秋の空♪
2023年10月20日
今日は、午後から雨が降っていましたが、
最近、ふと空をみあげると、
空が高く、秋の空だなぁと感じませんか?
空も、青く綺麗ですよね~!
雲も、うろこ雲などがでていると、
秋だなぁと感じます!
ということで、今回は秋の空について、
詳しくご紹介します!
まず、春・夏・秋・冬の空を簡単に説明します!
春は、少しかすみがかった空です。
春霞ともいいます。
これは、花粉や黄砂などが増えることから、
かすみがかった空になります。
夏は、コバルトブルーのような鮮やかな青い空と真っ白な雲が特徴的です。
夏は、水分をたっぷり含んだ太平洋高気圧の勢力が強まります。
水分をたっぷり含んでいるので、積乱雲ができやすいそうです。
入道雲というとやっぱり夏の印象がありますよね!
秋はこの後詳しく説明するので、先に冬の空について!
冬は、気温が低く、対流活動も弱くなるので、空気中の水蒸気やちりなどが少なく、
澄んだ空になります。
また、空気中の水分が少ないので、夜空も綺麗に見えます!
そして、今の秋の時期は、空が高く、空気が澄んでいるのが特徴的です。
なぜ、空が高くみえるのでしょうか。
一つは、空気の透明度が高いからです。
秋は、大陸育ちの高気圧が勢力を強めます!
乾燥した大陸生まれの高気圧は、水分をほとんど含みません。
そのため、透明度が高く澄んだ空になります。
春も大陸生まれの高気圧が勢力を強めますが、
花粉や黄砂、PM2.5などのエアロゾルを含んでいるので、かすみがかった空だそうです。
秋の空が高く見える理由2つ目は、
雲ができる位置が高いということです。
地球は、大気圏に覆われています!
大気圏は、上から熱圏、中間圏、成層圏、対流圏の4つに分けられます。
その中で、雲ができるのは一番下の「対流圏」だけなんです!
この対流圏と成層圏の境目が、
5月から11月ごろにかけては、日本の上空では、高度12キロから16キロ、
12月から4月ごろにかけては、日本の上空では、高度9キロから10キロと、
初夏から秋にかけて、境目のラインが高くなるので、
高い位置に雲ができます。
さらに、秋は、広く晴れをもたらす移動性高気圧と、雨を降らせる温帯低気圧が交互に上空を通過します。
この温帯低気圧がうろこ雲を発生させます。
うろこ雲は、巻積雲と呼ばれ、
空の高い位置にできる雲なんです!
うろこ雲が出ているときは、
空が高く見えるということです!
また、夏もうろこ雲は発生しますが、
入道雲など、低い位置にでる雲も多いです。
そのため、低い位置に雲が少ない秋は、より一層空が高く見える!ということです。
では、最後に秋によくみられる雲をいくつかご紹介しましょう!
まずは、先ほどご紹介した、うろこ雲です。
イワシ雲・サバ雲と呼ばれることもあります。
明確に区別する定義はありませんが、
サバの背の模様のようにみえたら、「サバ雲」
イワシの大群のように見えたら、「いわし雲」
うろこのように見えたら、「うろこ雲」というそうです。
また、「ヒツジ雲」も秋によくみられる雲です。
形は、うろこ雲に似ていますが、
うろこ雲より、少し低い位置にできる雲です。
ただ、雨を降らせる温帯低気圧の前線にできるうろこ雲やヒツジ雲は
この後、お天気が下り坂になるというサインです。
先週の土曜日に、うろこ雲がでているな~と空を見ていたんですが、
次の日の日曜日は雨でした(笑)
また、秋晴れの日には、すじ雲がみられます!
空にすじが入っているかのように見える雲です。
すじ雲も高い位置にできる雲です。
秋は、空が高く、きれいな青空をみることができます!
ぜひ、みなさんもお散歩してるときなど、
空を見上げてみてくださいね~!