ブログトップページはコチラ

庄川狭遊覧船

2024年11月11日

先週から、ぐっと気温が下がりましたよね。

朝もかなり冷え込み、冬が近づいてきたような気がします。

本格的な冬が来る前の今の時期は、

紅葉が楽しめますよね~!

富山県内の平野部でも、街路樹がきれいに色づきはじめましたが、

船の上から紅葉を楽しんでみませんか~?

 

今日は、庄川狭遊覧船をご紹介します!

image0

庄川狭遊覧船といいますと、

大自然を船の上から楽しめる、そして船でしか行けない大牧温泉のイメージがあるかたが多いのではないでしょうか。

 

春夏秋冬どの季節も楽しめるんですが、

今の時期は、山の紅葉をみながら船旅を楽しむことができますよ~!

 

今回は、庄川狭遊覧船の取締役支配人 高桑正賢さんに詳しく教えていただきました!

 

まずは、庄川狭遊覧船についてご紹介しましょう!

 

もともとの歴史をさかのぼると、

庄川では、江戸時代から木材を運ぶのに使われていました。

庄川上流の飛騨・五箇山地方の山奥から伐りだした木材を、

豊富な水量と急流を利用して運び、

下流の庄川町などで引き揚げて、商売を行っていたそうです!

 

今の時代から考えると、川で運ぶなんて大変・・・!と感じますが、

整備された道路や重機がない時代に、

山奥の木を運送すると考えると、合理的な気がしますよね~

 

その後、大正時代に富山県出身の実業家浅野総一郎が、

庄川の流れをせき止めて、巨大なダムを建設し、水力発電を行おうという計画しました!

 

もちろん、庄川流域の人びとからは、

木材が運べなくなる、魚が遡上できなくなるなどと反対の意見が多数あがったんですが、

関西電力が木材を庄川町まで運ぶこと、あとは魚のエレベーターをつくるなど、

いろいろな条件とともに、小牧ダムが建設されました。

小牧ダムができたのが、昭和5年のことですので、

今から94年ほど前の出来事ですね~!

 

また、大牧温泉は江戸時代から万病に効果がある「湯治湯」として人気でしたが、

ダム湖に沈んでしまいました。

その後なんとか営業を続けようと、源泉を高台に引き上げ、

現在の場所に建物を新築し、昭和6年に「大牧温泉観光旅館」として営業を再開しました。

 

当時は、木材を引っ張って運ぶための船でお客様を送迎していたそうですよ~!

木材の運搬がトラック輸送になったあとも、

当時木材を運搬していた船が大牧温泉のお客様の送り迎えで活躍したそうです。

 

もともと観光船は関西電力が運行していましたが、

平成20年に今の庄川遊覧船株式会社が運行を管理しています。

 

船でしか行けない秘境の温泉宿というイメージでしたが、

こんな歴史があったとしり、勉強になりましたね~!

 

また、小牧ダムなどができたことで、富山県内の発電量もふえ、

今の工業にもつながっています!

 

そんな歴史ある小牧ダムのダム湖のクルーズを楽しんできましたよ~!

 

コースは、2つあります。

ひとつは、小牧港から大牧温泉を往復するコースで、

主に宿泊客や日帰り温泉を予約した方などが乗っています。

大牧温泉までの片道30分です!

大牧温泉の予約をしていない方は、そのまま折り返しで小牧港にもどります。

 

もうひとつのコースは、長崎橋周遊コースです。

真っ赤な長崎橋をくぐった後、折り返して小牧港にもどります。

 

私は、25分の長崎橋周遊コースを楽しんできましたよ~!

 

今回乗った船は、クルーズ庄川です!

image1

船の1階部分は室内になっていて、ゆっくりできますし、

2階は、屋根付きの展望デッキのようになっていて、

少し高いところから景色を楽しむことができます~!

 

初めて、庄川狭遊覧船にのったんですが、

本当に360度大自然に囲まれているのが、最高でした・・・!

 

庄川狭を囲む山々は、

広葉樹と人が植えた針葉樹が混ざっているので、

一面真っ赤!黄色!というわけではないんですが、

ところどころ、赤く・黄色く色づいているのが、またいいんですよね~

image3

高桑さんによると、

気温差や天候などで、年によって色づき具合もかわるそうなので、

一期一会の景色ですよ~!

 

個人的には、緑と赤・黄色がまざっているのが、

自然の色!という感じがして、好みでした~!

 

そして、何枚も写真を撮ったんですけど、

やっぱりね、生で見たほうが何倍も綺麗!

 

写真をとるために、スマホ越しに景色をみたあとに、

直接目で見ると、こんなにきれいだったんだ!と再度感動しました~

 

また、クルーズの折り返し地点には真っ赤な長崎橋、

その奥には、3年ほど前に完成した利賀大橋があります!

湖面にも、橋が映り、庄川狭遊覧船からしかみることができない景色です!

image2

(↑長崎橋)

また、仙納原大橋という昔つかわれていた橋の一部ものこっていたりします。

 

ダム湖の水面ギリギリの岩場に木が生えているのも不思議だな~とか、

この急斜面の岩場にはどうやって針葉樹を植えたんだろうなぁなどいろんなことを考えながらクルーズを楽しみましたよ~!

 

あとは、高桑さんに教えていただき注目していたのは、

川岸の部分です。

 

結構、川岸がギザギザと入り組んでいるんですよね~

荒い岩肌がみえているところもあれば、

大きめの石がたくさんあるところもあって、すごい不思議でした。

 

なかなか河口付近ではみることができない景色だと思いますので、

みなさんもご覧になってみてくださいね~!

 

あとは、2月ごろまでシベリアから越冬のためにやってくるカモたちもみることができます!

私は、最近カモに縁があるみたいで、ここでもカモの観察を楽しんでいました(笑)

 

今は、紅葉が楽しめますし、

冬になると、雪化粧をした山々、

夏は、新緑が楽しめます・・・!

 

私も、仕事を忘れて、大自然を感じ癒されてきました~

良いリフレッシュにもなると思います!

 

また、今の時期も平野部よりも少し寒くなりますので、

暖かい格好で訪れてくださいね!

 

今日は、庄川狭遊覧船をご紹介しました!

 

********************

庄川狭遊覧船

大牧温泉コース 片道30分

運賃 往復 大人3400円、子供1700円

 

長崎橋周遊コース 一週25分

運賃 大人1200円、子供600円

 

詳しい運行スケジュールは、

庄川狭遊覧船のHPをご確認ください。

********************

mizunashi 12:00 PM