アルギットにら!
2022年6月21日
石川県能登地方で大きな地震が続きました。
みなさまのお住まいの地域は、大丈夫でしょうか。
被災された皆様にお見舞い申し上げます。
さて、先週のSTEP!では、6月から出荷が始まった「アルギットにら」をご紹介しました!
ニラは、お肉と炒めたり、ニラ玉スープにしたり、様々な料理に活用できますよね!
アルギットにらは、砺波市、南砺市、小矢部市、高岡市、富山市の農家さんが、
生産しています!
今回、JAとなみ野アルギットにら生産組合 組合長 寺西 雅典さんに、「アルギットにら」について教えていただきました!
寺西さんは、29アール、2900平方メートルのひろさの畑で「アルギット」にらを作っています。
にらの出荷は、6月から10月末まで行われます。
年間およそ8.5トン出荷しているそうです!
名前の由来「アルギット」とは、ノルウェー産の天然海藻「アルギット」や、
有機質肥料などを使い、土づくりをし、ニラを育てているからです。
ノルウェー産のアルギットは、
ノルウェーの豊かな森の栄養分が雨によって海に流れ込み、
栄養をたくさん吸収して育った海藻です。
アルギットの粉末を、土づくりに使っています。
アルギットは、ミネラルが豊富で、土に混ぜることで、
病気になりにくくなります!
栄養を蓄えた土で育った「アルギットにら」は、
甘みが強く、えぐみが少ないのが特長です。
そして、にらの葉が太く、シャキシャキと食べ応えがあります。
採れたてのニラを、生で食べさせていただいたんですが、
初めに甘みが口に広がり、そのあと辛味がきました!
採れたては、生で食べても美味しい!とびっくりしました。
生だと、辛味もありますが、火を通すことで、
辛味が甘みに変わります。
にらの作り方は、
まず、一年目は収穫せずに、株を大きく育てます。
冬に枯れた葉を切り取り、二年目の収穫に備えます。
春になると、一度、葉の成長速度や品質をそろえるため、
葉を刈りとります。
春先の葉を刈り取った後、5月下旬ごろから、伸びた葉を収穫していきます。
年に5~6回収穫できます!
1日前に収穫したにらの根本も見させていただいたのですが、
切り取った断面から、もう1センチ葉が伸びていました!
成長速度がかなり速いですよね。
一度収穫してから、およそ25日後に再び収穫できるそうです。
収穫は、太陽の光がでる前の朝5時から始まります!
にらは、太陽の光に当たるとしなしなっとなり、
太陽がしずみ、涼しくなると、シャキッとなります。
シャキッとしたにらを出荷するために、早朝の作業になります。
収穫した後は、出荷に向けて調整作業を行います。
1株5本の葉がついていて、
たくさん太陽の光を浴びた外側の2本と、
元気がない葉を取り除いていきます。
この葉を取り除く作業が、大変とのことです。
というのも、にらは30から40株ほどをまとめて植えていて、
一度に1列50M分収穫するので、大量のにらの調整作業になるそうです。
無事、作業が終わったにらは、県内だけでなく、石川、岐阜、愛知、大阪など県外の市場にも出荷されます。
そして、寺西さんにオススメのニラレシピを教えていただきました!
シンプルが一番!とのことで、
にらと牛肉の塩コショウ炒めを作りました!
材料は、ニラ、牛肉(バラ肉)、料理酒、塩コショウのみです!
今回は、バラ肉を使いましたが、お好きな部位で作ってみてくださいね!
まず、使う分だけのニラを水洗いし、3センチほどにカットします。
そして、フライパンで牛肉を炒めます!
お肉が焼けたら、ニラをいれます。
このとき、少し料理酒を入れました!
にらにサッと火が通ったら、塩コショウを振り、
軽く炒めれば、完成です!
材料も調味料も少なく、簡単に手早くできますよ!
ニラの葉の太いので、痛めた後もシャキシャキ!
とっても甘くて、噛めば噛むほど口の中に甘みが広がりました。
生で食べたときは、甘みのあと辛味になりましたが、
熱を通したので、辛味が一切なく、全部甘みに変わっていてびっくりしました!
塩コショウのみのシンプルな味付けだからこそ、
ニラ本来のおいしさが楽しめます。
あとは、ニラ玉スープも作りました!
沸騰したお湯にニラを入れ、
和風の顆粒出汁とめんつゆで味付けし、
最後に溶き卵を入れて混ぜ、火を止めたら完成です~!
ニラをゆでても、甘かったです!
ふわとろの卵ともよく合います!
どちらも簡単にできますので、ぜひ作ってみてくださいね!
今まで、ニラというと脇役のイメージがありましたが、
アルギットにらは、葉が太くシャキシャキと食べ応えがあるので、
料理の主役になれる存在でした!
スーパーで売っていますので、
アルギットにらを味わってみてくださいね!