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パフューム

2007年2月19日

3月3日公開の映画『パフューム ある人殺しの物語』を見ました。

1985年にドイツでベストセラーとなった、
パトリック・ジェースキントの小説「香水 ある人殺しの物語」
を映画化したものです。

天才的な嗅覚をもつ香水調合師が、
この世に一つしかない香水を作り出そうとして、
次々に殺人を繰り返していき、
そして、、、
この続きは映画をみてね(笑)。

この映画の何が凄いって、まずは・・・「主人公の異常性」。

いったい、この人は、どこまでいってしまうんだろうか、
と、怖さや気持ち悪さを感じながらも、
彼の行く末が気になって、結局、最後まで見てしまいました。

それから、「香り」。

たしかに、香ってきました。
不思議なんですけど、ニオイがするんですよ。
腐った魚のニオイ、果物のニオイ、樹木のニオイ。
こんなに、香ってきた映画は初めてかもしれません。

そして、映画を彩る「音楽」。

音楽は、ベルリン・フィル・ハーモニー管弦楽団が
初めて映画音楽を演奏したことでも話題になっていますが、
この演奏が、素晴らしい!!!

「音楽」と、「映画から放ってくる香り」の効果によって、
まるで、催眠にかかっているような、不思議な感覚になりました。

正直、映画を見終わった直後は、
あまりの異常さに、私は、頭の中をすぐに整理することができませんでした。
この映画はなんだったのか?
と、頭の中をグルグルグルグル。

そして、時間がたつにつれて、ちょっとずつわかってきました。
あとから、じわじわきます。

さすが「香り」がテーマになった映画。
「残り香」もツヨイ〜!

yukikotajima 11:46 pm