音楽の絵本
2007年7月21日
1週間もたってしましましたが、
先週の金曜日、「ネッツ・カフェ」が終わってすぐ、
オーバードホールで行われた
『オーケストラと遊ぼう!
井上道義と新日本フィルによる、おとなと子どものためのコンサート』
を見に行ってきました。
2部構成で、1部は井上道義さんの指揮&新日本フィルの演奏。
さらに、児童合唱。
2部は、オーケストラとパペット、ダンス、影絵による
「音楽の絵本」ストラヴィンスキーの『火の鳥』でした。
パペットと影絵を担当されたのが、
故やまとさんによって編成された「チームmao」の皆さん。
お亡くなりになる直前に、
『grace』のコーナー「フロム46」にゲスト出演されたやまとさんは、
この「火の鳥」のことを熱く語っていらっしゃいました。
今までに見たことのない「火の鳥」になるから、
楽しみにしていてね。ぐふふ。
と、楽しそうに話していたやまとさんの笑顔が今も鮮やかに浮かんできます。
一切、言葉では表現されない音楽の絵本「火の鳥」は、
やまとさんのおっしゃっていたとおり、
今までに見たことのない世界でした。
「言葉」を扱う仕事をしているので、
「言葉」のない作品を絶賛するのもおかしいのですが(笑)、
でも、素晴らしかった。
声がきこえてきましたもん。どこからか。。。
見ている人、一人一人の心の中で、言葉が生じていたのだと思います。
でも、一人として同じ文を感じていた人はいないと思うのです。
それから、やはりいたるところに、やまとさんを感じられました。
パペットの動きや表情をみていても、
まるで、やまとさんが動かしているように見えました。
「ぐふふ」という笑い声が聞こえてくるようでした。
やまとさん、素敵な作品を本当にありがとうございました。