最近みた映画の感想を二つ。
2007年7月3日
今日は、最近見た映画の感想をふたつ。
まず大ヒット中の映画『 舞妓 Haaaan!!! 』。
舞妓さんがテーマになったクドカン脚本の話題の映画です。
舞妓しか愛せない超ハイテンションの主人公、公彦を演じるのが、阿部サダヲさん。
そんな彼を愛するのが、柴咲コウさん演じる、富士子。
映画は、ありえないことの連続です(笑)。
いや。そんなことないな。
正しくは、
できないことはないかもしれないけれど、
現実的には、ほぼ無理なのではないかなぁ、
でも実際にこうなったら面白いよなぁと思われることの連続です。
ややこしい!まどろっこしい!
ですって?
すみません。
でも、そうなんですもん。。。(笑)
阿部サダヲさん演じる公彦の、
考える前に行動という猪突猛進なところは、
是非、映画館でご確認下さい。
そもそも公彦の行動を順番に思いだせと言われても、無理かも(笑)
それくらい、ストーリーがめまぐるしく変化していきます。
でも、核になっているところは変わらないので、
頭の中がこんがらがることはありません。ご安心を♪
ちなみに、すでに映画をご覧になった方は、
あの順番を思い出せますか〜?
この映画は、
ハイテンションで勢いだけで進んでいるように見えつつ、
ただの勢いだけでは終わっていません。
ちょっとマジメなところや、ホロリとするところもあったりするしね。
クドカンらしい映画でした♪
実はよく知らなかった「舞妓さん」のことを学べたのもよかったです。
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さて、次の映画は『 憑神(つきがみ) 』。
時は幕末。
妻夫木くん演じる彦四郎は、決して悪い人ではないのですが、
あることを機に、3人の困った神様に取り付かれてしまいます。
困った神様たちが、個性派ぞろいで、まったく神っぽくない。
むしろ、人間以上に人間味があるの。
だから「悪」のはずなのに、なんか憎めない。
神様以外の登場人物も、これまた個性派ぞろい。
夏木マリさん、佐々木蔵之介さん、鈴木砂羽さん、
石橋蓮司さん、香川照之さん、江口洋介さんといった方々が演じているのですが、
みなさん演技派ですので、存在感がすごい!とても豪華です。
そんなテンション高い人々の中で、
唯一、普通のテンションである彦四郎が、
逆に目立っていました。
コミカルな部分も多いけれど、
人間の醜さとか弱さも描かれていて、
ちょっとマジメに、
自分自信の心に、君はどうなのよ?
と問いかけたくなった映画でした。
それにしても、妻夫木くんは、和スタイルが似合いますなぁ(笑)
洋服の時よりもイイオトコに見える気がします。