番組のお知らせです。
2008年10月29日
*元気とやま情報スクエア
毎月最終金曜日に拡大版でお届けしているこの番組。
8月から10月までは3回シリーズで県内の文化施設をご紹介しています!
10月31日の放送では、富山県水墨美術館をピックアップします。
今回は、11月9日まで開催されている
企画展「細川家 700年 越中守伝来の名宝展」をメインに
施設自体や今後のイベントについてなどお話伺います。
実は私、富山県水墨美術館に訪れるのはこの日が初めて。
まず一歩敷地内に足を踏み入れると、
自然豊かで館内には広い中庭もあって、
すごくゆったりとした落ち着いた雰囲気の空間です。
企画展「細川家 700年 越中守伝来の名宝展」は、
越中守を歴任してきた細川家の700年を記念して、
細川家に伝わる美術品や歴史資料の数々を一堂に紹介しています。
かつて内閣総理大臣を務めた細川 護熙さんは
細川家の第18代当主です。
その細川家にとって重要な資料や、
細川家と関わりのあった宮本武蔵や赤穂義士に関する歴史資料など
越中守・細川家の歴史と魅力が展示されています。
赤穂義士に関しては、
細川越中守は、幕府の依頼を受け赤穂義士のうち
大石内蔵助ら17名を切腹までの間、預かったそうです。
切腹の様子や席順、切腹人と介錯人の名前や年齢までが
詳しく描かれた絵図「赤穂義士切腹之図」が展示してあります。
これを見た時は、
「まさに歴史を目の当たりにしている!!」その事実に感動しました。
あとは、江戸時代の画家・仙がいの作品が凄く印象的でした。
一見すると「こどものいたずら描き?(笑)」と思ってしまう
かわいらしい猫や大黒様が描かれているのですが、
禅の教えも作品に書き込まれていまして、
見た目のかわいらしさとのギャップに惹き込まれました。
さて、
企画展「細川家 700年 越中守伝来の名宝展」
会期は10月3日から11月9日までです。
11月7日と8日は19時まで開館時間を延長するということです。
また7日には学芸員の方による解説も予定されています。
「そもそも越中守って何?」「細川家と富山ってどう関わりがあるの?」など、
疑問を持ったそこのあなた!!
答えは企画展にありますので、どうぞ富山県水墨美術館へお出かけ下さい。
http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/gra_in.htm
放送時間は10月31日金曜日、
10:50からと17:30からの合わせて2回です。
どうぞお聞き下さい!!