「頼成工務店 富山と暮らす」2014年5月23日放送分
2014年5月23日
今月は富山市にある中田ひでかずさんのお宅を紹介していますが、4週目となる今回がしめくくりです。ひでかずさんの奥様のひふみさん、お母さまのれいこさんにも、これまで2度にわたるリフォームについて振り返っていただきました。
中田さんのお宅は純和風の造りで、とっても落ち着くことができる、そんな佇まいだったんでんですが、漆を塗って仕上げた居間の天井面が、緩やかなカーブを描くように貼られていたりして、ひとつひとつの造作(ぞうさく)に、当時の職人さんたちの高い技術を見てとることができました。
天井、柱、建具など、かつてはずいぶんと漆塗りが好まれて使われたようですが、改めて大工さんたちの技を結集して建てられたお宅を見ると、とっても風情があっていいものだなぁと感じました。そんな心の和む中田さんのお宅なんですが、今回のインタビューではご家族のみなさんに「新たに手を加えたいところがあるとすればどんなところですか?」という質問を投げかけてみました。
取材をさせていただいた中田さんのお宅のご主人と、頼成工務店の安田社長は、親戚の間柄ということもあって会話が弾んでいましたが、「あと20年は問題なくこの家に住めますよ」というのは、冗談ではなくて、きっとそのとおりなんだろうと思います。それくらい大工さんたちの技は確かで、その手によって建てられた家は頑強です。しっかりしたお宅をベースにしながら、水回りなどを、必要な個所をリフォームしていらっしゃるのが中田さんのお宅です。全面改築もやりかたとしてはあったのでしょうが、長持ちしてずっと使える部分は、大事に使ってそれを大切に守ってあげる。これも賢い暮らし方だと思います。もしみなさんが家づくりを決断される機会には、新築するのか、リフォームするのか、予算的なことだけでなく、それぞれの暮らし方に照らし合わせてそのあたりをじっくりと考えてみてください。
それでは中田さんの事例から学ぶ、いい家作りをするための鉄則です。
「ゴロンと長くなる、なごうなる。〝なごなる〟ことができる住まいが一番」
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