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荒井良二のPICTURE BOOK〈絵・本〉

2022年7月11日

7月も中旬になりましたね~!

今週も暑い日が続きそうです。

昨日、2時間ほど外に出ていましたが、

暑くて500mlのお水を飲み切りました!

涼しいところにいると、あまり水分をとらないので、

意識して水分補給しないとなと感じました。

 

さて、先週のSTEP!では、高志の国文学館で開催中の「荒井良二のPICTURE BOOK〈絵・本〉」をご紹介しました!

高志の国文学館 1

高志の国文学館は、今年開館10周年を迎えました。

10周年記念第一弾として、高志の国文学館ではじめての絵本展が開催されます。

 

世界で注目を集める絵本作家の荒井良二さんの絵本の世界を楽しめます!

今回は、高志の国文学館の大川原さんにいろいろ教えていただきました!

 

荒井良二さんは、2005年に世界的な文学賞であるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞しました。

今回は、荒井さんの初期の作品から、最近の作品まで展示しています。

 

荒井さんの絵本は、豊かな色彩と、言葉のリズムが特長です。

子供だけではなく、大人にも人気とのことです。

今回の企画展も、20代から30代の方が多く訪れているそうです。

 

そして、タイトルが、荒井良二のPICTURE BOOK 〈絵・本〉となっていて、

絵本ではなく、絵・本なんですよね。

ずっと取材に行く前から気になっていて、理由を聞いたところ、

絵本は、絵と本二つの要素からできているからとおっしゃっていました。

今回の展示では、絵に文章がのった展示ではなく、原画と文章が分かれて展示してあるので、絵・本というタイトルがぴったりだなと思いました。

 

では、詳しく展示についてご紹介しましょう。

 

まず、高志の国文学館に入ると、目に飛び込んでくるのが可愛らしい絵が描かれた入場口があります!

高志の国文学館 2

荒井さんが、実際に高志の国文学館で絵を描いたそうです。

ホントにカラフルで、会場に入る前からとってもワクワクしてきます。

絵は表だけかなぁと思っていたら、裏にもバラなど可愛らしいお花が描かれていました!

高志の国文学館 6

帰りの電車時間ギリギリまで作業をしていたそうです!

大川原さんに聞いたところ、荒井さんは、とても気さくな方で、

絵も筆で書かず段ボールの切れ端や、絵の具のチューブのまま書いたりしていたそうです!

 

そして、企画展示室には、6つの作品の原画が展示されています。

高志の国文学館 4

高志の国文学館 3

企画展示室なかほど展示されているのは、

2003年に出版された「はっぴぃさん」です。

 

アメリカ同時多発テロをきっかけに生まれた作品です。

願いを聞いてくれるはっぴぃさんに会いに出かけた、男の子と女の子のお話。

何かを願うことへの荒井さんの思いが伝わってきます。

 

この作品は、原画は額に入れず、展示してあります。

絵本には載っていない、絵の端っこの部分まで見ることができます。

 

また、「はっぴぃさん」のつかみ本も展示されています。

いわゆる絵本のラフのことです。

原画だけでもかなり貴重なのに、ラフまで見られるなんて!とびっくりしました。

 

よくよく見てみると、絵本のラフから、原画の段階で構成が変わっているところもありました。

この場面が、どういう風に変わっているなど、ラフと原画をじっくり見比べてみてくださいね!

 

今回の企画展示では、絵本の原画やラフのほかに、荒井さんのアトリエも大きなパネルで紹介されています!

机には、何十本、何百本と色鉛筆や絵の具がおかれていたり、様々なジャンルの置物もあったり、いろいろなものが置かれていました!

この机でたくさんの作品が生まれているんだなぁと、見入ってしまいました。

 

他にも、荒井さんが毎日書いているというデッサンの絵から、子供より子供らしい絵まで、「本当に同じ人が書いたの!?」と思うほど幅広い作品を見ることができます。

 

また、子供向けにクイズチャレンジもあります!

簡単なクイズに正解すると、

新井絵本キャラクターシールがもらえます!

クイズ用紙は、受付でもらえます!

気軽に参加してみてくださいね。

 

あと、高志の国文学館のミュージアムショップに、荒井さんの作品にまつわる商品が販売されています!

私も、一目ぼれしたファイルを購入しました!

今回展示されている絵本ではなく、

カフェ・シーモアグラスに集まるメンバーで作ったアルバム「もっとうたってよちゃん」のファイルです!

高志の国文学館 5

荒井さんの絵本の販売はもちろん、トートバックやTシャツなども販売されています!

 

荒井さんの絵本の世界を堪能できました。

大人になってから、しばらく絵本の世界に触れていませんでしたが、

すごく作品に引き込まれました。

まずは、絵だけをみて、そのあと文章を読み、最後に絵本としてみて、

いろいろな楽しみ方がありますよ!

 

ぜひ、夏休み期間に家族で、絵本の世界に触れてみてくださいね!

 

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高志の国文学館

荒井良二のPICTURE BOOK〈絵・本〉

期間   9月5日(月)まで

開館時間 午前9時30分から午後6時まで

休館日  火曜日

観覧料  一般400円

大学生200円

高校生以下は無料

詳しくは、HPをご確認ください。

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mizunashi 11:49 AM