サイクリング沼3
2022年6月7日
以前このブログで、
「JR城端線と氷見線では、電車に乗る際に自転車を入れる「輪行バック」を無料で貸し出しているということです。
なので、海の近くにお住まいの方、この「輪行バック」を借りて南砺市に来て、
山から海に向かって自転車で下って家に帰るという、ちょっとしたツアーも楽しんでみてはいかがでしょうか?
と紹介しましたが、
自分でやってみました。
ここで、輪行(りんこう)バッグを借ります。
借りる際には、案内所で申込書に記入しました。
無料で借りられるのですが、
スタッフの方に聞いたところ、高岡で借りたのは、
私が2人目だったそうです。
これまで何人となく自転車に乗る人を見ましたが、
ここまでされた方がそんなにいなかったとは…。
上の写真の左下にあるポシェットのようなものが、
輪行バッグです。
中を空けると、自転車本体を入れる大きなバッグと、
前輪を入れる小さいバッグが入っています。
まず前輪を外して、車輪だけを入れます。
そのあと、自転車本体を大きなバッグに入れて、
そこに、前輪も一緒に入れます。
こんな感じ。
ですが、そもそも自転車本体がそこそこ長いので、
担ぐとけっこう大きいです。
これを担いで、城端線に乗り込み、向かったのが、
JR城端駅。
駅のそばにある観光案内所は、「なんチャリステーション」にもなっていて、
空気入れや工具などを借りることもできます。
詳細は、こちら。
さあ、いよいよ城端から高岡へ下るぞ!
と意気込んだのですが、
ここでトラブル発生!!
「自転車の前輪の付け方を、忘れた!!!!!」
高岡駅でいとも簡単に外した前輪を、どうやってつけるのか、
忘れてしまいました。
もう自分の中でパニックになって、あれこれやってみるものの、
ぜんぜんダメ!
仕方なく、観光案内所へ行って、工具と空気入れを借りて、
とにかく復旧させなくてはと、汗をかきながら悪戦苦闘。
前輪がつかないと家に帰れないですからね、必死でした。
しまいには、開かなくてもいい部分を開いて細かい部品がこぼれて
さらに大慌て。
何度近くの自転車屋さんにヘルプを求めようと思ったか…。
そんなこんなで悪戦苦闘すること40分。
無事に前輪が付きました。
前輪がつかなくてそのまま城端から高岡に帰るわけにはいかなかったので、
ひとまずよかった…。
40分のロスを取り戻さなくてはと、
こいでこいでこいでいきました。
南砺市城端の駅前から、井口を突っ切る県道を走って井波の瑞泉寺の近くを通り、
庄川の道の駅の前を走って庄川の川べりに抜けました。
城端から井口、井波の県道は、アップダウンがいくつもあったので、
思ったより進みずらかったです。
こまめにギアを変えて負担にならないように走らないとと感じました。
庄川までくると、ある程度平たんになるので、ここはラクでした。
私が走った日は日曜日で、庄川観光祭の開催日でした。
庄川観光祭が行われる日の日中は、露店がずらっと並んでいて、
地元の方たちでにぎわっていました。
ちょっと足を止めて何か食べたかったのですが、
何せ40分ロスしていたので、
そこは通過して川べりへ。
庄川からずっと砺波、戸出、大門と、
川べりはサイクリングロードが整備されているので、
これに沿ってひたすら下っていきました。
が、
この日は、向かい風。
遮るものない川べりで、真正面から風を受けたので、
「ううう、しんどい…」
あんまり余裕はなかったです。
もうちょっと風が弱かったら、
「風を受けて気持ちいいです!」
と言えたのかもしれませんが、
なにせのぼり旗がやむことなく風を受けている状態だったので、
とにかく前に進むことを第一に考えていました。
サイクリングを楽しみに来たので、楽しんでいないぞ、おえ!!
庄川の川べりをすすむと、
左手に砺波市野球場、チューリップスタジアムが見えてきます。
昔はここで野球やってたなぁーと思いながらさらに進むと、
高岡法科大学のキャンパスが見え、
高岡市の戸出と中田を結ぶ中田橋に差し掛かります。
ここで、庄川を渡って、川の反対側からさらに下り、
南郷大橋で再度川を渡って、イオンモールのそばを走ります。
このあたりは、視界がかなり開けているのですが、
漕いでも漕いでも景色が大変わりしないので、
根気よく進んだほうがよさそうです。
そこからは自宅に向かってひた走りましたが、
イオンを過ぎたあたりから日差しが出てきて、
幾分走りやすくなりました。
なんだかんだで、
城端から、高岡の米島のあたりまでで
およそ2時間半でした。
まあ、そもそも輪行自体初めてでしたし、
城端から高岡までの時間予測はしていましたが、
前輪をつけるのに時間をかなりロスした精神的な焦りも含め、
まったく余裕がなかったので、
もうちょっと経験を積んでから再チャレンジしたほうがいいかな…
と感じました。