渋滞の高速を乗り越えて富士山ビジターセンターで開会式を行った後、昼食をはさんでいざ、樹海へ!!
樹海といいますと、「大丈夫?」と聞かれることが多いです。確かに、自殺の名所だったり、いったん迷うと方角がわからなくなったり、さまざまな説が流れています。が、国道や県道に通じる遊歩道の位置をしっかり把握しておけば、びっくりするほど怖いところではないようです。ただ、そういう俗説があって人があまり来ないのをいいことに、不法投棄がなされている現実もあります。その現実を映像にすると、
これです。いったん画面をクリックして、拡大して見てみてください。
たくさんの人が立っていて、その下にこんもりとしたものがあります。そのこんもりは全部ゴミです。粗大ごみが大半で、ベッドや洗濯機、冷蔵庫、テレビ、バスタブなどなど、家一軒をゴミにしたらこんながになりました、という具合です。しかも、かなり前、30年くらい前でしょうか、に捨てられたものなので、草や木の枝が絡みついて、ゴミを拾うというよりは、掘り出す、運び出す、といった表現が合うかと思います。遊歩道からちょっと崖になったところで、大人数で、埋まっているゴミを汗だくになりながら引っ張り出して運び出すなんて、ふだんの生活ではまずない行動です。それを2時間弱の間、真剣にやってしまうわけですから、中途半端な気持ちではなかなかできません。ゴミと戯れるくらいの覚悟で自分自身やりました。清掃活動中、どれだけ新鮮な空気が吸いたかったか…。
それらのゴミを運び出して、まとめると、このようになりました。
画面に映っているのは、ほんの一部です。今回は、2時間弱で5トンのゴミを運び出しました。でも、全部を運び出したわけではありません。あまりにも深いところに埋められているゴミ、大きすぎて、人間の力では運び出せないゴミ、時間の都合上、ひっぱりだせなかったゴミ、ありました。参加したリスナーの親子とともに、やるせなさを残しつつ、樹海を後にしました。
後で野口健さんに聞いたのですが、今回のゴミは、昔のゴミだから、救いがあったと。最近のゴミは、薬品系が多いので、目で見えるごみだけでなく、地中にしみ込んでいくゴミもあって厄介だと。いうことでした。不法投棄は犯罪です。夜暗い時に、こっそり捨てれば、誰もわからないし、大丈夫、というわけにはいきません。以前、富士山がゴミが多いので、世界自然遺産になれなかったという出来事がありました。これはもう、日本人のモラルの問題です。「レベル低っ!」とつい思ってしまいました。そう考えると、お祭りやイベントの後のゴミはどうでしょうか。ちゃんとゴミの集積所に捨てられているならわかりますが、なんでもないところにぽつんと置かれているゴミを見ると、「ムッ!」としませんか。ましてや、自分の地元でこういうケースに出くわすと、イライラ度はさらに高まる、かもしれません。
この続きはまた後日。
なお、「コスモ アースコンシャス アクト クリーンキャンペーン」のホームページには、さらに細かい内容が掲載されているので、そちらもご覧ください。奮闘する(ちょっと楽しんでいる)今井の写真も掲載されています。ちょっとびっくりするくらい…。