梅雨の由来!
2024年6月14日
6月になり、そろそろ北陸地方も梅雨入りの時期となりましたね~!
現在、梅雨入りしているのは、沖縄、奄美、九州南部、四国の4つの地方となっております!
平年通りいくと、
東北北部以外は梅雨入りしている時期なんですが、
今年はかなり遅れていますよね。
ちなみに、北陸地方の梅雨入りは、
平年6月11日ごろ、去年は6月9日となっています。
週間天気予報を見てみますと、
日曜日が曇り一時雨なんですが、そのあと水曜日ごろまでは晴れやくもりの予報となっていますので、梅雨入りはもう少し先になるかもしれませんね~
そして、今回は梅雨の由来についていろいろ調べてきました!
というのも、普段から何気なく「梅雨」ということばを使っていますが、
何も知らない状態であれば、梅に雨とかいて、つゆとは読まないじゃないですよね(笑)
なぜ、梅の雨とかいてつゆと読むのか、梅雨の由来をご紹介しましょう!
まず、梅雨というのは日本列島のほか、中国の長江下流域や朝鮮半島かけてみられる雨季のことです。
もともとは、梅雨という言葉は中国が語源とされていますが、
様々な説があります。
ひとつは、梅の実が熟す季節の雨だから、梅の雨とかいて「梅雨」というようになった説です。
中国も日本もちょうど今ぐらいの時期に梅の実が熟してきます。
そこから、「梅雨」とよばれるようになったと言われています。
次は、カビが生えやすい季節の雨だからという説です。
5月から6月は、気温が高くなり、雨もよく降るため湿度があがり、カビが繁殖する季節になります。
黴という漢字は、音読みで「ばい」と読むことができます。
ただ、黴の雨とかくと字面がよくないことから、
同じく音読みで「ばい」と読む「梅」の字をかき、ばいうというようになったという説もあります。
中国では、今もばいうという読み方が主流です。
日本では、ばいうとも言いますが、一般的にはつゆと読みますよね。
日本でつゆという読み方をするのにも、いくつか理由があります。
ひとつは、露にぬれて湿っぽい時期だからです。
雨が多くふる時期は、木々や葉にもたくさんの露がつきますよね。
「露にぬれて湿っぽい」という意味をもつ「露けし」から「つゆ」になったと言われています。
また、熟した梅の実が潰える時期になります。
潰えるとは、つぶれるという漢字を使います。
ここから、つゆと呼ぶようになったという説もありますよ~!
あとは、カビなどで食べ物がダメになることを、
「費ゆ」ということからきたという説もあります。
梅雨の起源もいろいろあって面白いですよね!
また、梅雨にはいろいろな別名があります。
例えば、麦が成熟を迎えるころに降る雨ということで「麦雨」とよばれたり、
陰暦の5月に降るので、「五月雨」と呼ばれたりしています。
あとは、長く雨が続くことから長い雨とかいて「長雨」。
梅の実が熟し、黄色くなるころに降る雨という意味で、「黄梅の雨」
梅に、雨冠に林とかいて「梅霖」とも呼ばれています。
霖という漢字には、長々と降り続く雨という意味があるそうですよ~!
梅雨というと、じめじめして暗いイメージがありますが、
詳しく調べてみると、結構面白いですね~!
これから、じめっとした梅雨がやってきますが、
体調管理に気を付けて元気に過ごしていきましょう!
今日は、梅雨についてご紹介しました!