それでもボクはやってない
2007年1月22日
1月20日公開された映画『それでもボクはやってない 』を見てきました。
『Shall We ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりにメガホンを取り、
社会問題となっている痴漢えん罪問題を当事者の視点で描いた裁判ドラマです。
本当に痴漢をしていないのに逮捕されてしまった男性の苦悩が、
苦しい程に伝わってきます。
主人公を演じる加瀬亮さんは、ハマリ役!
こんなことを言うのは失礼かもしれないけど、
不幸オーラが自然と出ているような気がする(笑)。
でも、そこが、いいのだけど♪
彼の、困った顔に惹かれつつも(笑)、
途中から、本当に、そんな顔は見たくなくなる。
困った顔ではなくて、笑顔を見せて、と思う。
もうね〜、
なんでよ〜!
理不尽だ〜。
おかしいぞ〜。
と、映画を見ながら、心の中で何度叫んだことか。
今まで裁判は自分とは関係ない、と思っていたけど、
この映画を見たことで、裁判に対する見方が変わったのは確か。
特に『冤罪』に対しての意識は大きく変わりました。
映画を見た、というより、裁判を見た、感じ。
もし、あなたが「裁判」なんて自分とは関係ない、と思っているなら、
是非、この映画をご覧下さい。きっと何かが変わるはず。
そうそう、忘れちゃいけないのが、
正名僕蔵さん(大人計画の役者さんなんですって)演じる裁判官。
地味だけど、いい味出してます。
全体的に「黒い」感じだけど、彼だけは別。
その真っ直ぐで透明なところに癒されました〜♪
映画の中の「オアシス」です。
さて。肝心の判決は・・・。有罪?無罪?