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肩ごしの恋人

2007年7月15日

この夏、TVドラマ化され、話題になっている、
唯川恵(ゆいかわけい)さんの本『肩ごしの恋人』を読みました。
直木賞受賞作です!

もともと、読みたい〜〜と思いながら、
なかなかきっかけがなく読めずにいた作品です。

結局、テレビドラマが先になってしまい、
テレビドラマを見たら、ますます、原作が読みたくなり、
一気に読んだのでした。

映画なら、
『原作』が先か『映画』が先かで、
印象もだいぶ変わってきますが、
連続テレビドラマの場合、
それも、途中までテレビを見てしまった場合、
というのは、非常に、微妙です(笑)。

先に、テレビドラマを見てしまっているので、
どうしても、主人公の印象がついてしまっている。

でも、まだ放送されていないストーリーの部分もあるわけで、
その部分は、イメージを膨らませながら、読み進めていきます。

読み終えた瞬間、
もうドラマを見終えたような気持ちがして、
変な気分でした。

う〜ん。
こういう場合は、やはり、ドラマが終わってから読む方がいいのか?
それとも、先が気になるなら、読んでしまった方がいいのか?

ちょっと悩んでしまいました。
『映画』の場合は、
原作を先に読むと・・・たいてい、自分の中のイメージがつきすぎて、
映画の世界観との微妙なズレを感じることが多いような気がするので、
私は、なるべく映画を観た後に原作を読みたい派です。

あなたはどちらですか?
って、ここで完結しそうになってしまいました。
『肩越しの恋人』についてふれるのを忘れていました(笑)
ドラマをご覧になっている方もいると思うので、
あまりストーリーについては、ふれないでおきますね。

簡単に説明すると、
欲しいものは欲しい、という結婚3度目の「るり子」と、
なかなか恋にはのめりこめないクールな理屈や「萌」。
性格も考え方も正反対の幼なじみのお話です。

ドラマでは2人は30歳ということになっていますが、
原作では27歳です。

あっけらかんとしていて、
軽やかで、テンポよくて、
でも、女のずるい部分とか、したたかさもあって、
「オンナ」というものが、
包み隠さず描かれています。

こういう女、いるよな〜、と客観的に眺めていたら、
これ、私だ・・と急に主観的視点に変わったり、
共感したり、うらやましく思ったり、色々なことを感じました。

読めば読むほど、
どんな結末になるのか、まったく想像がつかなくて、
後半は、ものすご〜い、スピードで読みすすめていきました。

そして、最後は…。

お、こうきたか〜!

具体的な感想は控えますが、
一ついえることは、
『肩ごしの恋人』は、面白い作品でしたよ〜♪

yukikotajima 11:42 pm