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5月17日 gra書

2011年5月17日

先週は、横の線を書きました。今週は、縦の線と、はらいを書きます。
まず、縦の線です。
先週もお話しましたが、筆で文字を書くときは、3つの動きで行います。1つ目は「起筆(きひつ)」、起きる筆と書きます。2つ目は「送筆(そうひつ)」、送る筆と書きます。もう1つは「終筆(しゅうひつ)」、終わる筆と書きます。この3つです。
まず「きひつ」、軽く筆で点を打つように紙の上にのせますが、横の線の時よりも少し強く点を打つように筆を乗せてください。縦の線を書くときは、横の線を書くときよりも腕や肩の動きが大きくなりますので、線がぶれないようにするために、最初の部分をしっかりさせる必要があります。縦の線を書く前のエネルギーを充てんすると考えてもいいでしょう。
次に「そうひつ」です。紙の上に筆を乗せて、その状態をキープしながら線を書くわけですが、決して筆を寝かせないように、立てた状態で書いてください。また、書くスピードが速すぎても遅すぎても線がフラフラする恐れがあるので、ご自分なりにまっすぐにかけるスピードで書いてみてください。
そして、「しゅうひつ」、線の書き終わりです。線の終わりのところまできたら、そこで筆の動きを止めて、軽く押さえでから筆を上げます。押さえるときは、下から上に、筆の動きを戻すようなイメージで押さえると、線が整います。下で押さえると、線のしっぽの部分にこぶのような形が残ってしまりがなくなるので、押さえるときは、上を意識してください。

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 続いては、はらいです。はらいは、左はらいと右はらいがります。
 左はらいは、軽く点を打つように筆を紙の上に載せて、左斜め45度の方向に筆を動かします。そして、最後は筆先をそろえるような感じで線を整えてはらい終わります。

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 右はらいは、やはり軽く点を打つように筆を載せて、右斜め45度の方向に徐々に線を太くしながら筆を動かします。線の太さがある程度太くなった部分でいったん筆を止めて、そこから、筆先をそろえるようなイメージで右へ線を整えるようにして払い終わります。
 右はらいは少し難しいかもしれませんが、徐々に線を太くする加減がわかると、綺麗なはらいができると思いますので、少しずつやってみてください。
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 今日は、縦の線、左はらい、右はらいを書いてみました。

 

takanobu827 9:31 am