「頼成工務店 富山と暮らす」2014年3月14日放送分
2014年3月14日
今月ご出演いただいているのは富山市山田にある滝上勉さんのご家族です。
ご家族は3人で、奥様のまさこさん、お嬢さんのさやかさんと、リフォームをしたお宅で暮していらっしゃいます。
お宅がある場所は旧山田村。
もう少し行くと、牛岳温泉スキー場という場所ですから雪は富山市中心部よりもたくさん積ります。
リフォームする前のお宅は、いわゆる「枠の内」と呼ばれるスタイルで、風雪に耐えるために太い大黒柱と大きな梁が家を支えるという、古い造りのお宅だったそうです。
ひとつひとつのお部屋に、障子の引き戸や漆を塗って厚いガラスを入れた建具が入っているお宅と言いうと、だいたい想像していただけるのではないでしょうか。
こういうお宅はどっしりとしていて風格がある一方で、家の中心部に和室がかたまっているのでどうしても暗くなりがちです。
それから昔は外壁や床下に断熱材を入れることはありませんでしたから寒さはそうとうこたえたそうです。
特に家事をされる奥さまのまさこさんは、家を新しくする際はこの寒さをなんとかしたいと強くお感じでした。
そこで滝上家では、ご家族みなさんでまず問題点の洗い出しをされています。
寒さ対策、収納をもっと増やししたい、現代的な雰囲気を出したい・・・。
ご家族で話しあった内容は紙にびっしりと書き出してあって、それを見積もりと設計の段階で、この家を担当する頼成工務店の五十嵐さんに提出し、しっかりと打ち合わせをしたうえで実際の工事に取り掛かることになりました。
焼き色に染まった細い竹が並べてある格子の天井は、もともとの家で使っていた部材を流用されたそうですが、無垢のクリを使った床材と色合いも上下でうまく調和していました。
枠の内(わくのうち)の家独特の重厚さと風格とを活かしながら、まきストーブを置いたあたりは洋風にしてあって現代感覚もうまく取り入れてありました。
このあたりが設計の妙というところなんでしょう。
見た目にとどまらず、今のお宅は昔とはくらべものにならないくらい断熱性、機密性も高いので、とっても温かく快適でした。
リフォーム後の住まいに対する奥様のご満足も、なるほどなぁと、十分理解することができました。
それでは滝上さんの事例から学ぶ、いい家作りをするための鉄則です。
「 壁一面が本棚に。相談すれば、工務店の設計なら、きっとなんとかしてくれる 」
頼成工務店ではこのタイトルのように富山と楽しく暮らす、家と暮らしをテーマに仕事をしています。
今月末の30日に頼成工務店の原点ともいえるモデルハウス『木楽』にて暮らしを楽しむセミナーを開きます。
今回は食をテーマに気軽に誰でもできるお菓子作りを企画しています。お昼はできあがったものでティーパーティーはいかがですか。
気軽に声を掛け合って友人やお子様と参加されてはいかがでしょう。