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2013/03/27 (水)
  • 3月27日のキノコレ

3月27日のキノコレ[【終了】grace]
 3月6日の 『キノコレ』     


「キノコレ」は、毎月・第1&
第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。


今週は、紀伊國屋書店富山店  白山善史(しらやま・よしふみ)さん  から、オススメの本をご紹介頂きます。


今回は、書籍を一点紹介いたします。


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 夢を売る男』 百田尚樹(ひゃくたなおき) 太田出版 2013年2月
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映画化される代表作『永遠の0(ゼロ)』、
今回の本屋大賞にノミネートされている『海賊とよばれた男』など、
ヒット作・話題作を出されている百田尚樹さん。

今年の2月に出版された最新書下ろしの作品です。

『永遠の0』は文庫化・コミック化され、映画化もされました。
文庫は2009年7月発売で、今でもコンスタントに売れ続けています。

著者について

「一作ごとにまったく異なるジャンルの作品を発表する異色作家として知られる。」

と書かれてあります。

青春スポーツ小説、時代小説、美容整形や多重人格を題材とした小説。
スズメバチの視点で書かれている小説もあります。

同じ人物が書いているとは思えないぐらいバラエティ豊かですが、
どの本も共通して、「読みやすくて面白い」と感じます。


今回紹介する作品は、書店員も関心を持たされる出版業界を舞台にした物語です。

自分の書いた本を出したい、出版したいと夢見る作家志望者
その夢を商売にする敏腕編集部長のお話です。
書店に本が並ぶ前段階のその裏事情がよく伝わってきます。

内容は帯にも書かれてありますが、
「猛毒注意!」「作家志望者は読んではいけない!」とブラックな感じで、

・小説を書く人間はたいてい頭がおかしい

・日本人、特に作家志望の人間は自己顕示欲が強い

・大手出版社でも小説を出しては赤字が出る現状

・有名な文学賞の受賞の裏事情

が描かれています。

敏腕編集部長の詐欺のような手際、でも問題を次々に解決していく手腕は
人の良し悪し、善悪の基準を超えて、面白く読み進めました。

『錨を上げよ(上・下巻)』の作田という登場人物が
主人公が所属する出版社の社長になっています。


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紀伊国屋書店富山店  


住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F   
電話番号: 076-491-7031  
営業時間: 10:00〜20:00  

HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/

※店休日 3月はありません。


◎3月27日の放送は、ポッドキャストでもお聞きいただけます!


【終了】grace


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