大丈夫であるように。
2009年3月13日
*大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-
先日、フォルツァ総曲輪で
「大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-」を観てきました。
この作品は是枝裕和監督が
Coccoさんの全国ツアーと、
家族と暮らす沖縄での日常を記録したドキュメンタリーです。
まず映画を観て思ったのが、
「Coccoさんは心の底から歌で世の中を救おうとしている」
ということです。
沖縄での活動や全国ツアーを行う中で
さまざま人に出会い経験し、感じたことを歌にし、
ライブで披露しています。
例えば、沖縄の米軍基地の問題、
ひめゆりのおばあたち、
核再生処理施設のある青森県六ヶ所村、
大切な人の死など。
歌うその姿が、
常に本気で相手に対して届けようと、救おうとしているのが感じられて、
「何て愛と光に満ちた歌声なんだろう」
と、スクリーンに映し出されるその姿と歌声に涙していました。
家族や周囲のたくさんの人からの愛情を受けつつ、
悲しいことには素直に涙し、迷いながら苦しみながらも、
感じた思いを歌にして
聴く人を何倍もの愛情で包んでいるような、そんな感じがしました。
かつてのCoccoさんは
破滅的で「陰」の部分が感じられるのが魅力でもあったんですが、
今はご本人も作品の中で話してましたが
「陽」というか「生きたい」「光を見せたい」という
これまでとは全く違った次元で歌を歌っているような気もしました。
こういう「歌」を聴いたのは初めてかもしれないです。
「大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-」は
フォルツァ総曲輪で3月20日まで公開されていますよ!!!