おひめさまとみるめ。
2008年3月13日
今日は今週末公開の映画を2本ご紹介♪
◆ディズニー映画『魔法にかけられて』(3月14日公開)
おとぎの国“アンダレーシア”に暮らす、プリンセス・ジゼルは、
ある日、怪物に襲われたのをエドワード王子に助けられ、
お互い一目惚れし、翌日結婚する約束をします。
しかし、結婚を反対する継母のナレッサ女王は、ジゼルを井戸に突き落としてしまいます。
その井戸の先は・・・なんと、現代のニューヨークでした!
この映画は、
おとぎの国のシーンはアニメ、現代のニューヨークのシーンは実写で描かれています!
現代の世界で、最初は、戸惑うジゼルですが、段々、色々なことがわかっていきます。
それは、今のニューヨークについてだったり、自分の気持ちだったり…。
アニメだと違和感なく感じられるものも、実写になるととてもリアル。
そこまでリアルにしなくても、、、というくらいです。
ディズニーと言ったら「夢」でしょ〜!というお約束も、ある意味、裏切られました(笑)
というのも、ジゼルの歌声には、動物たちを引き寄せるパワーがあるのですが、
現代のニューヨークにいる人間以外の生き物といったら、どんなものがいると思いますか?
決して、あまりかわいいものはいないですよね・・・。
都会の生き物たちが、お部屋に勢ぞろいしちゃうんですよ!
あんなものやこんなものまで。。。
正直、これは、本当にディズニーか???と目を疑いたくなりました(笑)。
でも、映画としては、面白かったですよ!
おとぎの国の人たちは、みんな大袈裟でテンションが高い(笑)。
その徹底ぶりも気持ちいいですし、
まさに、ディズニー!といわんばかりの歌のシーンも楽しいですし、
ジゼルの心の変化にも心をくすぐられます。
とても楽しい映画でした♪
ところで。
「夢」を見ているのは、
おとぎの国のお姫様ではなく、
実は、現実の国の私たちなのかも〜!?
◆『人のセックスを笑うな』(3月15日公開)
2月27日のブログに、
この映画の原作(山崎ナオコーラさん)を読んだ感想を載せましたが、
今日は映画の感想です。
原作とは、やや設定やストーリーが異なりますが、
映画は、一つの世界観を生み出していて、
しかも、その空気感が心地よく、
まったく別の作品として楽しむことができました。
美術学校に通う19歳のみるめ(松山ケンイチ)は、
ある日、講師ユリ(永作博美)に絵のモデルを頼まれす。
そして、みるめは、20歳年上のユリに、どんどん恋していきます。
みるめ君が、ふりまわされる様子が、可笑しくて、いとおしい。
一生懸命で、必死で、どんどん冷静じゃなくなるみるめに対して、
ユリは、いたって自然体。正直に、おおらかに、とても自由に生きています。
みるめくんの性格を知った上で、甘える様子は、かわいい。
私も、年下の男の子に、しょうがないな〜と言われながら
何かをやってもらうことが好きなので(笑)、ユリに共感!
(あは。すみません。厚かましくて…)
そして、この映画は、一ヶ所にカメラを固定したまま撮りつづけているので、
まるでホームビデオで、自分たちの様子を撮っているような印象を受けました。
台詞も、台本とアドリブの差がわからないくらい自然な演技で、
まさに、あるカップルの日常を覗いている感じでした。
みるめに恋するえんちゃん(蒼井優)の片思いも、本当によくわかる。
ユリには共感できないけれど、えんちゃんには共感できる!
だって私も同じだから…という女子は多い気がする。
なんか、どこにもぶつけようの無い自分の気持ちが、
行動によーくあらわれているんですよ。
映画のタイトルは、あまり気にせず、女性の方も是非ご覧下さいませ。
というより、女性が一人で見たい映画かもな〜。