クライマーズ・ハイ
2008年7月5日
今日は、今日5日土曜公開の映画『クライマーズ・ハイ』をご紹介します。
映画『クライマーズ・ハイ』は、
日航機墜落事故が起きた当時、地元群馬の地方紙の社会部記者として取材に携わった、
作家・横山秀夫さんが、自らの体験をもとに書き上げた小説の映画化です。
小説は2003年に発行され、ベストセラーとなりました。
1985年8月12日、員乗客524名を乗せた日航機123便が群馬県御巣鷹山に墜落。
生存者4名、死亡者数520名という大惨事がおこります。
前橋にある北関東新聞社では、
組織から一線を画した遊軍記者・悠木和雅(堤真一)が全権デスクに任命されます。
そして、未曽有の大事故を前に悠木は、様々な壁にぶち当たります・・・。
まるでニュースの裏側を見ているような臨場感あふれる人と人とのやりとりは、
スリリングで、とても興味深かかったです。
「働く」とはどういうことか、
「伝える」とはどういうことか。
悠木をはじめとした登場人物たちの言動を、私は、注意深く見つめていました。
そして、自分ならどうするかということを常に考えていました。
スクリーンから伝わってくる緊張感は、
映画を見ているというよりも、自分も一緒に現場にいるような錯覚をおぼえました。
映画から気付かされることもたくさんありました。
でも、そのポイントは人によって様々だと思いますので、
是非、映画を見て、あなただけのポイントを見つけていただきたいと思います。
ところで、この映画の舞台は、私の地元、群馬県です。
映画は、まず、日本一のモグラ駅と呼ばれる「土合駅(どあいえき)」
のホームから改札までの長い階段をのぼるシーンからスタートします。
この階段は、486段あり、改札まで10分かかります。
私も行ったことがありますが、
暗くひんやりとしたトンネル内の階段は、昼間でも一人で歩くのはこわいくらいです。
もし、群馬に行くことがあれば、是非立ち寄ってみてください。
かなりインパクトがあると思いますよ!