★☆★★☆★ 6月3日の 『キノコレ』 ★☆★★☆★
「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。
今週は、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん からオススメの雑誌をご紹介頂きます。
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夏のような暑さが続きますが如何お過ごしでしょうか。
今回は、そんな暑さを吹き飛ばす、ひんやりとしたミステリの大作、
東野圭吾『ラプラスの魔女』をご紹介します。
東野圭吾『ラプラスの魔女』
東野さんが、「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。
そしたらこんな作品ができました」と評する本作。
遠く離れた場所で起こった二つの事件と、
双方の場所で目撃された謎の少女が織りなす「空想科学ミステリ」です。
「空想科学」と銘打たれているか事もあり、
東野さんの作品としては、非常に「不思議」なお話になっていると感じました。
キーワードは、タイトルにもある「ラプラス」、
そして「推理」でも、「予想」でもなく「予測」というところでしょうか。
是非、また新しい境地を開拓した東野ワールドをお楽しみください。
当店、新刊台及び、文芸書コーナーで展開しています。
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2点目は、ミステリと言えば謎解き、謎解きと言えばパズルということで、一冊ご紹介します。
題して「アリスとキャロルのパズルランド」です。
「アリスとキャロルのパズルランド」
今年は、『不思議の国のアリス』刊行から、150年の節目の年ということで、
各出版社、様々なアリス本を刊行していますが、
その中でもちょっと毛色の違う一冊です。
本書は、題名の通り、パズルを解きながらアリスのストーリーを追いかける作品です。
が、私もこの本を紹介するに当たって初めて知ったのですが、
アリスの作者、ルイス・キャロルは数学者・数学の先生の顔も持っていたとの事。
そんな彼に敬意を表したパズルの数々は、一筋縄ではいかないものばかりです。
また、手に取って頂いた時に、目を引くのがその装丁と、挿絵の美しさです。
アリスのパズル本=子供向けと、侮るなかれ、是非大人の方に手にとって頂きたい書籍です。
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<紀伊國屋書店富山店のイベントのお知らせ>
北村森さんトークショー開催
6/14(日)北村森さんのトークショーを開催致します。
昨年の9月にもご来店頂き、トークショーを行っていただいた北村森さんに再びご来店頂きます。
今回は、書籍発刊記念ということで、
敏腕編集長としての北村森さんの顔が見られる・・・ということで、スタッフも今からわくわくしています。
6/14(日)14時より、Aカウンター横で、開催致しますので、
前回ご来店いただいた方も、初めての方もぜひご来店ください。
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紀伊国屋書店富山店
住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号: 076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00
HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/
※店休日 6月3日(本日です)
◎ 6月3日の放送は、ポッドキャストでもお聞きいただけます。
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