柴崎たちの思いを受け継いだ昭和・平成の測量官の話(実話)が書かれています。
柴崎の人物像にもせまっています。

私は、ここまで読んで、というか、ここまでの事実を知って、
やっと『剱岳 点の記』が完結するような気がします。

あなたも、映画の先のお話、気になりませんか?

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今日は、『剱岳 点の記』関連の本をご紹介しました。
是非、映画と合わせて本も読んでいただければと思います。

☆映画『剱岳 点の記』の公開は、13日(土)です。
県内の映画館で是非ご覧ください!

yukikotajima 11:15 am

30『ハゲタカ』

2009年6月5日

今日は、明日6日に公開される映画『ハゲタカ』をご紹介します。

原作は、真山仁さんの小説で、2年前にNHKでドラマ化されました。
テーマは「企業買収」。
ドラマが終了しても、続編や映画化を希望する声がたくさんあり、
映画化が決定したそうです。

ちなみに、私はドラマを一度も見たことがありませんでしたが、
登場人物もわかりやすい設定で楽しめました。
ただ、ドラマを見ていれば、
登場人物のふとした一言やちょっとした行動、表情も深く読み取れたのかなとも思います。

主演の“ハゲタカ”=天才ファンドマネージャー 鷲津政彦を演じるのは、大森南朋さん。
閉鎖的で不透明な日本のマーケットに絶望し、
海外生活を送っていた彼のもとに、かつての盟友が訪れ、こう伝えます。
日本を代表するの自動車メーカーに対する、ある巨大ファンドの買収が明らかになったと。
鷲津は、この危機を救うべく帰国します。
その巨大ファンドのファンドマネージャーは、“赤いハゲタカ”を名乗る劉(リュウ)という男。
玉山鉄二さんが演じています。

この2人のハゲタカの戦いを軸に物語は進んでいきます。

「企業買収」と聞くと、ちょっと難しそうな気がしてしまいますが、
わりとわかりやすく作られていると思います。
でも、より理解を深めたい方は、簡単な経済用語を勉強された方がいいかもしれません。
ちなみに「ハゲタカ」のドラマ版のサイトには、簡単な用語集がありました。

映画全体の感想は、スピード感があって、あっという間に終わったような感じでした。
また、普通は主役に共感しがちですが、私は、この映画に関しては、そうとも限らなくて、
映画を見ながらとても複雑な気持ちになりました。
どう受け止めるべきか、よくわからなかったのです。
でも最後まで見てやっとわかりました。
そして、すでに忘れかけていた最初のシーンとつながりました。
この最初のシーンは、映画本編とは全く異なる雰囲気で、
本編が始まるとふわっと頭から抜けてしまうののですが、
でも、いつでも頭の中に戻せるくらいの認識で受け止めていただきたいと思います。
ですので、絶対に、遅刻をしないようにしてくださいね〜!

yukikotajima 9:10 pm

22・23 雨の季節にオススメの2冊

2009年6月1日

今日の「キノコレ」で紹介する本を私も読みました!
詳しくは今日の13:45ごろからお送りする「キノコレ」を聴いてね♪

放送後、graceのHPに、紀伊国屋書店富山店の朝加さんの推薦文が載ります。
さらに、FMとやまのHP上でポッドキャストでもお聞きいただけますので、
是非、トリプルで楽しんでください。

ですので、私からは、軽くご紹介します。

◆『雨恋 松尾由美』

6月は梅雨。雨の季節です。
その「雨」がキーワードのお話です。
このお話には幽霊が出てきます。
私は幽霊が苦手です。
いや、みんな苦手か・・・。(笑)
なので、最初、朝加さんから、この本を薦められた時、
うっ。どうしよう。と思ったのが、正直な感想でした。
だって、一人暮らしの30歳の男性のお部屋に突然現れた女性の幽霊のお話ですよ。
性別は違えど、私と状況がかぶるじゃないですか!

おそるおそるページをめくってみると、
出てきましたよ、幽霊が!
主人公の男性とまるで同じ反応の自分に、ちょっと可笑しさを感じつつ、
こわいもの見たさでついつい読みすすめてしまいました。

どうやら、その幽霊の女性は、その部屋で自殺したことになっているのだけど、
実は、誰かに殺された。だから、犯人を探して欲しい。
とのこと。

そこで、いたって普通のその主人公の男性が犯人探しをしていく・・・というお話です。

しかも、その幽霊は「雨の日」にしか出てこないのです。
他にも幽霊が幽霊でいられるための条件がありますが、それについては、本を読んでね。

そうそう、タイトルの「雨恋」は、「あめこい」ではなく「あまごい」と読みます。
その理由も本で確かめてね!

タイトルにも「恋」という言葉が入っていますが、
実は、この男性、幽霊の女性に恋をしてしまうんですね〜。
その恋の行方は!?

雨、幽霊、殺人と、単語だけを並べたら、かなりじと〜っと重い雰囲気になりそうですが、
どちらかというと、透明感があって、優しくて、軽いタッチの雰囲気です。
お部屋の中でネコがじゃれている様子なども、なんかいい感じだし。

そういえば、最初は、幽霊がこわくて、気合を入れて読み始めましたが、
はっと気付いた時には、そんな感情はすっかり忘れていました。

雨音をBGMに是非読んでみてください。

 

◆『邪馬台国はどこですか? 鯨統一郎(くじら・とういちろう)』

前書きに「この作品がフィクションであるという保証はどこにもありません」とありました。

この本を読み終えて感じたのは、まず、この1文が書かれていてよかったということ。
だって、本当か嘘かわからず読むものほど気持ち悪いものは無いじゃないですか。
でも、どちらかわからないけれど、本当かもな、という状態で読むのは、
夢がふくらんでとても楽しいものです。

一言で言うなら、私、この本、好きです。一瞬にしてひき込まれました。

そこは、とあるバー。
バーテンダーの松永、
客の、某私立大学文学部の三谷教授(専攻は日本古代史)、
同じ大学の文学部助手の静香(専攻は世界史)、
そして、歴史に詳しい一般人の宮田。
基本的に、登場人物は、この4人です。

そのバーで、宮田が、毎回、突拍子も無い歴史の新しい解釈を持ち出すところから、
物語はスタートします。

・聖徳太子の正体は?
・邪馬台国はどこか?
・明治維新が起きたのはなぜか?

など、全部で6編が収録された連作短編集です。

宮田の解釈によると、私がいままで歴史の授業で習った様々なことが、
全て嘘になってしまうのです。
しかも、宮田の説明は、説得力があって、本当にそう思えてくる。
というか、そうとしか思えなくなります。

宮田の言うところの邪馬台国の本当の場所に関しては、
実際に行って確かめたくなりましたもん。
そういえば「富山」についても、書かれていましたよ。

読んでいてこんなにワクワクする本に出会えたのは久しぶりかも!

いまは、姉妹編の「新・世界の七不思議」が読みたくてたまりません。
またきっと、誰も想像していない新解釈を論じているんだろうなぁ。

そうそう、毎回登場するバーの食べ物がとても美味しそうなのも魅力的でした。
この本を読んだ後は、宮田と同じようにバーでウンチクを語りたくなるかも!?

 

ということで、今日は2冊の本をご紹介しました。
「私からは『軽く』・・・」と言っておきながら、結局、長くなってしまいました(笑)。
失礼しました!
今日も最後まで読んでくださってありがとう!

yukikotajima 11:43 am