夏の土用
2023年7月24日
スーパーやコンビニなどで、「うなぎ」の看板をみる季節になりました!
今年の土用の丑の日は、7月30日(日)ですが、
うなぎの予約はしていますか?
私も30日にはうなぎをいただく予定です!
一年に一度の贅沢です(笑)
(去年の食べた時の写真です)
土用の丑の日というと、うなぎのイメージが定着していますが、
今回は、土用についてご紹介します!
そもそも土用とは、季節の節目という意味があります。
なので、夏だけではなく年に4回あります。
時期としては、立春、立夏、立秋、立冬の直前の18日間です。
2023年は、1月17日から立春の前日2月3日までが、冬の土用
4月17日から立夏の前日5月4日までが、春の土用
7月20日から立秋の前日8月7日までが、夏の土用
10月21日から立冬の前日11月7日までが、秋の土用 です。
先週の木曜日から、夏の土用の期間に入りました。
土用の起源は、古来中国から伝わる「陰陽五行思想」に由来していると言われています。
陰陽五行思想は、木火土金水の要素から成り立ち、
春は草木が芽吹く木、夏は一年で最も暑いため火、
秋は実りの時期のため金、冬は木枯らしの吹く静かな水と、四季に当てはめていました。
その中で、どの季節にも当てはまらない土は、季節の変わり目にわりあて「土用」といわれています。
季節の変わり目を表す雑説のひとつです。
また、土用は土をつかさどる神様である土公神の力が強まり、
土を支配する期間ともいわれています。
そのため、土用の時期に土いじりやガーデニング、地鎮祭などは避けたほうがいいと言われてきました。
そして、よく聞く土用の丑の日ですが、
以前は、日にちも「子丑寅卯辰巳馬未猿鶏戌亥」と十二支で数えていました。
土用の18日間のうちに少なくとも1回、
多いときは2回丑の日があります。
2回あるときは、一の丑、2の丑と呼び分けます。
また、丑の日にうなぎを食べるようになった起源はいろいろありますが、
一つは、一年の中で一番暑さが厳しいときに、夏バテを防ぐために、江戸時代ごろから栄養価の高いうなぎを食べるようになったという説です。
もう一つは、暑い夏に売れないうなぎを売るために、うなぎ屋が学者の平賀源内に相談したました。
看板に「本日土用の丑の日」とかいて張り出したところ、
いいキャッチコピーとなり、うなぎが売れるようになったというものです。
「丑の日は、うがつくものを食べるといいよ」という語呂合わせだったそうです。
夏の土用の丑の日は、うなぎやうどん、うめなどウが付くものを食べるといいと言われています。
他の土用の期間は、
冬土用の未の日には、ひつじにちなんでひがつく食べ物や赤い食べ物、
(ヒラメ、ヒラマサ、ひじき、トマト)
春の土用は、春土用の威の日に、いのつく食べ物や白い食べ物、
(いわし、イチゴ、イカ、いくら、芋)
秋は、秋土用の辰の日には、たのつく食べ物、青い食べ物を
(さんま、大根、玉ねぎ、たけのこ)
食べるといいと言われていました。
同じ土用でも、季節によって食べるといいものが違うんですね。
夏の土用は、暑さが一番厳しいときですので、
しっかり食べてスタミナをつけたいところですね!
今年は、7月30日(日)が、土用の丑の日です!
ぜひ、30日は、うがつくものを食べて、
体力をつけ、暑い夏を乗り切りましょう!
ということで、今回は土用についてご紹介しました!