本を読んでいます。
2007年11月21日
今日は、最近読んだ本を何冊かご紹介!
★『 VOW王国 ニッポンの誤植 / 宝島社 』
先日、海外にあふれた間違った日本語を収録した本
『日本語でどづぞ』をご紹介しましたが、
今度は、ここ日本にあふれた間違った日本語を収録した本
『ニッポンの誤植』を読みました。
誤植とは・・・印刷物で文字・記号などに誤りのあること。ミスプリント。
気ままプランナーの廣川お姉さまが、
お腹を抱えて笑いながらフラフラ歩いてやってきて、
これは何事か!!?と思ったら、この本が面白すぎて笑っていたのでした。
「たじちゃんも読んでみてー」とすすめられたのでページをめくってみたら…
面白い!!!
一度笑い始めたら、何を見ても面白く、
普段ならこれくらいじゃ笑えない!というレベルのものでもおかしくてたまらない。
間違った言葉に対するツッコミも面白く、
私は、最初から最後までヘラヘラ、時に、ニヤニヤ、ガハハ、ップップッと
笑い続けたのでした。
例えば・・・
「エリック・クラプトン」が「エリック・プランクトン」
「J・レノン」が「J・ノレン」
などなど。
いやー。わざとではない間違いって、本当に面白いものです。
あなたも一冊、
というか一笑、いかがですか?
★『 包帯クラブ / 天童荒太 』
柳楽優弥くんと石原さとみさん主演で映画化された『包帯クラブ』の原作本です。
映画を観て感動したので原作も読んでみました。
*映画の感想は8月27日の日記をお読み下さい。
原作は、大人になったワラ(女子高生・映画では石原さとみさんが演じていました)が、
昔を振り返るように書かれていました。
自分の傷ついた場所に包帯を巻いたら、気持ちが楽になり、
自分だけではなく、様々な人の傷ついた場所にも包帯を巻こう!
ということで「包帯クラブ」を結成。
テーマを聴いただけだと、薄っぺらそう・・・と思うかもしれませんが、
そんなことはないです。
人間は、そんなに強くないし、悩みは、子どもにも大人にもある。
大人の悩みの方が立派な悩みかといえば、必ずしもそうではない。
でも、大人になると、
こんなことを言ったら、「甘い」とか「子どもだ」とか言われるのかな、
と思ってしまったりする。そして、何も言えなくなる…。
でも、大人だって辛いときもある。
誰かにただただ優しくしてもらいたい。そんな時もある。
そんな時こそ、この本を読んでみてください。
若者独特の青さもありますが、
まさに自分の傷に包帯を優しく巻いてもらったような
安心感を感じることができると思います。
そしてできれば発売になったらDVDも観ていただきたいな。
★『 火車(かしゃ) / 宮部みゆき 』
私は読書は好きですが、実は、宮部みゆきさんの本を読んだことがありませんでした。
別に避けていたわけではないのですが、たまたま読む機会がなかったのです。
でも、今回宮部先生ファンの人から本を借り、初めて読んでみました。
1992年の作品です。今から15年前。
携帯電話も一般に普及していない時代です。
今なら、インターネットや携帯電話でもっと簡単に調べられるのでしょうが、
この時代には、それは無理なこと。
どのように事実を明らかにしていくのか、興味深く読み進めていきましたが、
さすが、宮部先生ですね。
私は、なぜ今まで宮部先生の作品を読まなかったのだろう、と思いました。
ちなみに、すでに今、早速別の宮部作品を読んでいます!
今の時代は便利になったけど、
その分、味気なくなったのかもしれませんね。
この本を読みながらそんなことを思いました。