19『日本人の知らない日本語』
2009年5月24日
メディアファクトリーから出ている
『日本人の知らない日本語』というコミックエッセイを読みました。
本の帯には、
「日本語学校の先生と外国人学生がくりひろげる笑える日本語バトル」
とありました。
『キノコレ』でおなじみの紀伊國屋書店富山店の朝加さんから、
面白いよ!とすすめられパラパラ〜っとめくってみたところ、
目に飛び込んできたのが、コレでした。
授業中、座ったまま先生に意見を言おうとした外国人の学生に向かって、
先生が「立って言って下さい」と言ったところ、
その学生が発した言葉は・・・
「た」
思わず、吹き出しちゃいました。
耳で聞いたら、確かに間違ってはいない。
けれども、話の流れ的に絶対におかしい。
マジメに言っているからこそ面白い。
でも、バカにしているわけではありませんよ!
捉え方がとてもユニークで面白いと思うのです。
私たち日本人が、あまりにも当たり前に使っている言葉に対して、
外国の方たちは、するどい突っ込みをいれてきます。
日本語学校の先生ですら、たじたじになることもしばしば。
へぇと思うこともたくさんあり、
笑いながらも、自分自身、知らないこともたくさんあって、
楽しみながら日本語を学べました。
でも、ただ笑いを提供しているだけではありませんでした。
世界各国の厳しい現実なども知りました。
他の国から見たら、日本は「平和」というか、「甘い」のかもしれませんね。
そして、日本人は「感謝」の気持ちを忘れてしまっているのかもしれないな、
とも思いました。
「た」に笑って思わず買ってしまった本ですが、
見た目の軽さとは真逆の深い内容でした。
買ってよかったです。
ちなみに、紀伊國屋書店富山店では、この日だけで10冊も売れたのだとか!
他は、どんな方が買ったのだろう。
気になる〜!