東京旅行!!
2007年7月16日
先日東京旅行に行ってきました!!
今回は行きたい美術展がいろいろありまして、1日で美術館巡りをしてきましたw
まずは上野にあります東京藝術大学大学美術館において開催中の「金刀比羅宮 書院の美」に足を運びました。
この展示では香川県琴平町にある金刀比羅宮には数多くの書画工芸品が伝来しているそうでして、金刀比羅宮の表書院および奥書院を飾る襖絵などが再現されています。
円山応挙や伊藤若冲、岸岱などの作品が展示されているのですが、何と言っても今回の作品展の看板や入場券にプリントされている円山応挙の重要文化財 表書院障壁画 「遊虎図」水呑み虎!これが見応え十分でして、画とは思えないような虎の毛質感、、重厚感、スケール感が圧巻でした。
また岸岱の「水辺柳樹白鷺図」はふすまいっぱいに柳が描かれ、室内にいながら自然を感じられるような不思議な空間が広がっていました。
この展示と同時開催している「芸大コレクション展 歌川広重 ≪名所江戸百景≫のすべて」がまた、見所満載でして。雨を線で描いた「大はしあたけの夕立」は、ゴッホに影響を与えた作品の1つとして有名ですが、その他にも雪の作品、夏の花火などもそうですが、季節感がいきいきと瑞々しく表現されていて非常に興味深く鑑賞できましたよ!!
この作品展は7月7日から9月9日まで開催中です。
そして、もう1つは東京渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代」にも行って来ました。
現在のベルギー北部にあたるフランドル地方では、17世紀には芸術文化が円熟期を迎え、今回の作品展ではその流行を支えたルーベンスとブリューゲルの作品などが展示されています。
かつて大学でヨーロッパ美術を専攻していたこともありまして、この時代の作品は非常に好きなのです。とりわけ「この作品が見たい!」というわけではなかったのですが、図像学の解釈を紐解くと絵画にいろんな秘密が隠されていまして、作品1つ1つを深く鑑賞できました。なんだか少し学生の頃に戻ったような気分になりましたw
この作品展は7月22日までということです。
どちらも見応え十分で大満足なのですが、1日で2箇所まわると、映画を立て続けに見た後のようななんとも言えない疲労感が…(^^;)今度は今回を踏まえて、うまく分散させて見に行こうかと思います(汗) 気持ちの上では非常にリフレッシュできてよかったです♪