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砺波市美術館

2024年5月13日

先週のSTEP!では、砺波市美術館をご紹介しました!

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砺波市美術館は、となみチューリップ公園東に隣接する美術館です。

となみチューリプフェア会場に含まれていたので、

「砺波市美術館も見てきたよー!」という方も多いかもしれませんね!

 

現在、砺波市美術館では、2024となみチューリップフェア特別展 「今森光彦 自然と暮らす切り紙の世界」を開催中です!

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砺波チューリップフェアは終わってしまいましたが、

特別展は、6月9日(日)まで楽しめます!

 

今回は、写真家で切り絵作家でもある今森光彦さんの切り絵が楽しめる展示になっています!

 

今森光彦さんは、滋賀県ご出身で、

幼いころから「生き物少年」として、豊かな自然に親しみ、

今も自然あふれる里山で暮らしています。

 

自然とともに生きる今森さんが制作した

生き物や植物の切り絵など、約220点みることができます。

 

生き物がテーマの作品なので、

大人だけではなく、子どもたちも楽しめる特別展です!

 

私も、じっくり作品を見てきたんですが、

細かい部分まで作りこまれていて、つい見入ってしまいました。

 

今森さんは、一つのはさみのみで作品を作り上げています!

かなり細かいところもあるので、びっくりしました!

 

どの切り絵の作品もよかったんですが、

特に驚いた作品をご紹介します!

 

まずご紹介するのは、標本箱「私の宝物」というテーマの作品です!

壁一面に、標本箱のように切り絵の虫たちが飾られています!

 

どの虫も細かい柄まで再現されていて、

図鑑の虫たちをみているようでした!

 

特に、「トリバガ」という虫が印象的でした。

羽の先端の切り込みや、羽の色合いなど、本物と見比べてみたんですが、本当にそっくり!

また、触覚が本物のトリバガは白黒白黒と順番になっているんですが、

切り絵でも再現されています!

 

また、オオムラサキという蝶々も工夫が施されていました!

オオムラサキは、光の当たり具合によって、

羽があざやかな紫にみえたり、暗めの紫にみえたりするそうです。

 

今森さんは、それを表現するために、

右の羽はあざやかな紫色、左の羽は暗めの紫色と色を変えています!

 

ちなみに、オオムラサキは日本で発見された蝶々で、日本の国蝶になっています。

 

続いてご紹介するのは、立体的につくられた「ミヤマクワガタ」です。

「多色立体昆虫」というテーマのもと、

様々な昆虫が、切り絵なんですが立体的に表現されています!

 

立体的なミヤマクワガタは、飛んでいる瞬間を表現したものです!

羽根を広げ、かっこよく飛んでします!

羽は透明なので、クリアファイルで再現しているそうです!

 

切り絵というと、平面のイメージが強かったので、

「切り絵で立体!?」と驚きましたね!

 

また、立体作品もライトが当てられて展示されているので、

ぜひ影にも注目してみてくださいね~!

より躍動感を感じることができます!

 

続いてご紹介するのは、

今回の特別展のチラシにも載っている「パンサーカメレオンとパキボディウム」です。

 

パキボディウムとは、幹に棘がある多肉植物で、

黄色の花を咲かせます!

 

パキボディウムの幹をパンサーカメレオンがあるいているという構図です。

 

遠目で見ると、絵画のようで切り絵には見えないほど細かいです!

近くでじっくりみることで、本当に切り絵なんだ~!とわかります!

 

また、カメレオンってつぶつぶの模様があると思うんですが、

それも紙を小さく切って貼ることで表現しています。

 

カメレオンって、くるんとまかれたしっぽも特徴的だと思うんですが、

個人的にはしっぽのくるくるした部分を、

カッターなどを使わず、はさみでどうやって切っているのが気になりました!

 

今森さんが細かい部分まで再現していますので、

きっとカメレオンの種類に詳しい方がみたら、

パンサーカメレオンと種類も分かるんじゃないかなぁと思います!

 

そして、この作品は横1mほどある大きなサイズです!

たくさんの紙を使っているため重さで作品が崩れる可能性があるため、

壁には立てかけず、展示台に寝かせた形で展示されています!

 

他の一部大型の作品は、今森さんが作った作品を版画で忠実に再現して、

展示しています!

 

他にも、今森さんの飼い猫やゾウやキリン、コアラなど動物の白黒の切り絵、

蝶の一生を順番に表現した作品、歳時記をテーマにした切り絵もあります。

 

歳時記をテーマにしたものは、頑張れば切り絵初心者でも作れるかも!というものが多く、

切り絵をやってみたくなります!

 

個人的には、「ぶどうや雪だるまならできるかも!」とみていました。

作品展を楽しんだ後に、ご家族で切り絵にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね!

 

また、今森さんの住む里山の様子を写真でみることもできます。

自然と共に住んでいるという感じで、

とっても素敵でした!

写真は今森さんご自身でとったものだそうです。

 

そして、5月25日はイベントも行われます!

ワークショップは、すでに申込期間が終わってしまったのですが、

午前11時から行われるアーティストトークは、申し込み不要で観覧することができます!

 

また、イベント終了後、書籍を購入された方を対象に、

今森光彦さんのサイン会を行います!

各回先着100名です。

 

自然と共にすごす今森さんの作品だからこそ、

リアルで引き込まれるんだろうなと感じました!

また、今森光彦さんの作品は、虫や鳥など動物がテーマな作品が多く、

子供たちも楽しめると思います~!

特に、立体作品などは、かっこいいですよ~!

ぜひ、ご家族で楽しんでみてくださいね!

 

今日は、砺波市美術館をご紹介しました!

 

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砺波市美術館

場所 となみチューリップ公園の隣にあります。

開館時間 午前10時から午後6時まで

※最終入館午後17時30分です。

企画展「今森光彦 自然と暮らす切り紙の世界」

日程 6月9日(日)まで

観覧料 一般800円 高校生以下100円、小学生未満無料

砺波市美術館のHPはコチラから。

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mizunashi 12:00 PM