「頼成工務店 富山と暮らす」2013年9月27日放送分
2013年9月27日
今月は富山市山田清水(やまだしょうず)にある吉田寛さんのお宅を紹介しています。
10年ほど前に建て直した現在のお宅で、息子さんご夫婦とお孫さん、ご家族4人で暮らしていらっしゃる吉田さん。
新築された際は建て直す前の純和風のスタイルを残しつつ、現代の生活になじむような手直しも加えていらっしゃいます。
「現代の生活になじむ」という点では家の大きさを小さくされたこともそのひとつでしょう。
古い家は、どこもそうなんでしょうが、お客さんを迎えるためのスペースが大きくとられています。
ところが実際の利用頻度は昔と比べたら極端に少なくなっているのが現状です。つまりあまり使わない部屋がたくさんあったわけです。
使わない一方で、お掃除などをして維持管理するのも大変なご苦労となっていて、新築の際にこういう場所をなくしていく方向で間取りの見直しをされています。ご職業が大工さんということもあって、ご主人の寛さんはご自身でこのあと最終仕上げをされる予定と伺っていますが、壁の色づかいなども職人さんならではの思い入れとこだわりをお持ちでした。
インタビューにでてきた「朱壁」、朱色の壁のことなんですが、安田社長に補足いただいたとおり、金沢ではこの赤い壁が古くからいろいろな建築に使われています。
武家屋敷に始まって、それが料亭へ、さらには町家へと広まっていきました。
そのなごりとして金沢の住宅の、特にお座敷には、この朱壁や群青の壁が使われることがあります。
ご主人の寛さんの思い描く和室のイメージはまさにそんな感じなんですが、息子さんご夫婦としては、壁の色に限らず、もっと洋風の雰囲気を取り入れたいという思いも少なからずあったようです。
でも、お子さんを含めて、完成したこの家がみなさん大好き。いつまでも大切に使いながら、ずっとこの家を守っていきたいとお話になっていました。
それでは吉田さんの事例から学ぶ、いい家作りをするための鉄則です。
「自分たちにとって一番の家を建てる、いい家だからこそ、子が、孫が、その家を受け継いでいく」
豊かな明日の暮らしを提案する頼成工務店、おかげさまで皆様方に支えられて創業55周年、とやまの木と向き合った暮らしを提案し始めてはや16年。
これからもお客様の幸せと健康で豊かなな暮らしのための良きパートナーとして、皆様と共に歩み続けます。
さて頼成工務店では暮らしを訪ねる家づくりセミナーを開催しています。
第4回目は砺波市安川のお宅で行います。
まもなく建築して丸8年となるお宅で家づくりのノウハウをお施主様を交えてお話ししましょう。
日時は10月6日 日曜日10時30分からです。
人数に制限がありますので詳しいことは頼成工務店までお問い合わせ下さい。
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