氷見稲積梅♪
2022年7月19日
今日は、朝から雨ですね。
金曜日まで、じめっとしたお天気が続きそうです。
傘忘れないようご注意くださいね!
さて、先週のSTEP!では、氷見稲積梅をご紹介しました!
クエン酸やミネラルたっぷりで夏にぴったりの食材です!
稲積梅は昭和24年に富山県指定品種となった富山県固有種の梅です。
氷見市だけではなく、富山県各地、全国で30アール栽培されています。
そして、氷見市で栽培されている稲積梅が、
今年2月に「氷見稲積梅」としてG1登録されました!
G1は、地理的表示保護制度のことです。
伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地などの特性が、品質など特性があるものを保護する制度です。
氷見市で栽培されている稲積梅が、「氷見稲積梅」として出荷できます。
富山県でのG1登録は、入善ジャンボスイカ、富山干柿と、氷見稲積梅の3つです。
そして、全国で梅のG1登録は初めてとのことです。
氷見稲積梅は、種が小さく、果肉が厚いのが特長です。
大きさは中玉で、クエン酸・リンゴ酸が豊富で病気に強い晩成品種です。
肉厚なので、梅干しやジュースなどに最適とのことです。
ミネラルやクエン酸などの栄養がギュッと詰まっています!
今年の収穫は、6月中旬から、7月上旬に行われました。
氷見稲積梅とても豊作だったそうです!
氷見稲積梅の生産者全員が環境にやさしく、持続可能な農業を行う「エコファーマー」の認定を受けています。
たい肥などを活用した土づくりと、化学肥料や農薬の量を減らし作業しています。
病気にならないために行う消毒も、回数を4分の1に減らしているそうです。
そして、7月中旬から、梅干しづくりの作業に入ります。
取材に行った日も、10人以上のかたが梅干し作りに取り組んでいました!
氷見稲積梅の梅干しづくりを簡単にご紹介しましょう。
稲積梅の梅干しは、塩分12パーセントと、減塩梅干しです。
まろやかな味の天日塩と、氷見産の赤紫蘇を使っています。
まずは、塩を入れて漬け込みます。
この時、従来の梅干しは、塩分がおよそ20パーセントほどですが、
稲積梅の梅干しは塩分が9パーセントになるよう漬け込みます。
塩漬けされた梅の梅酢が上がってきたら、赤紫蘇を入れます。
紫蘇を入れて漬け込んだ後、天日干しを行います。
およそ3日干して、一度裏返します。
裏返したタイミングで、梅酢を吹きかけます。
そのあと、また3日ほど干します。
このあと、2か月ほど熟成させると梅干しの完成です!
9月ごろに今年収穫した梅干しができます。
従来の梅干し作りは、天日干しを行った後に、塩抜きをします。
この時に、塩だけではなく、ミネラルや、梅の旨味も抜けてしまいます。
そのため、稲積梅の梅干し作りでは、塩抜きをしない工程にしているそうです。
塩抜きしないことで、クエン酸やミネラルがたっぷり含まれた梅干しになります。
また、カビが生えないように、焼酎を使うことが一般的ですが、
カビには十分気を付けて、焼酎を使わず梅干し作りをしています。
塩分は12パーセント、無添加・無着色の梅干しが完成です!
詳しい作り方は、氷見稲積梅株式会社のHPをご確認ください!
県内のスーパーなどで、販売されています。
私も、富山大和で購入しました!
美味しかった~!
ちょうどいい酸っぱさ!
梅の旨味と程よい甘さ、ご飯によく合いました!
梅干しとご飯、一緒に食べることでそれぞれ引き立てあっていました!
無添加・無着色で、さらに塩分も控えめで嬉しいですよね。
伝統的な梅干しのほかにも、はちみつ漬けの梅干しなども作っています。
また、梅酒、梅ドリンク、梅ドレッシング、梅ジェラートなどもあります。
氷見稲積梅を使った商品は、直売所 氷見あんしん食品のほか、
県内のスーパーや、インターネットショッピングサイトでも購入できます!
北電産業の「百選横丁」にも、梅干しやドレッシングなどのセットが販売されていました!
今年は、梅干しを食べて暑い夏を乗り切りましょう!