食用菊!
2023年11月17日
今日のSTEP!では、今収穫シーズンの青森の特産品をご紹介しました!
青森の秋の農作物というと、一番にりんごを思い浮かべると思うんですが、
今回ご紹介するのは、主に青森県の南部地域で作られている「食用菊」です!
食用の菊?と疑問に思われる方が多いと思いますが、
飾りなどではなく、本当に食べる用の菊です。
お刺身などの飾りである小菊の生産量は、愛知県がNo1です!
ただ、花びらを野菜の一種として食べる食用菊の生産は、
山形県や青森県、秋田県など東北地方が中心になっています。
青森県で一番メインとなる品種は、「阿房宮(あぼうきゅう)」です。
阿房宮という名前は、その昔秦の始皇帝が菊をめでたという宮殿の名前に由来しています。
江戸時代、京都の九条家から譲り受けて、青森県の南部藩で栽培して食べたところ、
とっても美味しかったことから、食用として栽培されるようになりました!
この阿房宮は、10月下旬から収穫が始まり、
そろそろ終盤です!
収穫期のみ、生で市場に出回ります!
また、生で出荷しないものは、花びらをむしって、蒸した後、
円形、もしくは長方形の形に広げて乾燥させます!
乾燥させることで、1年中菊を楽しむことができますよ~!
今回、私は実家から乾燥した菊を送ってもらいました。
下処理が終わっているので、
すぐ使えて便利です!
ちなみに実家では、生の食用菊買ったそうなので、
写真を送ってもらいました。
ここからは、美味しい食用菊の食べ方をご紹介します!
まずは、やっぱり「お味噌汁」です。
小さいころから、お味噌汁によく菊が入っていました!
ふわ~と菊のいい香りもして、美味しいですよ!
私は、お味噌汁に菊が入っていることが、普通だったので、
昔テレビを見ていて、菊を食べるのは一般的ではないと知った時は、
衝撃をうけました(笑)
たしかに、地元をでてから、
食用菊は見かけてないですね(笑)
菊のお味噌汁は簡単です!
まずは、いつも通りお味噌汁をつくりましょう!
今回、私は豆腐となめこのお味噌汁にしました。
そして、最後に乾燥菊をお味噌汁にいれて、
完成です!
菊は、あまり煮詰めないのがポイントです!
香りも彩りもいいので、
ぜひ、いつものお味噌汁にパラパラっと入れてみてくださいね~!
そして、もう一つ菊を使った料理をご紹介します。
菊の三杯酢和えです。
材料は、
乾燥菊 適量
キュウリ 一本
かにかま 1パック
調味料は
酢、しょうゆ、みりんで、
全て1:1:1の分量です。
作り方は、
まず、乾燥菊を熱湯で1分ほど煮あげます。
この時、少し酢を入れてゆでると、
食感が良くなります!
そして、キュウリは輪切り、
かにかまは、軽く割いて食べやすい大きさにします。
また、調味料は、
酢、しょうゆ、みりんを1:1:1の割合で混ぜ合わせます。
ボールに菊とキュウリ、カニカマをいれて、
作った三杯酢を和えたら、完成です!
菊の食感もいいですし、
三杯酢ともよく合います!
また、キュウリの緑と、カニカマの赤、
菊の黄色と彩も豊かです!
プラス1品ほしい!というときに、おすすめの料理です。
青森県産の食用菊は、
なかなか現地に行かないと手に入らないんですが、
調べてみたところ、大手通販サイトでも販売されていました!
青森の八戸地域に来たときは、
地元の直売所などに売っていると思いますので、行ってみてくださいね~!
今日は、青森県南部地方の伝統野菜「食用菊」をご紹介しました!