DVD鑑賞(1)〜(3)
2009年1月21日
10日に公開となった映画『チェ 28歳の革命』を見る前に、
チェ・ゲバラの若かりし頃を描いた映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』
を予習しようとDVDレンタルショップへ。
あわせて『転々』と『西の魔女が死んだ』も借りました。
◆(1)『モーターサイクル・ダイアリーズ』
『チェ 28歳の革命』も先日見たのですが(明日の日記に感想を書きます)、
確かに『モーターサイクル・ダイアリーズ』を見ておいた方がわかりやすいと思います。
今にも壊れそうな中古のバイクにまたがって友人と二人で南米を旅するゲバラ。
まだまだ自己が確立しきれていない様子がとても微笑ましく、
いかにして革命家ゲバラが誕生するにいたったのか、
その片鱗が垣間見られると思います。
そして、そして。
若さゆえの青さも随所に感じられました。
ダンスが苦手な、はにかみゲバラの、ちょっと困った様子は、
困り顔フェチ(!?)の私には、たまらなかったです(笑)。
◆(2)『転々』
『転々』は、三木聡監督とオダギリジョーさんの『時効警察』コンビで作られた映画です。
オダギリジョーさんのほかにも『時効警察』のおなじみのメンバーが、
たくさん登場しています。
中には、同じ役で出ている人も!
三浦友和さんと二人で、ただただ2人で東京を歩く、というお話なのですが、
三木監督らしい、独特な空気感満載でした。
いつも思うのですが、あの発想はどこからくるんだろ。
秋色のやさしい色合いもとてもキレイでした。
◆(3)『西の魔女が死んだ』
『西の魔女が死んだ』は、梨木香歩のロングセラー小説の映画化です。
本屋さんでは、よく見かけました。
森の中で魔女である祖母から魔女修行を受ける孫のお話です。
森の中の食材を使った美味しそうな料理の数々。美しい自然。
つんできたばかりのワイルドストロベリーのジャム作りは、
甘酸っぱいニオイが漂ってきましたし、
ラベンダー畑の上で乾かした、洗い立てのシーツからは、
上品なラベンダーの香りが感じられました。
知らないうちに五感が研ぎ澄まされていったように感じられた映画でした。