映画『結婚しようよ』
2008年2月5日
吉田拓郎さんの大ファンである『夕凪の街 桜の国』の佐々部清監督映画
『結婚しようよ』を見ました。
全編、拓郎さんの名曲で彩られています。
「夕食を家族全員で食べること」が家族の唯一のルールという、
とある家族の物語です。
父親を三宅裕司さん、母親を真野響子さん、
娘を藤澤恵麻さんと中ノ森BANDのAYAKOさんが演じています。
この映画に、悪い人はほとんど出てきません。
みんな思いやりがあって、あたたかいんです。
愛情にあふれています。
父は娘を、娘は父を思いやっています。
その様子が、泣ける…。
私は、映画を見ながら、群馬にいる父のことを思い出してしまいました。。。
今は、だいぶ丸くなった私の父も、昔は本当に怖かった。
父親は、絶対的な存在で、
何かを始めたり、何かをお願いするときは、
父親に直接お願いをしなければいけませんでした。
それが、本当に怖かった。
でも、ある程度大きくなると、知恵のついた私は、
父親がお酒を飲んで少し陽気になったところを狙って、
「うん」
と言わせていましたねー(笑)。
必ず、次の日に「聞いていない!」と言われるのですが、
母親が「うん、と言ってましたよ」
と言ってくれていました。
この映画を見ながら、
どちらかといえば私と年が近いであろう、娘の気持ちよりも、
なぜか父親の気持ちの方がわかるような気がして、
とても切ない気持ちになってしまいました。
頑固だった父親の気持ちも、今なら、わかるような気がします。
(といいつつ、まだまだわかった気になっているだけなのかもしれませんが・・・)
多分、それは、音楽の力によるものも大きいと思います。
拓郎さんの名曲の数々が、より感情をたかぶらせていたのかもしれません。
心温まる素敵な映画です。
できれば、父&娘でご覧になっていただきたいな♪