よっしゃ!
2008年11月25日
やりましたね〜、日曜日。
カターレ富山は、MIOびわこ草津を2-1で破ってJ2昇格ラインの4位以内が確定。また、富山グラウジーズは、ライジング福岡を91-77で破って、今シーズンホームゲーム初勝利。用事があってどっちも見にいけなかった…。グスン。
ま、でも、そのときの気持ちは、今週末の「スポーツ・オブ・ザ・ウィーク」で紹介する予定なので、どうぞお楽しみに。
今日は、グラウジーズの取材に行ってきましたが、福島ヘッドコーチは、「危機感」という言葉をよく使われました。日曜日の試合に勝ちはしましたが、そこで満足してはいけない。シーズン通して勝つチームであるためには、プレーオフに出るチームであるためには、今のプレーではあまりにもブースターや支えていただいている人たちに失礼ではないかと。
先週末のライジング福岡戦、ターンオーバーが多すぎる、とヘッドコーチは話していました(ターンオーバーとは、シュートすることなく、相手サイドにボールを渡してしまうこと。パスミスや、サイドにボールを出してしまうこともこれに当てはまるかと思います。)。ターンオーバーが多いと、せっかくの得点のチャンスをつぶすだけでなく、相手に得点のチャンスを与えてしまうことになります。相手にどうぞ点取りに来てね、といってるようなものです。ドリブルやパスなど、1つ1つの基本的なプレーが雑になると、こういったケースになりやすいです。40分の時間で効率よく多くの点を取るためには、避けなくてはいけないことです。
翻って考えると、ターンオーバーを少なくするためには、1つ1つのプレーを確実に進めることが大切です。試合だけでなく、練習の段階から、1つのパス、1つのシュートも丁寧に決めていかなくてはいけないわけです。ということは…、ヘッドコーチの「危機感」の意味がわかってきました。
さらに解釈を広げると、今年の富山のスポーツは、サンダーバーズがBCリーグチャンピオンを決め、カターレがJ昇格をほぼ確実にしました。グラウジーズだけ沈んでいるわけにはいかないのです。この流れに乗って、グラウジーズも決めなくてはいけないのです。グラウジーズが決めれば、来シーズンのカターレやサンダーバーズはいい流れでゲームを進めていけるのです。「危機感」だけでなく、プレッシャーもあります。カターレやサンダーバーズの選手たちはそれを乗り越えて勝ちました。こんどは、グラウジーズの番です。先週末の試合では、観客の「よっしゃ!」の声がとても印象に残りました。これからもっと多くの人たちに、たくさんの「よっしゃ!」を与えてほしいです。