洋食器の日!
2024年7月12日
今日7月12日は、「洋食器の日」となっています。
代表的な洋食器の「ナイフ」のごろ合わせで、
7月12日が洋食器の日となっています!
新潟県燕市に事務局を置く日本金属洋食器工業組合が制定しました。
日本では、食事のときは箸をつかうことが多いですが、
洋食メニューのときなどは、ナイフやスプーン、フォークも使いますよね~!
特にスプーンやフォークなどは、
スイーツを食べるときなどにも使うので、出番も多いですよね!
日本で初めて洋食器が製造されたのは、
大正3年の終わり、大正4年のはじめごろと言われています。
2011年に金属洋食器製造100周年を迎えました。
今回は、洋食器にまつわることについていろいろ調べてきました!
まず、ナイフ・スプーン・フォークのことを指すカラトリーの歴史についてです。
はじめに食卓に定着したのは「ナイフ」です。
ナイフは紀元前からありましたが、食卓には12世紀ごろ登場しました。
登場したころは、大きな肉を切り分けるナイフがテーブルに一本おかれるだけだったそうです。
当時は、王侯貴族も手づかみで食事をしていたそうです。
その後、15世紀16世紀ごろになると、一人一本のナイフが主流となりました!
ただ、ナイフは各自用意して、食事に参加するのが一般的だったそうです。
そして、ナイフの次に食卓に定着したのは「スプーン」です。
スプーンのような形をしたものは、古代エジプトの遺跡からも出土していますが、
現在のようにスープをいただくときに使うなどの用途で使われ始めたのは、
15世紀ごろです!
それ以前は、容器に口を付けて飲んだり、スープにひたすパンがスプーンがわりだったりしたそうです。
そして、「フォーク」は、食卓に定着するまでに時間がかかりました。
もともとイタリアでは、パスタを食べるために11世紀ごろに食卓に登場したそうですが、
フランスなどでフォークを使った食事が定着したのは、17世紀に入ってからでした。
というのも、当時のヨーロッパでは食事は手づかみで食べる習慣がありました。
キリスト教では、指は神様から与えられた道具という考え方が浸透していて、
食べ物は手で食べるのが正式と考えられていたそうです。
また、フォークが贅沢品ということもあり、フォークは普及しませんでした。
16世紀に一度、フランスの王宮で使われるようになりますが、
ルイ14世の時代には、手づかみでたべる文化に戻ってしまいます。
当時のフォークは、今と違って二股で使いづらかったため、
非常に食べにくかったのも定着しなかった原因と考えられています。
その後、17世紀に入ってようやく食卓にフォークが使われるようになり、
ナイフでお肉をきったあと、フォークで口まで運ぶものと決められました。
個人的にはフォークが一番使いやすいので、
なかなか定着しなかったことに驚きました!
そして、食事というと
日本食には日本食のマナーがありますが、
洋食レストランなどでもテーブルマナーがありますよね。
なかなかナイフとフォークを使うお店に行く機会もないんですが、
おさらいしてみました!
まず、何種類もカラトリーが置かれている時は、
メニューに従って、一番外側から順番に使っていくそうです!
そして、料理を切る時は、フォークで料理を抑えて、ナイフを前後に動かして切り分けます。
一口サイズに切り分けたものをフォークで口に運びます。
また、悩むのがナイフとフォークを置く場所!
食事中、手を止める時や会話を楽しむときは、
ナイフとフォークはお皿の上にカタカナのハの字になるように置きます。
そして、食べ終わったあとは、
日本式はお皿の右側にナイフとフォークをそろえて、時計の5時の位置になるように斜めに置きます。
お皿の右側の3時の位置になるよう真横の向きに置くのがフランス式、
お皿の中央手前、6時の位置になるように縦にそろえておくのがイギリス式です。
国によって、少しマナーが変わるのも面白いですよね!
いろいろ勉強になりました!
今日は、洋食器の日をご紹介しました!
〇洋食器の日を制定した日本金属洋食器工業組合のHPはコチラから。