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MAY

2010年5月17日

まずは先月の答え合わせから。

結局田植えはできませんでした。田植えの日と仕事がバッティングしてしまって、田植えをしている様子は見ましたが、自分ではやれませんでした。えんえんえん…。

そういえば、田上、あ、もとい、田植えで思い出したことがありました。

「棚田オーナー制度」というものが昔話題になりました。山間部の棚田をある程度の大きさに区切って、都会の方々に1年間オーナーになっていただいて、田植えと稲刈りを体験していただき、取れたお米や地元の特産品がもらえるというものでした。現在も続いていまして、そろそろ田植えが行われるそうです。

この棚田オーナー制度に、富山県内でいち早く取り組んだのが、氷見市長坂地区でした。ここは、国道160号線を能登方面へひたすら走り、「女良」という地区から山手へ向かったところにあります。棚田のある場所に立つと、富山湾越しの立山連峰がきれいに見える、景色のよいところです。

ここで棚田のオーナー制度がはじまったのは、今から11年前の1999年。地元の人たちと全国からのオーナーたちとの地域交流と棚田の保全を目的にスタートしました。当時、県内のあちこちを取材していて、田んぼの中で育った私には、ぴったりの取材対象でした。

このオーナー制度を始めたいきさつなどについて、当時の地区の代表の方にお話を伺い、田植えの日の取材には、オーナーへのインタビューでは物足りず、自ら田んぼに入って田植えをし(手で植えるものです)、稲刈りの時も取材&お手伝いをし、さらに、当時の氷見市役所の担当の方と酒を酌み交わし、一般のオーナー並み、いやそれ以上でしょうか、どっぷり棚田につかっていました。

あれから10年以上経ちましたが、長坂のみなさんは、お元気でしょうか。週末、ちょっと足を延ばして長坂に行ってみると、にぎやかな声と、泥にまみれた人がたくさん待っているかも、しれません。

takanobu827 5:18 pm