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2015/02/04 (水)
  • 2月4日のキノコレ

2月4日のキノコレ[【終了】grace]

★☆★★☆★ 2月4日の 『キノコレ』  ★☆★★☆★   


「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。


今週は、紀伊國屋書店富山店  橋本 裕司さん  からオススメの本をご紹介頂きます。


***


1月にいろいろと書籍の賞が発表されています。

1/15に 芥川賞、直木賞

1/21に 本屋大賞 こちらはノミネート作10作品発表

1/26に 弊社の キノベス発表 1位〜30位
      弊社の じんぶん大賞発表 1位〜30位

     (当企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」
      のジャンルに該当する書籍(文庫・新書も可)としております。)

などが発表になっております。

西 加奈子さんの直木賞受賞作 『サラバ』は本屋大賞にもノミネート、キノベスでも4位でした。
当店でも順調に売り上げを伸ばしております。
やはり何かの賞を受賞されると一気に売上が伸びますね。

今回はその『サラバ』をといいたいところですが既にラジオで紹介済みですので、
芥川賞受賞作の『九年前の祈り』小野正嗣さんの作品を紹介したと思います。

こちらの作品は各紙文芸時評で絶賛されております。


『九年前の祈り』出版社:講談社 著者:小野正嗣さん

本書は4編に分かれており、すべてが著者のご出身の大分を舞台に書かれております。

三十五になるシングルマザーのさなえは、
幼い息子の希敏をつれて海辺の小さな集落(大分)に戻ってきます。

希敏の父、カナダ人のフレデリックは希敏が一歳になる頃、
美しい顔立ちだけを息子に残し母子の前から姿を消してしまいました。

何かのスイッチが入ると引きちぎられたミミズのようにのたうちまわり大騒ぎする息子を持て余しながら、
東京で暮らしていましたが子どもを一人で育てる経済面、精神面の厳しさから実家に帰ることにします。

さなえは生まれ育った地元が「保守的な片田舎」と表しており
両親との軋轢も辛いことが続きますが、妹に励まされつつ頑張っていきます。

みっちゃん姉をはじめとする近所の女性たちの、
時にのんびり、時に辛辣なユーモアはさなえを包み込んだり、突き放したりします。

そんなときさなえが懐かしく思い出したのは、
九年前の「みっちゃん姉」の言葉でした──。

九年の時を経て重なり合う二人の女性の思い。
痛みと優しさに満ちた〈母と子〉の物語に考えさせられることがあるかと思います。


***


<フェア情報>

専門料理書フェア

2/16(月曜日)から3/15(日曜日)まで紀伊國屋書店富山店イベントコーナーにて
「文化の神髄は食に在り。専門料理書フェア」を開催いたします。

日本、西洋から製菓製パンの技術書で普段、店頭に置いていない書籍を中心に
プロの料理人の方から一般の方向けの読み物まで幅広く商品を取り揃えました。

柴田書店からは対象書籍をお買い上げで
「ファンヴィーノ ワインセラー」や「フードプロセッサー」、「ワンダーシェフ」
などが当たる読者プレゼントキャンペーンも実施。

見ているだけでも楽しめるフェアです。
皆様のお越しをお待ちいたしております。



<イベント情報>

読み聞かせ会開催

日時:2/8(日)15:00〜

児童書コーナーにて開催。

今回はカラスのパン屋さんを読みます。

その際、みなさんに『みんなが考えるパン』を描いてもらいたいと思っております。
描いていただいた中から何点か実際のパンになり、
3/21(土)フェリオ横のグランドプラザで行われるベーカリーマルシェの中で販売されます。
採用された方には素敵なプレゼントもご用意しております。
皆さま是非ご参加くださいませ。

2/28までイラストを描いていただけるコーナーを設置しておりますので
読み聞かせ会にご参加できない方も、是非イラストを描きに来てください。


 ***


紀伊国屋書店富山店  

住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F   
電話番号: 076-491-7031  
営業時間: 10:00〜20:00  

HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/

※店休日  2月4日(水)、18日(水)

◎ 2月4日の放送は、ポッドキャストでもお聞きいただけます。
 
 

【終了】grace


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